畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

トリックアート美術館に行ってきました

2011-11-08 04:44:00 | 日記
トリックアート美術館に行ってきました。比較的いろんなところにありますが、結構入館料が高いのが難点。でも子どもが少し大きくなれば、すごく楽しめるところです。



 ほら、これ本当の階段に見えるでしょ。こういうトリックなアートがたくさん楽しめます。



 奥行きが本当にあるように見える。



 あっ!そこの女性の方!よそみしちゃうと落ちちゃうよ。ってこれもトリックアート。


 東京都八王子市。京王線高尾山口駅すぐ近く。(下車徒歩1分)お勧めです!

欧州経済危機の今後の展開予想

2011-11-07 04:44:00 | 政治・経済
 5日。ドイツのメルケル首相は欧州債務危機について「一度に解決することはできず、10年はかかるかもしれない。」と述べた。


 その見方は私も正しいと思う。日本の経済危機は長期信用銀行の破たんに始まった。取り付け騒ぎなどが起きないように、日本国政府は1998(平成10)年10月の金融国会において、金融再生法を制定し、国の資金投入によって金融安定を行った。大規模な資金投入を素早くやった甲斐もあって、日本の金融危機は2年ほどで落ち着き一度は経済の回復基調にも乗った。


 では欧州経済危機はどうだろう。これは素早く解決するのは難しい。日本の金融安定化は、一国の問題であり、一国の政府が強権を発揮すれば銀行は従うほかない状況だった。日本国民も銀行に税金を投入するのは反対の基調も強かったが、政府の強引な取り決めにより法律は制定された。
 しかし、欧州経済危機は複数カ国に分かれており、しかも経済危機を救うのは当事者国ではなく、ドイツやフランスなどのEUの経済大国だ。当然税金で他国を救うことに反論はあるだろう。また、イタリアの破たんは「G8の一員」である国のプライドもあり、簡単に他国に救済を求めることをよしとしない雰囲気もある。


 そうなると、救済するのにも時間がかかる。最悪な終末は「ユーロの解体」が行われること。そうなると、ソ連解体以上の混乱が経済的に起こる可能性もある。


 一応、ユーロ危機克服を自分なりにパターン予想してみる。


1.ユーロ危機克服で、ユーロ維持(ギリシア含む場合
2011年 ギリシア支援策受け入れ
2012年 IMFによるイタリア・ポルトガルなど金融不安国への資金支援
2013年 IMF支援国による緊縮財政開始
2015年 緊縮財政による欧州不況が続く(ロシアは資源輸出で経済好調)
2020年 ユーロ圏経済依然低迷(「ユーロの失われた10年」)

と、10年たっても経済が好転しないことが想定されます。


2.ユーロ危機克服で、ユーロ維持(ギリシア離脱編)2011年 ギリシア支援策受け入れ
2012年 ギリシアの国民デモで、ギリシア政府がユーロからの離脱を決定
    IMFによるイタリア・ポルトガルなど金融不安国への資金支援
2013年 ギリシア自国通貨は、極度のインフレに達し、デノミネーションを行う
2014年 ポルトガルなど金融不安国、EU支援を拒否し、ユーロ離脱。
2015年 ユーロ圏縮小。イタリアがEU支援を受け入れる。伊はユーロ維持。
2016年 ギリシア自国通貨の発行をあきらめ、米ドルを流通通貨に設定。
2018年 東ヨーロッパでは資源輸出で好調なロシアが積極的な支援を行う
    ロシアに対抗するように、米国がフランス、イタリアなどに積極支援
2020年 ギリシア国家破綻。国連による救済決定。

と、10年たって東西対立の再燃が起こりそう。そして、ギリシアは最大級の混乱に。


3.ユーロ崩壊
2011年 ギリシア支援策受け入れ
2012年 ギリシアの国民デモで、ギリシア政府がユーロからの離脱を決定
    IMFによるイタリア・ポルトガルなど金融不安国への資金支援
2013年 ギリシア自国通貨は、極度のインフレに達し、デノミネーションを行う
2014年 ポルトガルなど金融不安国、EU支援を拒否し、ユーロ離脱。
2015年 ユーロ圏縮小。イタリア経済危機、EU支援拒否。IMF支援で極度の緊縮財政へ。
2016年 イタリアの緊縮財政に伴う国民のデモ発生。伊はユーロ離脱へ。
2017年 伊のユーロ離脱を受け、ユーロの解体決定。
    ドイツマルクとフランスフランが復活。
2018年 欧州は貿易縮小により経済低迷が続く。
2020年 米・独・仏・英がFTA協定を結び貿易拡大。
    EUは実質解体し、NAFTA(米・加・墨)を拡大し欧州3国が加わる。


