自分の身体と向き合う

心身にストレスを抱えている介護士さんへ

睡眠障害も。介護士が陥りやすい病気は?

2023-04-20 05:56:02 | 腰痛

介護士の仕事は体力を使うだけでなく、細やかな配慮も必要となるので精神的にも疲労が溜まります。これらの理由をもとに、介護士が陥りやすい疾病を挙げてみましょう。

まずは腰痛。長年続けていても、腰痛が悪化して介護の仕事から離脱してしまうことも少なくありません。介護士はどうしても同じ姿勢でいる時間が多かったり、無理な姿勢で重たいものを持ったり、利用者を支え続けたりという場面が多いです。腰痛対策として、本来であればボディメカニクスを考慮した利用者サポートを行うべきです。しかし、時間に追われて忙しい介護の現場では、どうしても腰のことまで気にしてケアしている場合ではないことも多いのではないでしょうか。腰痛は急に悪化することもあります。忙しくても、少し腰のことも気にしながらケアできるような職場環境が望まれますね。

介護士には燃え尽き症候群も多いです。自分の思う職場と違っていたり、利用者を優先しすぎてしまい自分を抑え込み過ぎてしまうや給与が思っていたよりも低いことなどで生じてしまいます。仕事とプライベートをはっきり区別させて、上手にストレス発散や気分転換をしていくことが大切です。

もうひとつ深刻なのが睡眠障害。夜勤をこなしている介護士の場合、睡眠障害に陥る人も多いのが現状です。日勤と夜勤が不規則に入り込んだシフトとなることが多く、そうなると体内リズムが乱れてしまい、寝たいのになかなか寝付けない、寝ても途中で何回も起きてしまう、ということが起きてしまうのです。夜勤後に陽の光をあまり浴びないようにしたり、仮眠をとる時間を考慮して対策をとっていく必要があります。


介護士に多い睡眠障害、睡眠を妨げる要因は?

2023-03-24 05:56:02 | 睡眠障害

夜勤が終わった後の介護士はゆっくり身体を休ませるために睡眠をとることが大切となります。しかし眠りを妨げる要因があると寝付きが邪魔されて睡眠を上手に取れなくなり、睡眠障害を起こしてしまうことも。どのような事柄が眠りを妨げるのでしょうか。

まずは陽の光です。夜勤後は陽を浴びて帰宅し、陽の高いうちに寝なくてはいけません。しかし、陽の光を浴びてしまうと体内時計がまた朝に戻ってしまうので、身体は活動しようとしてしまうのです。夜勤後に寝ることを考えるならサングラスをかけたり、帽子を被り目に入る日光の量を減らしましょう。部屋にも遮光カーテンをつけるとより効果的です。

仮眠の取りすぎも眠りを妨げてしまいます。夜勤明けの仮眠は午前中までにとどめ、それ以降は昼間活動するのと同じように過ごし、同じ時間に入眠するのがおすすめ。ここで寝てしまうと、さらに昼夜逆転が助長されてしまいます。寝る前のスマホによるブルーライトも、知らず知らずのうちに脳を興奮状態にしてしまっていて眠りの妨げになっています。

アルコールは少量であれば寝付きが良くなります。GABAの働きを活性化し、入眠を促し、さらにはリラックス効果ももたらします。しかし、過度な量になってしまうと深い睡眠を妨げたり、また利尿作用があるので中途覚醒の原因にもなります。同じ理由で、夕方以降のカフェインも避けた方がいいでしょう。寝る前の激しい運動も脳が興奮してしまいますし、深部体温が上がってしまうため、寝付くまでに時間がかかってしまいます。【こちらのサイトも参考にしてみては?⇒https://介護士の睡眠障害.com/