上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

中山道69次を歩く (熊谷宿~新町宿)

2023年01月16日 | 街道を歩く




【4日目 武蔵国 埼玉県】 令和5年(2023)1月12日(木)晴れ
 宿場距離:熊谷宿---11.8km---深谷宿---11.0---本庄宿----8.9----新町宿 合計31.7km 
 歩行距離:熊谷駅~新町駅 39.8km(累計123.5km) 
 行  程:前橋駅5:31==6:36熊谷駅06:44----07:02高城神社07:15----07:21熊谷宿本陣跡碑07:25----07:27伊奈利神社07:27----10:09旧深谷宿 東常夜燈10:09----10:31深谷駅11:03-----12:43滝岡橋12:43----14:11仲町愛宕神社古墳14:11----14:17旧本庄市歴史民族資料館14:18----14:21旧本庄商業銀行煉瓦倉庫14:21----14:30金鑚神社14:34----16:08神流川古戦場跡の碑16:08----16:36新町駅16:53====17:36前橋駅

 本日は宿場間距離31.7km、歩行距離39.8kmで2割5分増し(日本橋・新町間2割6分増123.5/97.7=1.26)
 宿場間距離は長くなったが再開発等により目的物が見つけにくくなり道迷いもあった
 


 【熊谷駅6:44出 深谷宿まで11.8km 】
 


熊谷駅に着いたのは午前6時半、未だ夜明け前で駅前の熊谷次郎直像はピンぼけ



駅から国道17号筑波歩道橋が熊谷宿の起点らしい


熊谷市役所入口の信号奥に武蔵国大里郡の総鎮守高城神社

樹齢800年のケヤキ 狛亀

天保十二年(1841)建立の青銅製常夜燈


近くに熊谷の名前が着いたお寺浄土宗蓮生山熊谷寺がある
読み方は、「くまがやじ」では無く「ゆうこくじ」だ。難しい
未だ朝早いので門は閉まっていた




その先、中山道は八木橋デパートの敷地内を通っていた
デパートの出入口に中山道を示す石標柱がある



暫く国道17号うを進むが国道沿いに熊谷警察署の建築物が眼をひく



旧道は熊谷警察署先で国道17号離れ右手に新島の一里塚(日本橋より17里)がある
樹齢800年のケヤキとあり上を向いて歩いていたが見逃して新照寺まで行ってしまった
それもそのはず、戻って見るとケヤキは枯死し伐採されていた




一里塚の反対側に魔多利神(またりしん)石塔が祀られている、明治25年(1892)の建立
天台宗の阿弥陀経及び念仏の守護神



魔多利神近くに
安永九年(1780)建立の忍藩十万石の領界石「従是南忍領」(埼玉県指定文化財史跡)がある
熊谷は忍藩領だったのだ



浄土宗松原院浄観山新照寺、山門前に青面金剛塔・地蔵・馬頭観音・牛頭天王塔等の石仏群


熊谷駅を出発して1時間50分、7.65km歩き国道17号を横断したところに不動尊
ここから本日の起点からの歩行距離を記録



不動堂を除いてみると不動明王と何かもう一体?



民家に食い込むように祀られている地蔵堂? (熊谷駅から8.2km)
このお地蔵様は座っている



熊谷市玉井団地 団地入口の玉のモニュメントがいかにもという感じ




観音堂(熊谷駅から8.9km)
観堂脇の祠内には三体の地蔵尊、庚申塔や正徳三年(1716)造立の青面金剛像庚申塔、五重塔などがある



JR高崎線の籠原駅近く明治天皇御小休所跡碑がある、ここは籠原立場で志がらき茶屋本陣あったそうだ
反対側に手入れの行き届いた地蔵堂



(熊谷駅から8.9km 2:30)
東方の一里塚(18里) 反対側に中に文化四年(1807)建立の馬頭観世音文字塔などが三基



赤鳥居が居並ぶ鬼林稲荷神社
このあたりから道(県道263号弁財深谷線)は道が狭くなり歩道が無くなが交通量は多い



庚申塔 左:青面金剛像 右:それらしい
熊野大神社鳥居(熊谷駅から12.3km 3:00)



木曽御嶽山遥拝所、境内には一心行者記念碑や石造物がある
御嶽神社と御嶽山遥拝所?