と、EUの実質解体まで進んでしまいました。EUができる前、ヨーロッパは米国・日本などに経済で後れをとっていました。国土が狭く、人口規模も小さいので経済規模では米国に勝てないからです。ですので活路を開くために、米国とのFTAを結ぶのかなあと思いました。


 いずれにしても、欧州の経済は今後10年は低迷すると思います。一方で不気味なのがロシアです。資源輸出で好調なのと、プーチン政権が続く政治的安定ぶりで影響力を増してくることが考えられます。すると米国との対立が再燃し、第二次東西対立(第二次冷戦)が始まる可能性すらあります。


 もっと、楽観的なパターンってないかな…。

欧州経済の危機

2011-11-06 09:22:00 | 政治・経済
イタリア破綻に現実味 経済規模ユーロ圏3位 衝撃度、格段の差
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111105-00000562-san-int

 まぢで欧州経済はやばくなってきた。ギリシアは小さな国だから、もし破たんしたとしたらユーロ圏総出で助けるか、単独で離脱させれば、ユーロ信頼低下は最低限の傷で済む。しかし、イタリアは経済規模も国債残高の規模もギリシアとはけた違い。だから、助けるにしても相当の出費を伴うし、単独離脱なんてできないので、ユーロ崩壊に進む可能性もある。


 EUの中の唯一の勝ち組イギリスは、ユーロに加盟していないイギリス。それでもユーロ圏との貿易量が多いから、経済も危うい。米国もEUとの貿易量が多いので、ドルも危険さがある。


 一方日本は、貿易量がイギリスやアメリカに比べるとユーロ圏の貿易額が少なく、経済的影響は限定的。日本企業もアジアや米国に多いので、ユーロの破たんが起こっても影響はドルより小さい。これが日本国債がめっちゃめちゃ多いのに、円が買われる理由のひとつだと思われます。


 すると、どれだけ円売り介入を行っても、ユーロ不安が沈静化しないかぎりには、円が買われ続けることになり、円高是正は難しいですね。


 やっぱり、経済規模も通貨価値も違う国が「共通通貨」を導入する危うさ…というのを過小評価していたんですね、ユーロは。為替変動は、世界経済を最低限のところで守る武器だった。ユーロは安定的なうちは経済的な繁栄を享受できたけど、不安定になってかなりのダメージを抱えています。


 とにかく、今のユーロは危険極まりないです。投資対象としては不適格です。ただ、今後乱高下すると思うので、一攫千金には適しています。ただ、日本国内と違って欧州の情報は詳細に入ってくるわけではありません。なので、本当に欧州経済に詳しい人以外は、欧州株やユーロの国債、ユーロ建て投資は控えた方がいいと思います。


 以上、本当は経済学を専攻していた(笑)義綱でした。

ワンクリック詐欺

2011-11-05 18:41:00 | 日記
 昨日、ワンクリック詐欺の被害にあいました。

 ゴットタンというお笑い番組の動画を探していて、必要な動画があったのでクリックしたら「はい」「いいえ」っていうのが出てきて。「お笑い動画だからワンクリック詐欺なんてないだろう」とタカをくくっていたところ、見事にビンゴしてしまう。最近は動画サイトに見えるように仕込んだ「ワンクリック詐欺」も出回っているらしい。


 ディスプレイに「会員請求」が数十秒ごとに現れ大変困った。いろいろなサイトをみたが、やはり一番頼りになったのは「トレンドマイクロ」のサイト。ウィルスバスターを駆使して、システムチューナーを使って「スタートアップ」を整理。サイトの指示通りタスクマネージャーで怪しいVBSファイルを除去すると、「会員請求」が出なくなりました。

