NOSUMOOの犬死日記

日々のくだらない話と不思議な話が核
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第53話 キングダムハーツだけは譲れない!!

2009年05月31日 17時37分48秒 | 日記
ゲームは大の苦手なのだが、
ロールプレインゲームは何とか今までやってこれた。

しかし、それでもみんなと同じ感動は味わえない
なぜなら、やり方がちょっと特殊だ。


まず、新発売はスルーする。
そんなときに買ったって、できるわけない。

僕の買うタイミングは攻略本が出たときだ

そして、攻略本をまず読破する。
ふむふむ……そういうことねと理解する。

そして、攻略本を見ながらのプレイ


おもしろくないでしょ、そんなの


そういう突っ込みは絶対にあると思う。
しかし、そうでなければ、きっとできない


いつか、ファイナルファンタジー12を
弟から借りてやってみた。

始まって、最初のダンジョン(?)で、
操作方法もままならぬまま、即死

とにかく、まるっきりだめなのだ


じゃあ、なんでやるの?ってね。
ストーリーや音楽が好きだからだ。
サントラは絶対に買う。ピアノコレクションとかも買う。


次に、一度やりきったら、
再びトライする。


なぜっ


いや、だって、いくら攻略本を見ても、
取り忘れアイテムとか、見てないイベントがあるからだ。


今度は、最強で行くのだ。
むだにレベルアップして、ボスと遭遇しても一撃で倒せるぐらい
果てしなく強くしておく。


ファィナルファンタジー7のときは、
ミッドガルを出るときにはレベルが40近くあった。
だから、チョコボファームの隣の砂漠も歩いて渡る。


そこまで強くする必要ないでしょ


だめだ。最近のロールプレイングは
アクテティブになっているのが多い。
だから、こちらが焦っていると永遠と攻撃を受けるのだ。

ゆっくりじっくり倒す


そうして、一度では飽き足らず、
2度も3度も繰り返す。

そうして、僕のセーブデータはもう値打ちがつくほど、
無駄にコンプレートされている状態になる。


もうギリギリの状態でボスを倒したっ
という記憶はない。
それでもやりたいんだよ、仕方ない。


そうして、僕は運命の出会いを迎えた。


キングダムハーツ


パッケージを見ただけで、
すぐに買おうと思った……みんながやり終えたころだ。


攻略本を見る。
主人公は、ソラという少年だった。
なんともまあかわいい。

……別に、そういう目で見ているわけじゃない(笑)
とにかく、ソラが好きになった。


しかし、難点があった

アクションロールプレイングだったのだ

アクションロープレイングとは、
要するに、「たたかう」とかコマンドがあって、
それを押せばいいというものではなく、
自分の操作で相手に斬りかかる。


正直、格闘ゲームは苦手だったし、
どうしようもなく下手な僕は、
いくどとなくソラを殺してしまった…

それでも、何とかクリアした。
そうすると、今度は

キングダムハーツⅡが出たと知った…みんながやり終えたころだ。


そうして、今、必死でやっている最中だ。


実は、隠しイベントがあって、
すごく強い敵と戦うことができるのだそうだ。

キングダムハーツのときは、
このゲームを全く知らない友人にやってもらった。

「こいつ、強いんだよね…もう何度やっても倒せる気がしない」


5分後、

「倒しましたよ」
「え、うそっ??」


こんな感じだった

ちょっと悔しかった。
オレの方がどれだけキングダムハーツを、ソラを愛しているかっ、
それが何も知らない友人があっさりと遂行するだと……?

でも、友人のおかげでプレミアムービーが見れたのだから、
感謝はしなければ


だから今度は自分でやってみた。
一応、一通りクリアしたのだが、
プレミアムービーを見る条件がそろわない

ああ、見たい
だが、その敵がやたらと強いんだ、もうあれは子どものやるゲームじゃない!!
……むしろ、子どもの方が今はうまいのかもしれぬ


何十時間とプレイし、何百回とソラを殺してしまう
ああ、ゴメンよ、ゴメンよと謝ってはみるものの、
下手なのだから、はっきり言ってどうしようもない。


やっぱり友人に頼んでみる。


しかし、今回ばかりは勝手が違う。
予想以上の強さだ。
友人もついに断念
というか、時々遊びに来たときに30分くらいやってもらうだけだ。


そうして、頼みの綱はなくなり、
自分で必死にやってみる。

数週間の格闘の末、
ついに撃破


やったーーーーーー!!!!
これで、これでついにプレミアムービーが見れるぞ!!

もう、こんな年でも身震いするほどの嬉しさ
ソラーーー、ついにオレはやったぞー!!


早速、ラスボスへ向かう。
ラスボスの方が弱いんだからね、こんなのもはや余裕だ。


エンディングが流れる。。。

ドキドキ……

エンディングが終わる。。。

ドキドキ……

……。。。

ドキドキ?

オープニングに戻る。

???

何で?
あいつやっつけたぞ?
何で流れない?何で?


攻略本をもう一度見る。

「隠しエンディング出現条件:ノーマルの場合、グミシップもコンプする」


ええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
聞いてないぞ、そんなの!

ちなみにグミシップというのは、
ワールド同士をつなぐ宇宙を船に乗って道を切り開くというものだ。
シューティングは超苦手分野で、適当にやっていた。


こうして、再び初めから、今度はハードでやったのだ。
そこはもう長くなるので語りたくない。


今、また新しいのが出るらしい。
ああ、早くやりたいなあと待つ日々。

でも、みんながやり終えたころからのスタートだから、
それはまた当分、先の話。
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第52話 心霊体験? その5

