春になると、 でも暖かいことが多いと思うんだけど、
今日はまた冷たいですよね。
(公)動物愛護協会 神奈川県支部主催の講習会に参加してきました。
高齢犬・猫の年齢的な定義は、犬は大きさにより5~8才、猫は平均6才くらいだそうです。
我が家もこの定義によれば高齢に入っています。今はあまり感じていないけれど
心構えとして知っておくことはいいかなと思って行ってきました。
講師は荒井延明先生。
いつから高齢かは、以前から言われているとおりだけれど、
寿命となると、2002年 犬 11.9歳 猫 9.9歳
2011年 犬 13.9歳 猫 14.4歳
平均寿命 犬 純血種 11.3歳 雑種(MIX) 13.3歳 (2002年調べ)
猫 室内飼い 15.9歳 外に出る 12.1歳 (2011年調べ)
高齢になると、内分泌疾患、耳の疾患、筋骨格系疾患が増加。
特に腫瘍疾患(大型犬に多い)、循環器疾患(小型犬に多い)の発症率は3倍以上になる。
日々飼い主としてできることは・・・
1.散歩の様子をみる。 排泄回数、運動量、歩き方
2.立ち姿で足首の位置をみる。 低ければ筋力低下や関節の不良
3.毎日の体重チェック。 基礎代謝低下による体重増加傾向を把握
4.毎日ドライワイプ(*1)をする。 皮膚表面の感触、汚れやアレルゲンの除去
5.歯磨き(*2)の習慣。 口臭の変化、歯石予防(万病の元)
(*1)フローリングワイパー用のシートを使用するとよい。
(成分の流動パラフィンはペットに無害)
(*2)歯ブラシが使えないときは、ガーゼを5cm角または10cm角に切ったものを容器に
入れておき、1枚ずつ使い捨てにする。歯の裏までこすれない場合は、
ほほと密着する場所の歯の表面をこすってあげるとよい。
高齢ペットには、酸化防止を考えたサプリメントを検討する。
人用のものを使う場合は、体重に合わせて加減する。
介護が必要になったときには人の介護とほぼ同様だけれど、事故防止のために
部屋の角や隙間の空間をふさいでおく。
ペットロスにならないために・・
典型的な悲嘆の反応をあらかじめ知っておき、理解しておくことが大切。
*マイクロチップについて
マイクロチップは個体識別に有効だけれど、CTやMRIを撮らなきゃいけない場合は
チップの金属が反応して撮像に支障をきたす場合があるので、そのときには必ず
獣医さんに申告してくださいとのことでした。
だから、いれないというのはナンセンスですともおっしゃっていました。
我が家の子たちもシニアとはいえ、まだ「年取ったなぁ。」って感じはしないけれど、
なるべく長く元気でいられるように食事に気をつけて、ちいさな変化を見過ごさないように
していこうと思いました。