参考にしたトレンドマイクロのサイトはこちら
http://esupport.trendmicro.co.jp/pages/JP-2079467.aspx

ただこのページにもこんなことが書いてありました。
「再起動後、不正なポップアップ画面が表示されなくなれば一次対処が完了です。ただし、表示はされなくなっても、まだ不正なファイルがコンピュータ内部に残っている可能性があります。ウイルスバスターで不正なファイルを自動的に完全駆除できるようにしたい場合、または不審な挙動が続く場合は下記より調査に必要なログを収集してサポートセンターへお問い合わせください。」


 表示されなくなっただけで、不正なファイルは残っている。やっぱり完全に除去したいと必要なログを送った。ただ、翌日の正午を過ぎても返事はない。不安。


 そこで、ワンクリック詐欺のページをネットで調べる。どうやら「ワンクリック詐欺」自体はかなり頻繁にあることがわかった。しかし「会員請求」の表示が消えても怖いのはむしろ「ワンクリックウェア」という不正ファイル。スパイウェアの一種で、メルアドや、PCで打ち込んだクレジット番号を第3者へ不正送信する悪質なものもある。いわば「トロイの木馬」と同じようなもの。セキュリティーソフトでも対応はできるが、亜種が出回っているため完全駆除は難しいかも、と言われている。手動駆除にしてもいったん侵入すると、どのファイルに保存されたかわからないという。


 いったんPCの挙動を見て、不審な点がなければそれほど重い症状ではないのかもしれないので、放置してもいいのかもしれない。しかし、最近のワンクリック詐欺は巧妙化していて、「裁判所通知型」なるものがある。スパイウェアで住所名前を特定し、簡易裁判所に架空請求するという強者の手段。「ワンクリック詐欺」の一番の手は「無視」を逆手にとって、裁判に来させず判決を確定するという司法手段を用いた許せざる方法。こういう最悪な自体になるのは避けたい。


 ワンクリック詐欺の駆除方法としては、サイトを巡ってみて以下の結論を得た。
1.システム復元で侵入以前に復元する
2.タスクマネージャーで手動で不正ファイルの除去
3.レジストリで手動で不正ファイルの除去
4.スタートアップで手動で不正ファイルの除去
5.ウィルスバスターなどのセキュリティーソフトで不正ファイルの除去
6.スパイウェア除去のためのフリーソフト導入で対応
7.手動でPCを初期化(リカバリー)する。


 1~5でもそれほど悪質でない「ワンクリックウェア」や「トロイの木馬」なら十分対応できるみたい。気にならなければそれでいいのかもしれない。トレンドマイクロでも「ワンクリック詐欺」だけで月100件の問い合わせがあるそうだ。
 私はPCの上級者ではないが、タスクマネージャーやスタートアップくらいでの手動除去ならできる。しかし、どこに悪質なスパイウェアが侵入しているかわからない。
 結果私は、まだ2ヶ月前に買ったばかりということもあり、リカバリー(初期化)を選択。これが一番確実と思われる。どうしても必要なマイドキュメントだけは外付けHDDでバックアップした以外はすべて初期化された。


 ワンクリック詐欺に遭ってから、およそ21時間で一応の解決。相当めんどくさい。今後は、もっとセキュリティーに慎重にならなきゃなあ…。


 それから、この項を書くにあたって、貴重な助言をいただきました友人の島氏と武藤舜秀氏に厚く御礼を申し上げます。

同情がまた差別を生む

2011-11-04 12:30:00 | 日記
職場に福島県出身の若い女性の方がいる。


 以前から仲良くして、福島旅行の時には「どこにうまい店がある?」って教えてもらったほど。その方に、今まであえて震災の話はしてこなかったんだけど、社員旅行をきっかけにちょっとその話をしてみた。

義綱「この旅行で福島に行ったとき、普通にみんな過ごしていたから、みんな報道なんかで悲観的に報道しすぎって思っちゃう。」
女性「そうなんです!地元では普通に子供が外で遊んだりしているので、福島の人たちもそんなに気にしていないですよ。逆に同情されると心が痛みます。」


 そうなんだよね。「福島産の野菜なんて食べられるか!」なんて言う人も傷つくけど、それと同時に「同情する」人も、「自分の住んでいるところは大丈夫だけど、福島は大丈夫なの?大変そうね。」という上から目線に感じるのかな。