2009年05月30日 23時09分28秒 | 心霊体験&ツアー
こんばんは、NOSUMOOです


今回は結構ガチです。
イメージしながらお読みください。
ちなみにその後の責任はとりませぬ。


僕は大学時代、
映像編集の仕事をやっていた。

仕事と言っても、サークルなどの紹介ムービーなどで、
お金を取れるようなものじゃない。

初めはDVD1枚100円という
超破格の値段で提供していた。

ようやくみんなに認知され、
欲しい、欲しいと需要が出てきて
800円まで吊り上げてはみたものの、

やっぱり赤字であることは変わらない。
だから、仕事というよりも趣味みたいなもんだ。

そんなことをやっているもんだから、
心霊ツアーなんかではカメラを持っていく。


北海道は心霊スポットが多い。
といっても、今の今まで残っているところはわずか。

有名な小別沢トンネルというところも、
車1台分の岩面むき出し、電灯なしだったものが、
きれいに舗装され、どこか路地よりも明るい。

今や心霊スポットを探すだけでも困難だ。


そんなとき、友達が行こうと言い出したのが、
とある森だった。


そこでは、どうやら自殺したり、殺されたりと
よくある心霊スポットの噂話で溢れている場所だった。


まあ、そんなものでしょう、どこも。
行くとするかとカメラを手に車を走らせた。


みんなはいつものとおり陽気で
カメラに向かってそれらしく語る。

それらしくってのは呪いのビデオみたいなやつだ。


一体、今回で何回目のツアーだろうか。
そして、結局、何も起こらず、帰宅するのだ。
だから、今さら怖がることもなかった。


森と隣接している公園に着くと、
夜のせいもあって、少し薄気味悪い。
近くが森であるせいか、どことなくひんやりとしていた。


「さて、どこから入ろうか」

友達がそう言って、森の方を見た。

公園からすぐに入れそうなのだが、
周りに用水路があるのだろうか、
柵が張り巡らされていて、その向こうからうっすらと水の流れる音がした。


とりあえず、一度公園から出て、横の道を歩いた。
やはり、森の周りにはこちら側からは柵があり、
入れそうもなかった。


「おい、あそこから入れないか」
「どこ?」

友人は歩き出す。

「ここから入れないか」

「無理でしょ」
「そうだな」
「やっぱりあっち側から」

そう言って、少し見通しがよい場所から侵入を試みた。

森に入ると、いつからだろうか、
人が通っていたかのようにそこだけ地面に草がない。
どこの森にもあるが、一応の正式ルートらしい。

森に入ってすぐに急に視界が悪くなる。
みんなは携帯電話を片手にライトで前を照らし、
ゆっくりと進んでいく。

僕はというと、カメラを持っているものだから、
ほとんど前が見えない。
カメラ越しに見ても余りいい状況とは言えなかった。


その時、


「やばい、携帯の電池なくなるわ」


次の瞬間、目の前を照らしていたライトが消えた。

「おい、なんで充電しておかねーのよ」
「いや、こんなに早く切れるなんて思わないでしょ」

すかさず、友人が携帯電話を取り出し、
ライトをつけた。

しかし、それもまたすぐに電池が切れて、
真っ暗闇の森の中に明かりもないまま取り残された。


しかし、友人はそんなことではぴくりともしない。
そのまま前へと進んでいく。
僕も怖いことはない。
ただ、少しだけ暗くなっただけだ。


「これじゃあ、カメラで撮れないんじゃないか?」
「まあいいよ、もしかしたら声とか入るかもしれないしな」
「そうだな、とりあえずまわしておくよ」


そう言って再び歩き出した。

いつの間にか道だと思っていたところが
下は地面が見えなく、ぐちょぐちょと水で湿っている。

「ここ、ホントに道か?」
「いや、もうわからん」
「どうすんのよ…」
「いいよ、とりあえず、進もう」


この森は、さほど大きな森ではなかったのが幸いだった。
だから、ずっと歩き続けていれば、いつかは町に出られる。
だから、黙っているよりも歩いた方がよかった。


「おい、明かりだ」
「ああ、お前のせいで、靴濡れた」
「まあ、出られたんだし」


明かりが見えて、ようやく陽気が戻った。
やはり、なんだかんだいって、少しは不安もあっただろう。
でも、こうして無事に出られた。

「じゃあ、今撮ってみたの見ようか」

そう言って、電灯の明かりの下で
カメラを巻き戻し、再生ボタンを押した。


「きょうは○月○日、今からあの○○の森に入ってみたいと思います」
「さて、きょうは幽霊は出るんでしょうか…」


少し馬鹿らしい会話が続く。
映像を見ている僕らもにやにやとしながら、
それを黙って覗き込んだ。

「水の流れる音しない?」
「するね」
「ああ、ここ用水路になっているのか」

ここは一番最初の公園のところだ。


「おい、あそこから入れないか」
「どこ?」
「ここから入れないか」

「無理でしょ」
「そうだな」
「やっぱりあっち側から」



え…?

映像を見ている3人が同じ場面でそう呟いた。

「今、何か聞こえなかった?」
「うん…」
「ちょっと戻して」

急いで巻き戻す。

「おい、あそこから入れないか」
「どこ?」
「ここから入れないか」
「………………デヨ」
「無理でしょ」
「そうだな」
「やっぱりあっち側から」


もう一回巻き戻す。


「ここから入れないか」
「コッ……オ…デヨ」
「無理でしょ」


かすかだが、聞こえる。
女の声だった。

何度も何度も巻き戻す。

「ここから入れないか」
「コッチニオイデヨ」
「無理でしょ」


「コッチニオイデヨ」


背中が凍りつく。
あの時、あの場所には僕ら以外は誰もいなかった。

コッチニオイデヨ

ビデオに吹き込まれた謎の女の声。
もしかしたら、ここで死を遂げた者が
僕らを引き込もうとしたのかもしれない。
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第51話 夢の地図

2009年05月30日 13時40分30秒 | 日記
きょう、不思議な夢を見た。。。

内容は特に問題ではない。
いつもと変わらぬどこかの町をうろうろとしている。

あてもなく、もしかしたらあてはあるのかもしれないけど、
それは夢の中だから今となってはわからない。


夢の中で大きな通りを一つ右に曲がった。
そうすると、何か見覚えのある景色だった。


「ここ、どこかで見たことあるな…


そう思って、進んでみる。
そうして、ついに思い出す。


「そうだ、ここは前に夢で見た場所だ


夢の中で、夢の事を思い出す


その場所は、僕の住んでいる近くにはない場所だ。
もしかしたら、どこかに実在しているのかもしれない。


でも、一つだけ確かなことがある。
僕の夢に出てくる町は一つながりだということだ

実は、こういった夢は、
前にも見たことがある。

いつも夢では別々の場所に登場し、
それはどこかわからない。

でも、それを何回も続けてきて、
最近、その場所が少しずつつながってきた。

ぽつぽつと点だった夢の場所が、
あの角を曲がると、いつかの夢の場所に出くわし、
あの通りは、いつかの夢の交差点に続いている。


時々、町の名前や店の名前、
バスの行き先案内図などを見ることがあったが、
そういったことはたいてい思い出せない


内容ははっきりと覚えているのに、
重要な情報はどうしても頭からさっと消えているのだ。


一体どうして??

何か、思い出させてはいけない情報なのか、
見てはいけない映像だったのか

なんて思うだけでも夢がある
いや、夢だけどさ…



また、今週、車で札幌近郊を車で走ったとき、

地図を見ながら近道を見つけ、走り出した。
一度も通ったことのない道だった。

ふと、山沿いを見ると、
どこか見覚えがある。


来たこともないのに


そう、夢で見た場所だ。
自然と頭が整理させる。


「…そうだ、そこのカーブを曲がると赤い屋根のカフェがあるはず」


カーブを曲がると、
赤い屋根のカフェが見えてくる。


少しの身震いと不思議な感覚に襲われる。
恐怖ではないが、ざわって背中に寒気が走る。



夢は、一体どうして見るのか。。。
一説では、寝ている間に、現実世界で起こった記憶の整理をしている
と言われている。


しかし、夢はしばしば空想めいたことが多い。
一体、何を語っているのだろう。

いつか、夢を映像化して、画面に映せる日がくれば、
きっとおもしろいことになるんだろうなあ。
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第50話 言葉にミゼラブル3

