そもそもこの名古屋っていう土地は、味付けが濃いめです。
その昔、織田信長が安土に京の料理人を招いて料理を作らせた時の事。 一口食べて「マズいっ! こんな下手な料理人は殺してしまえ!!」
慌てた料理人はもう一度作らせてくれと懇願し、再チャレンジ。
作り直した料理を食べた信長は、今度は「美味い、美味い」と大喜びで完食したそうです。
のちにこの料理人が仲間に「信長は尾張の田舎者だから京の薄味がわからない。そこで2度目には思い切り味付けを濃くしてやったらウマいウマいと食べおったわ」と嘲り笑った、なんて話があります。
まあ、これが史実かどうかはちょいと疑問があるようですが、ただ名古屋の味の嗜好をよく表している逸話ですね。
わたくしも実は濃い味好みでして。
時々、「〇〇の塩焼き」なんて料理を頼んだりしたのにぜ~んぜん塩の味がしなかったりすると、カチンときます。
カラアゲなんかでも、鳥の味以外何の味もしないというやつに当たると、カチンときます。
うどんやそばも、おつゆはやっぱり濃い茶色であって欲しいし。
昨今は健康志向だかなんだか知りませんが、やたらと「塩分控えめ」というのがもてはやされていて、ホントに困ります。
ハッピーターンなんかも、昔はもっと鬼のように塩がついていたのに、最近たまに買ってみるとな~んか中途半端な感じになっちゃってるしねえ。
健康に良いからといって、美味しくなくなったら本末転倒じゃないか、と思うんだけどな。
さてそんな中。
最近わたくしがハマっているもの。
特別有名でも何でもないおせんべなんですけど。 薬局のレジ横になにげなく積んであるようなシロモノなんですけど。
「やみつきの旨塩味」という表記に釣られて買ってみたら・・・・
マジで美味しい。
おせんべい自体もさることながら、塩の付き具合がハンパない。
最近のお菓子にしては奇跡なくらい、「これでもか!」と塩がまぶしてあるんです。
まさにやみつきです。 いまや、我が家には切らすことなく常備されてます。
こういう無名のお菓子って、普段見向きもしないんですけどねえ。 このおせんべいはスマッシュヒットでした。
やっぱりねえ、「塩味」というからには、このくらいムキになって塩をまぶして欲しいものですよ。
まあ、こういう話をすると、「でも健康にも気をつけないといけないから、ある程度控えた方が・・・」みたいな事をね。 ご親切に言って下さる方もいらっしゃるとは思うんですが。
でもさ。
「あんまり美味しくないなあ・・・」と我慢する食生活で長生きするより、美味しいと感じるものを食べて幸せな毎日を送りたいのよ、あたしゃ。
最新の画像もっと見る
最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事