愛宕神社(熊谷駅から13.3km 3:10)
管理はされているようだが予算不足か社務所・地蔵堂など荒れている 
昭和十二年(1937)建立の芭蕉句碑「冬枯れや 世は一色の 風のおと」



深谷市原郷交差点 見返りの松




【深谷宿着10:10(熊谷駅から3:25) 本庄宿まで11.0km】


深谷宿常夜塔(熊谷駅から14.3km 3:25)



和洋折衷造りの大谷邸
江戸時代からの豪商で、昭和の大恐慌時に失業者救済の為に建てたという
桐生にも和洋折衷の洋館があったがこんな豪邸ではなかった



脇本陣跡の「きん藤(とう)旅館」 再開発のため建て替え中



レンガ卯建の旧商家



レンガ造りの深谷駅 渋沢栄一像



熊谷駅から17.3km 4:20、休まずに来た
お腹も空いたので駅前のモスバーガーでランチ(野菜バーガーセット790円)
モスバーガーは初めて入ったので勝手がわからず戸惑った
(マクドナルド、ケンタッキーは1~2度寄った記憶がある)



飯島印刷所が飯島本陣跡



銘酒七ツ梅の元蔵元 銘酒菊泉の蔵元滝澤酒造



深谷宿の京口にある天保十一年(1840)建立の常夜塔
高さ約4mは中山道筋最大級です。



常夜塔の向かいにある呑龍院、浄土宗の高僧祐天上人の石塔と子守地蔵



萱場稲荷神社 狛狐の表情が凛々しい



瀧宮神社、宿根村の総鎮守
明応五年(1496)大旱魃の時、この地を掘ったところ滝の如く水が湧き出たことに感謝して社殿を建立
当時の行けの深さは3m、広さは330m2だが今は枯れている



二十二夜塔
旧暦22日の月待の記念として、二十二夜講中によって造立された塔である。二十二夜講のほとんどは女人講、念仏講である。如意輪観音を本尊とするが、准胝観音を本尊とする地方もある。「二十二夜」「二十二夜念仏供養」などと刻まれた文字塔と如意輪観音の刻像塔があり、群馬と埼玉を中心に、宮城、福島、新潟、山梨、長野、岐阜、愛知にも分布する(ウイキペディア)



民家の庭先から街道を見守るお地蔵さん



曹洞宗普済寺参道口にある「武州榛名郡岡部」と刻まれた領界石
石仏石塔群



寶登山神社
埼玉県秩父郡長瀞町の宝登山にある神社で秩父三社のひとつ、火災除、盗難除、諸難除の守護神



左の国道17号に別れ右の旧道へ



雲雀塚
芭蕉句碑「原中や 物にもつかず なく雲雀」
句碑は国道17号を向いており旧道からは裏側が見える




島護産泰(しまもりさんたい)神社
榛沢郡の総鎮守で安産の神、底の抜けた柄杓が奉納されるが水屋には無かった



分岐点には馬頭尊と平成二十三建碑中山道古道について碑
ここを左に



(熊谷駅から22.3km 5:30)
この分岐の左にお休み処「まるや」がありここで休むつもりでいたが店がお休み



ここを右へ「GO DOWN NKASENDOU」の標識
外国人の街道歩きもいるのだろうか?



百庚申と八坂社、古墳供養塔
幕末の万延元年(1860)庚申の年に建立された庚申塔群



滝岡橋 京に向かい中山道で唯一赤城山が左に見える


滝岡橋は昭和三年(1928)竣工の鋼製八連橋で国登録有形文化財



無縁供養塔、嘉永五年(1852)の建立



右から二番目、はっきりしないが双体道祖神
(熊谷駅から25.4km 6:20)



牧西村の鎮守八幡大神社



子育地蔵尊、賽ノ神碑、庚申塔、青面金剛像等


青空に映える蝋梅



長屋門がある歯科医院



傍示堂と古峯神社 (熊谷駅から26.9km 6:40)
傍示堂は国境に建立されるもの、かつてはここが武州と上州の国境だったが、その後神流川が国境に


物騒な看板もあった



元小山川を新泉橋で渡り坂を登ると、右手段上に文化元年(1804)建立の庚申塔や宝暦十三年(1763)建立の馬頭観音像がある




【本庄宿着14:08(熊谷駅から7:28) 新町宿まで9.0km】


国道17号との交差点、右向こうに気になる丸い建物
隣の板金屋さんと繋がっているが「ゆ」の暖簾が出ていた
この辺りが深谷宿江戸口


7608
りそな銀行あたりが田村本陣跡
足利銀行あたりが内田本陣跡 と紹介されていた



蔵を利用した店舗



移設保存された田村本陣門(本庄市指定文化財)


旧本庄警察署(県指定文化財)



深谷のレンガを使用した明治二十九年(1896)築の旧本庄商業銀行煉瓦倉庫(国登録有形文化財)
今は町の駅として交流施設になっている
ここで休めばよかった日暮れも迫り先を急いだ