2009年05月29日 18時33分40秒 | 面白い国語
済みません、またコメに気づきませんでした

むう…、パタリと来なくなったら、
いきなり来るんだな
見るくせつけないとダメですね

見ている方へ
もっとコメントしてもらって構いませんよ?
メールでも構わないですね

いつかtekoさんがコメント欄は書きづらいと言っていたしなあ。
nosumoo@goo.ne.jpだったはず
暗号文など、読めないもの以外なら必ず返信しますので、お気軽にどうぞ。
ちなみに、愚痴でも構いません。

「アホ」とか、「wwwwwwwww」でもいいし、
「ワロス」とか「涙目」でもいいな。

ってか、これはニコニコ動画でよく使われているやつだ(笑)
これはこれで特集組んでやりたいと思う。

つまり、

「ばか」は、

「ばか」「バカ」「馬鹿」の3種類の書き方がある。
皆さんは一体どれを使う

実はこういうものって、使い方で結構、雰囲気が違ってくる

「バカのための本」
「ばかのための本」
「馬鹿のための本」

どれなら買いますかね…
僕なら2番目かな…なぜって意味はないよ、なんとなく


さて、その話はまた今度で、
きょうは言葉にミゼラブル


この間、お店に行ったら、なんかイベントやってて、
よく見ると、

「レディースデー


何だよ、じゃあマンデーはあるのかいって
って言いたいよね!月曜日じゃなくて男の日だ

最近はどうやらマンデーもあるらしい
やったぁ、これで平等ねっ


ということで、
今回のテーマは「平等」。

結構勘違いしている人が多いので、やることにする。

男女平等、男女平等……
世の中、そういう方向に動いているってのはわかるけど、
何でもかんでも同じにすればいいわけないじゃんね

例えば、
引越しセンターなんかでは、
力のない女の子より男の子が優遇されて当然

もちろん、弱々しい男の子よりも力がある女の子がいれば
女の子が優遇されてしかるべき。

平等にしろっ

というのは屁理屈だ。


平等って言葉の意味をここで改めて再確認しよう

まず、こんな意味が想像できる。

「平たく等しい」

合ってるだってそのまんまだもん。
ここで、問題!

「公平」は?

……むぅ、公で平たい

うん、この言葉が整理できれば、
勘違いなんか起こさない。

ここに、10歳の男の子と5歳の女の子がいる。
おにぎりが3つ

10歳の男の子は体も大きいから2つあげよう。
5歳の女の子はまだ小さいから1つでいい。

これが「平等」の概念だ。

じゃあ、公平は??

10歳の男の子にも、5歳の女の子にも1つと半分ずつ。


つまり、「平等」の「平たく等しい」ってのは何がそうなのかというと
スタートラインが等しいということだ。

そこで、体の大きさやお腹の減り具合、
さまざまな要因を考えて分ける。

公平というのは、ゴールラインが一緒ということ。


だから、
引越しセンターでは、男女問わず新採用は等しく公募する。
しかし、能力に応じて給与が違う。
これが平等。

公平っていうのは、
社会主義みたいなものかな。
どんなに頑張っても、遊んでいても同じ給料


ここでさっきの店の話に戻ろうか
そこは、客層を調べると女性が多く来店していれば、
レディースデーでも何でも構わない。


いや、そこまで突っ込みませんよ(笑)

さて、メールでも待つとするかな。
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第49話 目標10m×?=リミットブレイク

2009年05月28日 18時02分09秒 | なるほど心理・科学
最近、狂ったようにエコエコとうるさい。

どっちにしたって、地球は滅ぶ。
なら、別にいいじゃないと僕は思う。

完全にマイナス思考だ

去年、開かれた洞爺湖サミット。
二酸化炭素を何%か減らすんだってね

無理だ、どう考えても
今の日本はそもそも二酸化炭素ばっかり。
日本だけじゃない。世界が二酸化炭素に包まれている。

本当は50%も減らさなきゃならないってのに、
6%も減らせないんだからなあ。

はっきり言って、今やってるエコなんか何のたしにもならぬ
1日すべての電気ストップさせて、何にもしないでただ寝てる。
これを1年の半分やって50%削減だ

いかに地球が危ないか、でも、人間の社会と生活の方が大事らしい



って、こんな話はさておき、
エコと言ったら自転車ですよ

僕は昔、自転車によく乗っていた
トータル走行距離は計算できないが、
1日で100キロ以上乗ったことがある。

しかも、2人乗りだ


高校生のころ、彼女は自転車の後ろが特等席だった。
それで、海に行こうと自転車を走らせた

札幌から小樽へ向けて出発!
途中、結構キツイ山道がある。

それを一度も押し歩くことなく、気合で走る


耳を澄ませばに似てますね……

いや、雫は結局、最後は後ろから押すのだ!
そんな弱気はいかん
札幌人たる者、一度としてレディーを降ろしてはいけぬ(笑)

当時は1車線の歩道なし。
そんな峠道を横で2人乗りされてるんだから、
車の運転者はたまったもんじゃあない

いつ、フラッと車道に倒れこむかわからんからな。

今思えば、嘘みたいな話だが、
後ろに人乗せて往復走行距離150キロ。
ああ、若いっていいなぁ


よく行ったね

そりゃあ、途中で何度となく

「…降りてくれない?」

って言おうと思ったことかっ!


そんなときに思ったこと。

「…あの、あの電柱まで行ったら降ろそう

しかし、その電柱まで行ったら、
なんだか次の電柱まで行けそうになる。

「…うぅ、あの、次の電柱まで行ったら降ろそう

しかし、次の電柱などもう10メートルもしないで到着する。
なんだか次の電柱まで行けそうになる。

「…や、やっぱり次の電柱に行ったら降ろそう



そんなこんなで150キロを完走した。


別にデレデレとノロケ話をする気はないし、自慢話でもない


つまり、人の心理として、
徐々に吊り上げられる目標には対処できるということだ


簡単にいえば、
いきなり150キロ走ってくださいと言われれば無理だが、
10メートルずつ進んで、それを何回かやりましょうと言えば、
無理が無理でなくなるのだ


昔、心理学実験でこんなおもしろいものがある。

内容:
被験者(実験に参加する人)は、試験官に扮し、一般人にクイズを出す。
間違っていれば、相手に電流を流す。

条件:
クイズは何問か行い、間違えるたびに電流は強くする。
試験者は自分の判断でクイズを終了することができる。

しかし、問題を出されている人はサクラ(やらせのことだ)で、
わざと間違える。

①電流を5段階で上げていく。
②電流を20段階で上げていく。

記憶では、マックスは300ボルトだったような…
死にますので、よい子のみんなは絶対にやめてください


つまり、流す電流のマックスは一緒にして、
次に流す電流の量が一気にふえるか、徐々にふえるかの違いをつけるのだ。

試験官からクイズを出される人は見えない。
ただ、電流を流すと叫び声が聞こえるのだ


この結果、
①よりも②の方が試験終了時の電流が大きかった。
②に至ってはマックスまで試験を続けた被験者が数名いたと言う


要するに、
①だと、次に流す電流はかなり高くなる。
そこで、これは無理だろって思考が働き、試験をやめるのだ

しかし、②だと、次に流す電流は、今、流した電流とさほど変わらない。
だから、大丈夫っていう思考が働く。

ビデオを見た限りでは

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

と叫ぶ声を楽しそうに試験官が聞いていたシーンもあった。


心理学実験って、そんなアホみたいなことまでしてるんですね
してるんです。してるんですよ


確かに、思い返してみると、
ハイハイもまだおぼつかない赤ちゃんに、
いきなり走ってくれなんて言わないもんね


なるほど…。
限界突破するためにはやっぱり一歩一歩の前進が大切のようだ。

これからは二段飛ばしはやめようか(笑)
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第48話 現代版童謡合唱祭

