言葉の妙

　普段ごく普通に使ってる言葉なんだけど、よ～く考えてみたらちょっとおかしい言葉ってありますよね。

　たとえば。

　「靴下」

　あれってさ、靴の底にへばりついてるなんて事はないじゃないですか。　底にへばりついてるんなら「靴下」でも良いと思うんですよ、靴の下にあるから。
　でも、靴下が存在するのって、靴の下じゃなくて靴の中でしょ？

　そう考えると・・・・　あれは正確には 「靴中」 ではないのか、と・・・・。　

　「いやーーん、その靴中カワイイ！」とか言ったらさ、ああ、靴の中のものを褒めてるんだな、とわかりやすくない？？


　あとね、もっとわからないのが　

　「薄力粉」　。

　いや、薄力粉単体ならおかしくないんですけど、お仲間の「強力粉」「中力粉」と並べてみると・・・ホラホラ、違和感あるでしょ？？
　「強」「中」と来たなら、あれは絶対に 「弱力粉」 じゃないの？？ 　ひとつだけ「薄」っておかしいよ、やっぱり。

　だって掃除機の強さ表示に「強」「中」「薄」って書いてあったら「はあ！？」って思うじゃないですか。
　だから「弱力粉」が正解だと思うんですよ、わたくし。　最初に「薄力粉」と命名した人に、事の真意を問いたいものです。

　
　さらに。　良く考えたらちょっと変なのが

　「踏んだり蹴ったり」

　立て続けにひどい目に遭う例えでよく使われますよね。　

　でもよく考えてみてください。　踏んだり蹴ったりする事って、そんなに嫌な事か？？　
　そんな事言ったらサッカー選手なんかどうなるの？

　ま、たとえばですけど、　「（地雷を）踏んだり （手榴弾を)蹴ったり」だったら、そりゃあかなりなものですが。　ただこの言葉にそんなマニアックな語源があるとはちょっと思えない。

　次々にひどい目に遭うという事を言いたいんだったら、どちらかと言うと　「踏まれたり蹴られたり」の方がよくない？？

　「いや～～もう今日はさあ、朝から踏まれたり蹴られたりで大変だったよ～～」　ホラホラ、めちゃくちゃニュアンス伝わりません？？
　絶対こっちだと思うんだけどな～～～


　と、まあ・・・・

　ウラウラと暖かな午後に、そんなど～～～でもいい事をボ～～ッと考えているのざきさんでした。

　ちゃんちゃん。