金鑚(かなさな)神社
宿の京(西)口に位置し、本庄の総鎮守


樹齢約400年で県指定文化財で御神木のクスノキ
隣に樹齢約400年市指定文化財のカヤノキ



中山道の道標


道標の向かいに古墳の上に建つ浅間神社









泪橋跡由来碑 庚申塔(15:07熊谷駅から33.3km 8:21)
「諸大名の参勤通行のたびに助郷の苦役を強いられた農民が嘆きのあまりこの橋のところで泪を流した」



道の左右対の様な庚申塔



薬師堂



金久保八幡神社(15:40熊谷駅から35.5km 8:54)
中を覗くと立派な天井画がある



贈正四位畑時能公首塚舊蹟碑



中山道の御当地解説版 



寛政十二年(1800)建立の庚申塔、文久二年(1862)建立の如意輪観音像等



御堂の傍らに一里塚跡碑(16:03熊谷駅から37.2km 9:17)
勝場の一里塚跡、江戸日本橋より二十三里目



国道17号旧道は通行止め神流川橋の見透灯篭は多くからしか見えない
ここから右に見える新い橋へ迂回する



【新町着16:03(熊谷駅から37.2km9:17) 倉賀野宿まで7.9km】


橋を渡り上州へ、ラスクのガトーフェスタハラダがある



復元された見透灯篭



八坂神社と芭蕉句碑
天保十年(1839)に建立した、芭蕉句碑「傘(からかさ)に おしわけ見たる 柳かな」
ここに柳の大木があったのでその柳に因んだ句



浄泉寺 
イチョウは高さ約25m、周囲約5.2m、推定樹齢四百年で高崎市指定文化財天然記念物



明治天皇行在所
明治天皇が行くと所、行く所碑が建設されたのだろうか?
行在所(あんざいしょ)読みが難しい、行脚(あんぎゃ)


近くに新町道路原標
本日ここまで




 初めてモスバーガーに寄ってみた
 若者の店と思ったが時間のせいか案外年寄り夫婦やサラリーマンがいた
 考えてみれば身近な店でも寄ったことのない店舗はいくつもある
 「旅の恥はかき捨て」ではないが、これも少しばかりの冒険です


 ↓そんな訳で 押していただくとたすかります





 地図


【1日目 武蔵国 東京都・埼玉県】 2023年1月4日(水)晴れ
 計画距離:日本橋---10.8km---板橋---9.3---蕨---4.7---浦和 合計24.8km 
 歩行距離:東京駅~日本橋~浦和駅 30.3km(累計30.3km) 
 行  程:前橋駅5:31==8:12東京駅--08:39日本橋--10:48ときわ食堂11:30----高岩寺(とげぬき地蔵)---12:09観明寺(板橋宿江戸口)12:14----12:27文殊院12:28----12:32ふれあい橋12:32----12:38縁切り榎12:38----13:10志村一里塚13:11---13:17清水坂13:17----14:19戸田の渡し跡14:27----15:05蕨宿15:14---15:25万寿屋15:50---15:50三学院---16:00蕨宿上木戸----16:20辻の一里塚----17:05調(つき)神社---17:16浦和駅17:25===19:23前橋駅 

【2日目 武蔵国 埼玉県】 令和5年(2023)1月5日(木)晴れ
 計画距離:浦和宿---6.1km---大宮宿---8.4---上尾宿---3.7---桶川宿 合計18.2km 
 歩行距離:浦和駅~桶川駅 25.7km(累計56.0km) 
 行  程:前橋駅5:31==7:26浦和駅07:32--09:26さいたま新都心駅09:32---10:44氷川神社10:44---11:30麺匠たかや----13:00順風満パン(宮原)----13:51下町愛宕神社13:52----14:07氷川鍬神社14:09----14:18遍照院14:20----15:10木戸跡15:11----15:31中山道宿場館15:31----15:51中山道宿場館15:51----15:58桶川稲荷神社15:59----16:08浄念寺16:08----16:13桶川駅16:25===18:00前橋駅 

【3日目 武蔵国 埼玉県】 令和5年(2023)1月6日(木)晴れ
 計画距離:桶川宿---8.3km---鴻巣宿---15.6---熊谷宿 合計23.9km 
 歩行距離:桶川駅~熊谷駅 27.7km(累計83.7km) 
 行  程:前橋駅5:31==7:01桶川駅07:09----浄念寺07:09----07:13中山道宿場館07:20----08:19多聞寺08:23----08:43東間浅間神社08:43----9:15珈琲館9:45----10:10鴻巣市産業観光館10:10----10:19鴻巣公園10:19----10:25勝願寺10:25----10:48鴻神社10:52-----11:00池元院11:02-----11:39箕田観音11:40----11:4台湾料理興福順12:10----12:23龍昌寺12:24----12:31箕田氷川八幡神社12:32----14:17権八地蔵14:19----16:0桶川駅16:21===17:36前橋駅 



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