2009年05月27日 20時01分24秒 | 童話検証
きょう、仕事で札幌近隣市町村をぐるりぐるりと回ってみた。
それを昨日も今日も、そして明日もやるのだから、
意外と大変だ

ドライブってのは時々、そしてみんなでやるから楽しいのだ
なぜに1人でやらねばならぬ

まあ、それが仕事なのだから仕方がない。



そういうときに活躍するのが音楽だ
まあ、J-POPとか洋楽とか、
お気に入りを歌いながら進むわけだが、

それにも飽きてくると、不思議と口ずさんでしまうのが童謡だ(笑)


何でかな?やっぱり何度も歌ったからだろう。
しかし、童謡ってのはどうも今とは合わない

きょうは、それをうまく現代版に直してみようって企画


ゆきやこんこん あられやこんこん
降っても降っても まだ降り積もる
犬は喜び庭駆け回り 猫はコタツで丸くなる 

いや、こんこんはおかしいだろ。
でも、起源をたどると「こんこ」だそうだ。
どこかのページで、「来ん此」と書き、ここに来い!という意味だと知った。

まあ、こんこって歌いづらいもんな
きっと歌っているうちに、こんこんでよくね?みたいな流れだろう。


庭は今でもあるし、コタツもある。
これはオーケーだ


あめあめふれふれかあさんが
じゃのめでおむかえうれしいな


僕は、この意味を完全に間違えていた

雨 雨 降れ 降れ 母さんが
邪の目で お迎え 嬉しいな


みたいな……

邪の目って邪眼ってことだろ?
邪眼の力をみくびるなよぉぉぉぉぉ!!!って感じだと思っていた。

だから、なぜ嬉しいかがわからなかった。
つまり、Mってことですかね

実は、違うということを最近知った。
「じゃのめ」とは「蛇の目」と書き、
毛用の一つで、デザインの一種だそうだ

蛇の目傘ってあるもんな。

でも、今、蛇の目傘なんか持ってないし、
まず、お母さんが迎えに来るかな……。
鍵っ子多いしな~とか考えてしまうな


ウィルス散らばり 母さんが
マスクで お迎え 嬉しいな


今流行り過ぎるか?
まあ、いいか。


カラス なぜ鳴くの カラスは山に
かわいい 七つの 子がいるからよ


もうカラスは山にはいない
いるとしたら、ビルの隙間かごみステーションだ。
変更しよう。

カラス なぜいるの カラスはたまに
白い トレイを くわえているよ

やっぱ、肉好きだからな。
トレーは必需品だ


おお ブレネリ あなたのおうちはどこ
わたしのおうちはスイスランドよ
きれいな湖水のほとりなのよ
ヤーホーホーットラララ……


ついに、最強の童話が登場だ。

ブレネリって、そもそも女の子なのか…


違うのか


って思ったそこのあなた
あなたも謎にはまっていきますよ(笑)


おおブレネリでネット検索すると、
おもしろいページが見られる。
皆さんもぜひやってください。


が、どれもこれも支持できないな~。
また、気が向いたら考えてみようっと。
コメント (2)
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第47話 最強装備はどっち??

2009年05月26日 17時32分41秒 | 面白い国語
はっきり言って、きょうは気分が最悪だ
最悪な理由はつまらないことだが、
ぜひみんなにもその最悪さをわかってほしい。


インターネットでクイズを検索していると、
おもしろい問題を見つけた。

それは以下のとおりだ。
(まんまコピってるから、マズイ場合は消します)

みなさんは「矛盾」って知ってますか?
言葉の意味ではなく話のことです
知らない人もいると思うのでザッとあらすじを
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あるところに盾と矛を売っている人がいました
その人は盾をほめて
「わたしの盾の堅いことといったら、これを突き通せる物はない」
と言いました
また、矛を褒めて
「わたしの矛の鋭いことといったら、突き通せない物などない」
と言いました
そこである人が聞きました
「あなたの矛であなたの盾を突いたらどうなるのですか?」
その人は答えられなかった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そこでクイズ!いやクイズというよりは質問でしょうか?
貴方がその人だったらどう答えますか?



というものだ。
実のところ、かなりおもしろい話だ。

その問題の下には、
たくさんの人からこれこそは!!という回答が並ぶ。
それに対して、問題提出者がコメントをしている


なるほどね。
僕も考えてみた。
そして、これこそは!!という回答を書き込もうとしたとき、

「ではそろそろロックします」


なして閉じた
ってか、尋ねておいて、自分の考えを言わないとはどういうことだ


そういうことで、きょう1日ムズムズした気分になっているということだ
完全にお門違いな怒りではあるのだが、
せっかく考えたのにそれを意見できないのは悔しい

だから、ここで僕が勝手に回答する(笑)
とりあえず、それでいいじゃない。


まず、
矛に至っては、どんなものでも突き通せる。
盾に至っては、どんなものでも突き通せない。
お互い世界最強の武具というわけだ


「突き通す」「突き通せない」という表現から推察するに、
硬度が重要なカギとなりそうだ。

つまり、硬いってことだ

同じ材質でできている場合、硬度は同じと考えていい。
では、何が勝敗を分けるか。

圧力のかかる表面積だ


難しくならないように、わかりやすい解説をっ

要するに、紙に穴を開けようとした場合、
丸いものより、とんがっているものを使うでしょう?

一点集中で紙を貫く
表面積が小さければ、その分、かかる圧力も強くなる。

しかし、どんどんと鋭くなればなるほど、硬度は落ちる

1本の矢は簡単に折れてしまうが、
3本の矢だと折れないっ

こういうやつだ。
細くすれば、弱くなる


ということは、同じ材質であれば、
最強、最強と言い張っても、盾の方が強くなる


だから、商人は矛が折れます
と言うしかない。

しかし、これでは、最強の矛とは言えないので、
支持できそうもない。


次っ!!

視点を変えてみてみよう
何も物質である必要はない。

まず、矛だが、
どんなものでも突き通せるもの、
それはみんなもよく知っている電波だろう

音波も考えてみたが、結局、空気の振動によるものだから、
真空状態では突き破れない


映画で、宇宙戦争ものに音があるのは僕らのためだ。
本来、どんな爆発があっても音はしない。
でも、そうしたらつまんないでしょ


しかし、電磁波はその点問題ない。
地下で携帯がつながらないのは電波が弱いだけだ。
宇宙の彼方まで果てしなく貫いてくれる


ただ、突き通せるけれども、
全く意味がないのが難点だが、まあ、よしとしよう


次に、盾だ。

どんなものも突き通せないっていうのは難しい。
なぜなら、電波は無限に貫き通せることが証明されたからだ。

あるとしたら……受信機くらいか(笑)

つまり、電波をキャッチするものがあれば、
それ以降に電波が及ぶことはない


商人は言う。

「この矛(携帯電話)でメールを送るとこの盾(携帯電話)に届きます」


やったぁーーーー、これで解決ゾロリ


こうして、昔の中国では、
携帯電話を片手に戦ったそうな……。


ん?

