少し前から、「伊勢神宮に行きませんか?」とお誘いを受けておりまして。 だったらあまり暑くなる前に行っておこうじゃないの、という事で、本日はシエロさん・イッチー・メロンちゃん・YUMIそしてわたくしという、昨年伝説の福井旅行を敢行した悪ガキ5人組が、式年遷宮で賑わうお伊勢さんへと行ってまいりました。
ま、今回は車を避けて、のんびり近鉄特急の旅でしたし、畏れ多くも伊勢神宮という神聖な場所をお尋ねするわけですから、先回のようなお笑い珍道中ではありませんでしたけどね。
名古屋から列車に揺られて1時間半ほどで伊勢市駅に着きます。 列車で来ると意外に近いんですね、お伊勢さん。
さて、神社を詣でるとなれば、もうこれはわたくしの得意とする分野であります。 いきなり内宮へドンと押しかけて、おかげ横丁で食べ歩きをしてハイサヨウナラ、なんて素人チックな参詣をするはずはありません。
伊勢市駅を降りて、まず我々がゾロゾロと向かったのは徒歩5分程度のところにある「月夜見宮(つくよみのみや)」。
伊勢には、内宮・外宮の外にいくつか「別宮」というのがあるんですが、ここはその一つ。 伊勢神宮の主祭神である天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神である月讀命(つくよみのみこと)が祀られている別宮です。 天照大神が太陽の神なら、月讀命は月・すなわち夜を司る神。 このお二人で対をなすというところなんでしょうかね。 なので、アマテラスにお参りする前に、弟神にご挨拶をしようという事であります。
ここはさすがに参拝する人も少なく、静かで厳かな佇まいのとても良い雰囲気の場所でした。 想像していたよりも大規模で、ドスンと貫録のある、強さを感じさせる神社でした。
で、そこからまっすぐに外宮へ。
相変わらずピリッとした雰囲気を醸し出す境内を歩き、無事に参拝を済ませて。
外宮参りが終わったら、一目散に内宮に行かないとダメです。 途中寄り道をしたり、食事をとったりしてはいけない・・・とわたくしは思っております。
なので、すぐさまタクシーを拾って、内宮へ。
さすが式年遷宮でブームとなっており、しかも日曜日という事で参拝客もかなり多く。 境内には数多くの摂社がありますが、全部回るのも大変そうだったので、ポイントとなる幾つかの摂社を回ってまいりました。 これで、一応伊勢神宮の参拝は終了。
さて、そのあとはお楽しみのおかげ横丁だ!!と盛り上がっている4人には大変恐縮ではありますが。
わたくしとしてはそれに時間を割くくらいなら、と・・・ 出ました、ここで恒例の「伯爵散歩」のお時間です(ナンジャソリャ)。
いや、だってさ、折角伊勢まで来たんだから、おかげ横丁で飲んだり喰ったりしたい!っていうのはすこぶる道理でありますし、そういう皆さんのお楽しみを奪うような事をしちゃよくないですからね。 なので、4人と離れて、今回もここでわたくしは独り別行動タイムにさせていただいて。
どこへ行ったかと言うと、おかげ横丁から2Kmほど離れたところにある別宮「月讀宮」へとブラブラ向かったのでありました。
あれ?さっき外宮の前にそんなようなところに行かなかった?と今思ったあなたは、エラい!!
そうなんです。 最初に参拝した「月夜見宮」と、今わたくしがトコトコ向かっている「月讀宮」というのは、字こそ違いますが同じご祭神を祭ってあるんです。 じゃあ、なんで二か所もあるの?と言われると・・・う~ん、そこまではちょっとわかりません。
ブラブラ歩いても15分~20分程度で着きますので、思ったよりも近かったです。
古事記を御存じの方なら、イザナギ・イザナミという名前には覚えがあるのではないかと思いますが、このイザナギが生み出したのがアマテラス・ツクヨミ・スサノオの3兄弟になるわけね。
で、この月讀宮には・・・
月讀命とあわせて、イザナギ宮、イザナミ宮が並んで建っておりまして、これが実に壮観です。 ちょいと感動しました。 いやあ、これはひとりでお参りに来てよかった!と静かに盛り上がり。
大変満足して再びトコトコと伊勢神宮方面へと戻っていったのでありました。
あ、そうそう、今回、内宮・外宮はもちろん、別宮でも御朱印をいただいてきましたけどね。
しかし、いわゆる神宮系の御朱印って、恐ろしくシンプルでありましてねえ。
内宮と、月讀宮の御朱印なんですが、ご覧のとおり日付と印だけ。
愛想がない、といえばないですし、格調高い、といえばそうなんですが。 個人的には何か寂しい気がしないでもないんだけどな。
すべてこのパターンですので、もういちいちご紹介はいたしません。
さて。
月讀宮を後にしまして。
おかげ横丁まで戻ってみると、他の4人は食べ歩きをまだまだ全力で満喫中でした 。
まだ飲み足りない、喰い足りないという感じはヒシヒシと感じたものの、どうしてももう1か所お尋ねしたいところがありましたので、早々に切り上げていただいて。
最後に5人そろってお尋ねしましたのは・・・
おかげ横丁を抜けるとすぐにある「猿田彦神社」。
猿田彦というのは、アマテラスが降臨した際にその道案内をした神様でありまして、みちひらき・事始めの神として崇められております。 その奥様は天鈿女命という、芸能の神様。
そうなんです、ここはわが事務所 office Adagio 開業の時にお世話になった、鈴鹿市の椿大神社と同じ祭神を持つ神社なんです。 なので、ここにはどうしてもご挨拶しとかないとね。
ここの参拝を持って、本日の全スケジュールを終了。
いやあ、よく歩きました。 しかも、この何ともシブい回り方!! まさに、伊勢満喫でありました。
そのあとは、再び近鉄電車に揺られて名古屋まで帰ってきて、みんなで焼き肉をたらふく食べて、心もおなかも満腹になって、解散。
なんだか、メチャクチャ充実した一日でした。
そして、「伊勢神宮へ行ってきました」という記事であるにもかかわらず、伊勢神宮の写真もおかげ横丁の写真も一切載っていないという今日のこの記事。
う~ん、シブいじゃないか・・・
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