上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

蓼科山(大河原峠から周回)

2015年05月25日 | 山2015
【山 名】蓼科山(長野県)
【日 程】平成27年5月23日(土)
【同 行】田
【天 候】晴
【ルート】前橋5:00==7:15大河原峠7:30----8:45将軍平---9:20蓼科山----9:55将軍平----10:55天寺平----11:40亀甲池----13:00北横岳----13:50大岳分岐----14:20天狗の路地----15:00双子池----15:50双子山----16:05大河原峠
【行 程】 L=12.6km +-1570m 行動時間8:35
【地 図】地図はこちら
【温 泉】立科温泉権現の湯


                        
 八ヶ岳はいくつかの火山が連なっているが、蓼科山については蓼科白樺高原観光協会のホームページに次のように書かれている

 「コニーデ型火山にトロイデ型火山が噴出してせり上がってできた二重式火山で、諏訪側から望む美しい円錐形の山容は「諏訪富士」とも形容されるほどです。岩塊に埋めつくされた山頂は円形で直径約100m。わずかに噴火口跡がくぼみ、火山であった名残りを感じさせます。くぼみには蓼科神社奥宮の石祠が祀られております。」

 今回のコースは、蓼科山とコニーデの外輪山を大河原峠から反時計回りに一周してきた。


 


 



 八ヶ岳には毎年のように出かけているが、もっぱら麦草峠以南の南八ヶ岳ばかりで前回蓼科山に登ったのは30年以上前であった様な気がする。
白樺高原方面からの登山者が多いせいか大河原峠ヒュッテは廃屋状態。
 ホームページには予約時営業と書かれていますが?


 



 このヒュッテ前を通り過ぎ、反時計回りのルート。
 出発地点がすでに2093mの峠、登山道には雪が残っており、快適な残雪山行が楽しめるかとの期待を持ちながらの出発。


 


 
 しかし、蓼科山は標高の割に森林限界が高く、山頂近くまでコメツガの深い林で見通しは効かずコメツガ林には草花も少ないため、あまり楽しい登りでは無かった。
 将軍平まで誰にも会わなかったが、御泉水方面からの登山者が多くいる様で外国人始め多数の登山者に出会った。
 蓼科山荘では簡易アイゼンの販売とレンタルをそれぞれ3千円、五百円でしており、山麓の別荘等からのハイカーには手頃かも知れない。



 



 ここで一息入れていいると、近くに野鳥の給餌台がありウソがきていた。
 ウソは自分の給餌場近くに居る自分たちが邪魔のようで、退けばかりにこちらをにらんでいるので早々退散した。


 



 将軍平から山頂へは急斜面で雪もあったが、ストックで慎重に登り降りした。


 



 



 
 将軍平を振り返る 遠くに浅間山



 
 蓼科山頂ヒュッテ



 
 山頂


 3739
 北アルプス方面



 珍しく風もなく穏やかな山頂。今日の行程を考えるとあまりゆっくりもしておられずすぐに下山した。
 将軍平から天寺平までの下りは、石ころだらけの沢を下る。わずかにミネザクラが咲いていたが他に花はまだ見られない。


 
 正面は北横岳


 天寺平は火口原の様で平で湿原もあるが笹に覆われているところが多い
 まれに、笹のないところもあるが、如何なる自然条件の違いなのだろうか?


 


 



 亀甲池から双子池の間はルートが解らない程倒木が多いと蓼科山荘の人が言っていた。
 自分たちは、このルートを避け亀甲池から双子池に向かわず横岳に登った。


 



 しかし、急な北斜面でルート上はほぼ全線雪が残っており、午後になると表面が溶け出し滑って難儀をした。
 今回アイゼンを持ってこなかったことに後悔した。今の時期ストックとアイゼンは必携である。


 


 やっとの事で、北横岳山頂に着くとやはり足がつってしまい芍薬甘草湯とアミノバイタルのお世話になった。
 どれだけ効果があるのか未だに疑問ではあるが気休めにはなる。


 
 後は蓼科山 雪の見えるところで大渋滞が起きている


 


 



 横岳山頂で約半周、正面に見える鞍部が大河原峠、赤い営林署の建物が見える。
 右が双子山。大河原峠までがいっそう遠くに見え、帰れるのか心配にもなった。


 
 正面鞍部が大河原峠



 
 右が大河原峠 左が蓼科山


 
 横岳への北面ルートでは腐った雪に閉口をしたので大岳から双子池間の北面も雪を心配したが、こちらは心配するほどでは無かった。


 



 大岳への分岐まで雪の心配は無かったが、疲れで足が震えだしたので大岳山頂はパス
 天狗の路地で一休みして双子池まで下る。



 



 
 正面が双子山



 眼下に双子池を望んでようやくゴールまでたどり着ける気がしてきた


 
 双子池ヒュッテ 



 
 双子池(雄池)


 
 雌池



 双子池で一休みし、最後の力を振り絞り双子山へ登る
 広い山頂は見通しがよい



 



 


 これを下って漸く今日のミッションを果たせホットしたが、疲労困憊。
 天気もよく満足な山行であったが時季が早かったせいか、花々にはあまり出会えなかった。



 
下山の二日後にこのレポを書いていますが
まだ体中が痛くてたまりません
愚妻に山で使った道具を片付けるように言われていますが
腰が曲がった爺さんには無理です

  そんな訳で ボタンを押して頂けると嬉しいデス



 


 ミネザクラ


 ミツバオウレン


 ショウジョウバカマ


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