なんだか、現代の社会と似たようなところがあるね
さすが、中国ではそんな先の未来まで予言していたとは。


感心、感心
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第46話 祝1カ月記念祭

2009年05月26日 09時01分20秒 | 日記
ああ、なんか付つ合い出した高校生みたいなタイトルだが、
まあいいか。

とりあえず、ブログ1カ月記念になる

今まで見てくださった皆様、
本当にありがとうございました

今後ともよりよいブロガーを目指して、
日々、精進してまいりたい……

とは思っているものの、
実のところ、毎日の日記ネタなどは書く気はない
思いついたことを日々書くだけだが、
興味のある方はごらんいただければと思います。
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第45話 時の回廊 午後9時

2009年05月25日 18時06分15秒 | 時の回廊
彼の乗った車は走る。ジャスコに向けて。
そこに待つであろう友人のために。


僕らはというと……、
おじいちゃの家でスタンバイ。
バイトをしていた組も強制イベント参加だ


バイト組みがケーキを用意。
同じく、ヤクザに絡まれたという設定の友人も
両手足を縛られ、目隠し、口にはガムテープ

いかにもというか、ベタだが、まあこれもいい演出だ。


そこで、彼のいるグループに連絡

「ここじゃないかってところが見つかった

一堂に緊張が走る。
もう舞台はクライマックスへとまっしぐらだ


連絡を皆に回し、
一堂が一斉に僕のおじいちゃの家に向けて集合する。

目的地が僕のおじいちゃんの家というところが笑えるが、
もちろん、当の本人はそんなことは知らない。

「いざ、友人が幽閉されている場所へ」

もう覚悟を決めるしかない
普通なら、有り得ない話だが、
穏やかな日常に突然降りかかる災害もきっとこんな感じだろう。


彼の班が真っ先に現地に到着する……という設定。
実のところ、彼の班以外はもう何十分も前からここにいるのだが

「おいっ、あれじゃないか?ジャスコと駐車場」

辺りは目立った電灯もなく暗い
その広大な敷地の横にポツリと一軒屋がたたずむ。
窓から漏れる薄明かりが見え、緊張が走る。


「ここだ……ってか、もうここしかねえ」

廃墟寸前の家の前で立ちすくむ友人たち。
実はヤクザのいるアジトではなく、僕のおじいちゃんの家だとは
彼にはもはや思うすべも余地もない。

中では、暗闇の中で僕らがスタンバイ。
ケーキにろうそくを灯し、それが外に漏れないように陰に潜む。
全員の心臓が一斉に高鳴る。

うまく成功するか…… vs これで人生終わりかもしれない……


「おい、ここの裏口あいてるぞ」

友人がそう口にする。もちろん、わざと開けている。

「……入るか?」
「家に電気もついてねーし、いけるんじゃねーか」



普通なら絶対に入らない
まず警察だろ
ってか、ほかの仲間はどーした?お前らの班だけで行くのか


いろいろ突っ込むところはあるのだが、
こんな一種のパニック状態じゃあ、まともな判断ができない。
彼も友人の勇気ある有り得ない行動におずおずと従うしかなかった。


もう家の中ではドキドキだ
いろんな意味でガムテープで口をふさがれている友人もドキドキだ
早く入ってこなければ、本当に大変なことも有り得る


ガチャリ……


裏口が開く音。
ドアを開けると両側に部屋があり、
右側の部屋のドアの小窓から薄っすら明かりが見える。
左側の部屋には、僕らが待っている。


友人たちが明かりのついた部屋のドアを開ける。







裸電球一つ、家具は何もない。
真ん中に木の椅子。
そして、ぐったりと横になった友人。

フーッフーッとガムテープ越しに彼の荒い息が
しんとした部屋中に響く。


彼の青ざめた顔
友人たちの笑いを堪えた顔


「運べっ!!このまま運べーーー!!」


彼がそう叫んだことはそこにいた友人たちを驚かせ、
彼主導のもとぐるぐる巻きの友人を抱きかかえ、
一気に出口に向かう。

もうすぐ出口だ。そう、早くこいつを連れて
またいつもの何もない日常に帰るんだっ


しかし、そうはいかないってもんだっ


「おいゴルァ!!!誰だてめーら!!!」


彼の人生最後の瞬間であった。



向かいの部屋の電気がつく。
ドアを勢いよく開け、クラッカーを鳴らす。



ハッピバースディ・トゥー・ユー ハッピバースディ・トュー・ユー


彼の前にろうそくを灯したケーキ
皆が笑顔で拍手を送った。



彼が崩れ落ちる

目には歓喜の涙が……

いや、違う。

余りの恐怖に足が震え、涙したのだった。



「オレ、クラッカーの音、銃声だと思った…マジ、死んだかと思った…


泣きながら、そう言った彼の顔には
生きているという確かな安堵感があった。


そう、誰もがこうして泣きながら生きたいと願って生まれてきたのだ。



「いやぁ、めっちゃ楽しかったーー
「こんなうまくいくと思わなかったな」
「マジ、これカメラ回せばよかったな」


部屋中が歓喜の渦で満ち溢れた
ようやく落ち着きを取り戻した彼も笑顔が戻り、
バカな僕ら1人1人と熱い抱擁をした。

 
「怖かった…でも、ありがとう、みんなありがとう


そう言われると、こちら側もすごく嬉しい。
初めは企画倒れかと思っていたが、
こんな立派にやり遂げられるとは思わなかった。

大学時代でおもしろい思い出ができた。
みんながそこでそう思ったに違いない。

さあ、これから飲もうぜ、騒ごうぜっ
みんな2階に移動しよう!




しかし、その時、僕らはここで大事なことに気がついた。



何か足元で動いている、何だこれ




「あの…済みませんが、これもうほどいてもらえますか



努力賞受賞者の最高のこの一言から誕生会が幕を開けた
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第44話 時の回廊 午後10時

2009年05月24日 23時13分42秒 | 時の回廊
友人の誕生日、
それは喜ばしい記念日なのだが、
時にやり過ぎて、とんでもないイベントとなることがある。


その日、僕らはおなじみの店で友人たちとご飯を食べていた。
特に、会話が進むこともなく、
それぞれがそれぞれの好きな漫画を読んで箸を進める


その時、友人が口を開いた。

「……もうすぐ、あいつの誕生日だよな」

皆が一斉に目を向ける。

「なんか、おもしろいことやらねーか?」

よくある光景だ
しかし、この言葉が後に衝撃的な誕生日を演出することになるのだが、
それまでの経緯を少し見守っていてほしい。


「いいね、ドッキリみたいなやつでしょ?」
「焦らせて、ハッピバースディーみたいなのね

急に店内が僕らの声で騒がしくなる。
しばしの沈黙と笑い声。

しかし、こういった企画はたいてい計画倒れになりがちだ。

実際、僕らも何度となくおもしろいことを企画したが、
すべて、次の日には頭から忘れ去られている

しかし、このときばかりはなぜか違った。
一斉に皆が動き出し、連絡を取り合う

「あいつの誕生日にさ、ドッキリやろういい
「まだ企画しているだけだけど、結構みんな乗ってるわ


こんな感じで、皆もなぜか話に乗った。


こうして、サプライズ企画のために
ほぼ全員のサークルメンバーが顔を連ねた


誕生日当日、ついに僕らは動き出す。

何事もない1日、まるで誕生日のことなど忘れているように、
時は過ぎ、夕方だ。

本人に誰一人おめでとうと声をかけるものはいない。
そして、彼はあっけなく帰宅。


日もいよいよ沈んだころ、

まず、部室で当の本人を呼び出す。
いかにも真剣に、そう焦っているように

「Kが大変なことになった……」

部室は、いつもの穏やかな雰囲気とは違い、どこかざわついている。
そこに現れた彼もその雰囲気に呑まれた。
まずは、成功の第一歩だ

「どうしたの?」

「あいつさ、パチンコ屋でヤクザに絡まれたらしいんだよね…」
「その後、連絡もなくてさ。かなりヤバイんだわ

実際、パチンコ屋を経験している方は頷けるかと思う。
勢いよく勝ちすぎたり、変な行動をとると、
すぐに裏に連れて行かれる(結構リアルな話だ

彼も少し表情がくもる。
しかし、連絡がとれない以上、どうしようもない。

「警察に連絡してみたら?」

いいタイミングで、決められたセリフを言う。
すべてが予定調和。

「いや、第一、きょうのことでしょ?連絡もとれないし、捜索願ってことにはならねーよ」

僕もこう言う。決められたセリフを。

みんな黙る。
そこへ、友人たちが次々に駆けつける。
決められたタイミングで。

次に手がかりだ。

「そういえば、さっき、オレの携帯にあいつから意味メール来てた」

一斉に見る。
意味わからなかったからシカトしてたんだけどという友人を
そこにいる全員が叱咤する。

そして、メールをゆっくりと読み上げる。


「駐車場とジャスコ」 


ちなみにジャスコとは大型スーパーだ。
イオンと同じ系列で、北海道では結構、店舗拡大している店だ。

みんなが真剣に議論する

駐車場のあるジャスコ?
いや、ジャスコはたいてい駐車場ついてるだろ?
わざわざ書かねーよ。
ってことは、別の駐車場があるってことか。


結局、そいつは監禁されていて、
窓から見えるのがこれじゃないかと推測。

頑張って推測したようだが、これもすべて計算どおりだ。
ちょこちょこ、彼に意見を促し、
みんなで推理している感が本人をその気にさせる。

僕が警察に連絡をすると言い、部室を出る。
実際、かけるわけないが、いかにも部室に声が聞こえるように話すのだ

「じゃあ、みんなで探そう」
「まず、班を分けようぜ。警察は話が聞きたいから今から来てくれってさ。」
「駐車場とジャスコが手がかりだ」

移動は車になる。
また、部員を呼び、車を手配させる。
遠くにいた友人もわざわざ集まる……フリをする。
正確には、近くで待機していただけだ


まず、札幌市内の地図をコンビニで買う。

買うのか!?

そーだろ、いきなり地図用意してましたなんてことはない。
完璧な運びだ。

班は、3つに別れ、行動する。
目的地は、僕のおじいちゃんの家だ。古くて、いかにも廃墟だし、
こういう役回りにもってこいだった。

ジャスコは札幌市内にはいくつかあり、
その敷地外に別に駐車場がある場所は合計で4箇所。
これも事前に確認済みだ

そして、彼の乗った車は、僕のおじいちゃんの家から最も遠いところを割り振る。
僕らは、別のジャスコと警察に……など行かない。
みんな、目的地に直行する。


こうして、ヤクザに捕まった友人を探す旅が
膜を開けたのだった


いざ、後半へ。
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第43話 時の回廊 午後11時

2009年05月24日 17時28分01秒 | 時の回廊
もう朝か…と思ったら、もう夕方だ

僕はため起きとため寝が得意である。
つまり、長く起きていられるし、長く寝ていられる。

大体、3日くらいずっと起きていたことがあったが、
最後はやばかった……
幻聴が聞こえる…早く寝ろぅいと、パソコンが言う。

そんな後は寝るのも長い。
夜に寝て、起きたら朝だった
次の次の日の(笑)

きょうはまだマシな方だ


さて、時の回廊の第2章だ。


友人Sは裕福な家庭に育った。

彼は出会ったときはまともに1人で何かをすることができなかった。
もちろん、靴を履いたり、服を着たり、
そういう日常的な動作には誤作動をきたさない。

いつか、魚は家では骨がすべて抜かれた状態で出てくる
と言われたとき、唖然とした
つまり、身がほぐされて食卓に並ぶ。

だから、エビもサンマも原型を知らない

スパゲティってどうなって売ってるか知ってる??
と聞いたとき、
両手を目の前で組んで、指を立て、

こうでしょ!?

と必死になっていたのが懐かしい


さて、今日もそんな友人Sの話だ。

大学時代に飲み会をやった。
場所は僕の兄が元住んでいたアパートだ。

兄は時々しかそこに戻らない。
だから、飲み会など、イベントが行われるときにはよくそこを使用するのだ。


その日は、もう北海道には雪が舞い降り、
身も凍えるほどの寒さが札幌全体を取り巻いていた

そんなアパートでは、よくストーブが用いられる。
ああ、あれだ、今、CMでひたすら回収を呼びかけている。
あんなストーブは北海道にはごまんとある。


僕とS、女友達と女の先輩の計4人で楽しくやっていた。
窓の外は、雪こそ積もっていないが、寒そうだ。
しかし、家の中は違う。このストーブがあるのだから


「あ、わたし、そろそろ帰らなくちゃ」

先輩が言う。
時計を見るともう深夜0時を回るころ、

いかに先輩でも1人で帰らせるわけにはいかない。
ちらりと周りを見る。

みんな酔っ払って動ける様子もない。

「じゃあ、僕、送っていきますよ

こうして、僕は先輩を送りに外に出た。

先輩の家は、歩くと結構な距離だが、
このとき、僕は自転車を持っていた。
少し危険だが、2人乗りで自宅まで送っていった。


そこで、僕は重大なことに気がついた。

「コンタクトレンズの洗浄剤を忘れた

あれがなければ、寝ることも叶わぬ……
友人たちには悪いが、僕も帰ろう。


どのみち、朝起きたら迎えにいけばいい。
あいつらはあいつらで楽しくやっていけるはずだ。
なんて、思って、帰宅した。


しかし、どうだろう。
目が覚めたのは朝6時。まだ迎えには早過ぎる。

ただ、何か胸の奥で嫌なものを感じる。
早々に飛び起き、身支度を整え、急いでアパートに走った


アパートは4階建てで、僕らが使っていたのは3階だ。
下からその窓を見上げる……が、特に変化はない。

「なんだ、ただの思い過ごしか…」

ほっと一息つき、ゆっくりと階段を上がる。
上がる。
上がるにつれ、何やら上でかすかに音が聞こえる。

ピーピーッとかすかだが、聞こえる。


3階に着き、それがこの階から出ている音だとわかる。
胸の鼓動が急に早く鳴るのが手にとるようにわかった。


まさかな…


僕はゆっくりと部屋のトビラを開ける。
その音は、先ほどより大きな音で僕の耳に入ってきた。

そして、何よりガスくさい


まさか…、まさか、Sが!?

「一酸化炭素中毒」

これにより何人もの尊い命が奪われたことだろう。
嫌なニュースが脳裏をよぎる。そんな、そんなばかな??


部屋に続くトビラを開けると、

Sが1人、うつぶせになって倒れているではないか


「おい、S!!起きろ!!S、起きろって!!」


思わず叫んだ。
Sがぴくりと反応する。

ああ、生きてた、生きてたーーー


すると、Sがそんな嬉しそうに言う僕に向かってこう言った。


「……ってか、目覚ましうるせーよ


衝撃……

いや、これ、警報音だし。ってか、君、今、死ぬとこでしたよ?


一応、この状況を説明すると、わかってくれたようで、
Sはまた青ざめた顔で語りだす。

「あいつだ…(女友達のことだ。)。あいつ、オレを殺そうとしたんだ」


経緯を聞くと、
僕が先輩を送った後、Sは眠くなり寝た。
その後、女友達がストーブを消し忘れて帰ったのだそうな。


なんということだ。それは殺人ではないか
その日、学校でその子に問い詰める。
お前のせいで、Sが死にかけたぞ!!って。

「いや、わたし、消していったよ。ってか、そんなことするわけないじゃん」


ん?おかしい。では、一体どういうことだ

後日、また、Sにたずねてみると、

「あ、そうだった。あのあと、寒くてオレがつけたんだった


それから、ストーブは回収されていったそうな。
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第42話 時の回廊 午前0時

2009年05月24日 02時30分39秒 | 時の回廊
先ほど、眠りにつこうとベッドに入ったわけだが、
真っ暗闇で着信音が鳴り響く

友人からだ。
内容は以下のとおりである。

「あのさ~、お願いがあるんだよね~(酔っ払い)」

大学時代からの友人だ。
おお、なんぞ?

「ススキノで飲んでたんだけど、家まで送ってほしいんだ」

……OK、15分後に


まず、この展開が意味わからん人
理由はきっとこうだろう。

なぜに行く

模範解答:行けない理由がないから


僕は、今まで生きてきて、
絶対に曲げぬ信念がある。

それは、友人の頼みを断らない
ちなみに友人の数は5人までとする。


待て待てっ!!
最初の信念はよしとしようか。それも無理があるのだが、
友人の数……それじゃあ少ないだろうに。

そんなことはないぞ

友達100人できるかなとか大ウソだ。
そんなにつくってみろ、一体誰が本物の友達だ
困ったときに金もバンクしてくれないよ、きっと


そして、忙しさを理由にした時点で人生は終わりだ

人はそもそも自分の人生を豊かにするために働くものだ。
それがいつの間にか働くことが生きる目標になる。

これは本当に恐ろしい。

時間は限りがあるのだから、有効に使わなければならぬ
忙しい中でも、自分の大切な時間は確保するのが大切だ


話は逸れたが…、


まあ、そんな中身の濃い5人だから、誘いもお願いも断ったためしがない。
それで、札幌市を南から北まで移動して帰ってきた


そうして、眠くないし、親も年だし、あなたしかいない、ねえ

ララ~ラララ~ラララ~

って、大黒さんは貯金箱にしまい、
一つ物語を進めておこう。


特集は、時の回廊 午前0時

大好きなクロノトリガーをパクってみたが、
結局のところ、昔話だ。


では、


僕が大学生のころ、今の友人と出会った。
1年生のころからだから、もう5年以上になる長い付き合いだ


気があったし、同じサークルということで、
すぐに仲良くなり、楽しい毎日だ
今後もよく出てくる友人なので、名称をつけておこう。

その名をSとしよう


ある時、サークルで花見が開催された。
大学生の花見といえば、花は二の次で、お酒だ

僕はお酒は好きではないが、なぜだか強い。
いつまでたっても酔っ払わないのが悔しい限りだが、
まあ、付き合いと雰囲気で飲むのだ


高校は違ったもんだから、
お互いが自称酒豪と言い張る。その隣にいた友人も言い張る。

3人とも強い、強いと言うもんだから、
ペースも上がるわ、上がる


上がるとどうなる?
みんなも見たり聞いたことがあるはずだ。


急性アルコール中毒


誰がなった??
話の展開上、Sに決まってる。


強い、強いと言っても、人には差がある。
その地域で強かったとしても、世界は広いものだ。
僕も、もう1人の友人も最強クラスと言っていいほどだった。

ただ、それだけのこと。


では、急性アルコール中毒のSがとった行動は

まず、テンションが一気に上がる
これは、お酒を飲めばほとんどの人がそうだろう。

次に、知らない人に話しかける。
……まあ、そういう人もきっといるだろうね

ベンチにもたれかかる
なるほど、体内でアルコールが分解できなくなってくるのだな

寝る
というか、この場合、意識がなくなる。
一見、さわやかな青空のもと、昼寝といった風景だが、気絶しているのだ

最後に、吐く。寝たまま吐く
ここで、大体、みんな気づく。ちょっとヤバくないか?みたいな。


呼びかけに応答なし

顔が真っ青

さあ、救急車を呼ぼう


こうして、Sは運ばれていったのだが、
話はここで終わりではない。


次の日、

S「大変こと起きた……」

なになに??

S「オレ、救急車で運ばれている自分の姿見た…」


ああ、あれね、幽体離脱ってやつですね
青ざめた顔で言ったSを今でも忘れられない(笑)


みんなもお酒には十分注意しよう
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第41話 言葉にミゼラブル2

2009年05月23日 21時07分43秒 | 面白い国語
さっきまでニコニコ動画を見ていたら、
すごいのを見つけた……

「関西の女子高生がバイオハザードを実況したよー」

だって

僕は実は物すごくゲームが下手だ
正確には下手じゃない。時代が下手にさせてゆく……

というのも、今のゲーム機って
どう考えてもボタン多過ぎじゃないか??

ファミコン時代はよかったなぁ。AとBしかないからね
まあ、スーパーファミコンまでは許そうか。

なぜ3Dにしたっ
マジ、いらん。余計なことをしたよな~
完全に波に乗り遅れたぞ、どうすんの。

ありがたいことにWiiはボタンが少ない……が、
もうこの年だでも、やってみるかな


話、戻そうか

で、バイオハザードというゲームの実況をやっているのだ。
このバイオハザードというのはその名のとおり、

バイオ(生物)のハザード(災害、危機)だ。
詰まるところ、主人公がゾンビを倒す!

僕が中学校くらいのときかな……、プレイステーションで出た。
僕はできない。下手だから。兄にやってもらった(笑)

おもしろいのだが、できない。
だから、口を出す。口を出す。ケンカする

だから、最後まで見ていない
そんな難しいのを関西の高校生がやるんだって。

それが……なんとまあ、おもしろい。
何がおもしろい?

まず、関西の子はおもしろい。見てて飽きない。
それと、漢字読めなさ過ぎだ……。

途中で手紙とかが出てくるので、
実況するために読むんだが、それが全く読めない

コメントに、

「将来の日本オワタ……」 ←オワタは終わったという意味だ。

と書かれる始末(笑)

ただ、元気な感じがいいみんなもぜひ見てみるといいのか。
僕は一応、応援している


というわけで、
きょうはそんな高校生のために、言葉にミゼラブル


前回は、

「ぼくはとしんとしんとしんのあいだにすんでいる」

というところからだ。

これは2種類の意味がある。
2種類

「僕は、都心、都心、都心の間に住んでいる」

だと、横浜市、さいたま市、千葉市の間にすれば東京都のどこかに住んでいることになる。


「僕は、都心と新都心の間に住んでいる」

例えば、埼玉県には新都心がある。
だから、旧都心と新都心の間に住んでいることになる。


昔、

「すもももももももものうち」や「ちゃうちゃうちゃうんちゃう」

というのがあった。これと原理は一緒だ。

「李(スモモ)も桃(モモ)も桃のうち」
「チャウチャウ(犬の種類)じゃないんじゃない?」 ちゃうん?は違うということだ。

と読む言葉遊びだね。


言葉は、時代とともに常に変化する。
その上で、意味や理屈が忘れ去られてしまうものも多い


きょうは、こんなものを用意した


読むよ①:「今年度中に仕事だ
読むよ②:「今年度中は仕事だ


①の方は意味がわかるか。
今、ニートだが、今年度から仕事でもするかっってときに使う。

②はどうだろう。
定年間際だが、今年度いっぱいは仕事だよみたいな感じ。


……で
わからぬか

ひらがなに直そう。

読むよ①:こんねんどちゅう
読むよ②:こんねんどじゅう


これが正解
間違ってはいけないぞ、これは

②は「ぢゅう」ぢゃないよ(笑)


①は、今年度のどこか1箇所を指す。今年度のどこかの日からという意味だ。
②は、今年度ずっとと全体を指す。4月1日から3月31日ずっとという意味だ。

そもそも意味が違うのに、なぜ同じ漢字にした
混乱するだろ。


僕は今まで書き分けてきたが、知っていた人いるー??
本来、②は「今年度じゅう」と書きたい。

が、新聞すら使い分けていない。
う~む、

日本の将来、オワタ


さて、明日からまた特集組むぞーー。
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第40話 数字にミゼラブル7

2009年05月22日 23時40分52秒 | 楽しい算数
……コメント来てるぞ
しかも、タイトル入り

中国語に興味のある方はクリックしてねっ
僕は興味がないので、クリックしない。

しない、しない。


さて、ようやく本題だ。
10に近くないかけ算はどうやって処理する??

まあ、勘のいいみんなならもうわかるだろうが、
しばしの間、おつき合いを


ここで、このNOSUMOO公式に必要なキーとなるかけ算を書いておこう!

15×15=225


なるほどね
勘のいいみんなは……となる。


例えば、14×16だ。

まず、14のかたまりが16個ある。
これを14のかたまりが14個と14のかたまりが2個ある。

とすると、

14×14+14×2

だ。

これが計算できるなら話は早い。これでも十分計算しやすくなった
ちなみに答えも載せておこう

196+28=224


……ん?
なんか、上の方にこれと似た数字があったような

そのとおりだ。実は15×15の答え225より1小さい。
おぉぉ、もしやこれは……ですね、わかります


さて、前回のおさらいだ。

まず、14×16は、

14×14+14×2

これは置いておこう

14×14を15×15にしたい場合、

まず、14を1つ持ってくるんだった。
なんと、もう既に右側に14×2とあるじゃないかっ
使うべし

さらに、14を持ってくる。
×2って書いてあるんだから、もう1つあるんだな。
これも使おう

最後に、1を華麗に持ってくる。
もうない……
でも1使うから、後で1を引けばいい


では、今、しゃべったものを書いてみよう。

14×16=15×15-1

225-1=224だ


できたーーーーーー


喜んでいるひまはないぞっ!!次っ!!

13×17だ。
一応、答えは221。


またしても…15×15=225に似てませんか?
兄弟じゃね

まず、13のかたまりが17個ある。
これを13のかたまりが13個と4個にしよう


はい、13のかたまりを1個持ってきます
また、13のかたまりを1個持ってきくる。
1ふやして、後で1を引く。


この時点で、

14×14+13×2-1

だ。

次に、14×14をどうにか15×15にしたい。
そうすると、14のかたまりを持ってきたいんだが……
しかし、14はないね……

じゃあ、13に1足して、14にしちゃうか
それで、また1引けばいいよ。

14×15+13-1-1

次に、また14が欲しいところだが、
またしても14がない

同じだ。13に1足して、14にしよう
それで、また1引けばいいよ。

最後に、1持ってきて、後で1引けばいい。

15×15-1-1-1-1

つまり、

15×15-4=225-4=221


また、できた……簡単かもしれぬ


はい、勘のいいみんなならもうわかったはず。
引く数に注目

15から1だけ離れている場合(14)は-1、
15から2だけ離れている場合(13)は-4、

じゃあ、3だけ離れている場合は


知らんっ

いや、もう知っているはずだ。
ほら、書いたでしょ、一番最初に

1×1=1  2×2=4  3×3=9  ……


まさか……
ええ、そのまさかです。

3だけ離れている場合は、-9となる。

ということは、

12×18=15×15-9=216ってこと??

はい、正解です



本来、中学校に入ると、x(エックス)とか使ってやるんだけど、
そうなったらもう公式公式で、
実のところ、本来の姿を見失ってしまう


正直、公式丸暗記なんて人もいたが、それでは役に立たない。
かけ算や割り算は足し算、引き算でどうにかなるって
前提がないとダメなんだ

みんな算数嫌いにならないでくださいな

さあ、寝よ、寝よ
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第39話 数字にミゼラブル6

2009年05月22日 20時39分37秒 | 楽しい算数

ちなみに、さっきのを公式っぽく書くと、

N×N=(N-1)(N-1)+2N+1

だ。

ほらみろっ
この公式が余計だってな?これじゃあ、算数嫌いになるぞ!!

わかってる。これが悪いんだよね。
さっきの話だとわかるのに、公式にするとわからなくなる
スゥの登場だ

まず、14×14を考える……。

そこで、13×13がやってくる。おはようとばかりにやってくる。



図で言うと、こんな感じだ。

そして、ここで13をもう1個持ってくる
そうすると、13のかたまりが14個になるのだ。


そして、さらに、13をもう1個持ってくる。
ここで注意!!これは13のかたまりを15個…にはしない。

そして、そいつを1つ1つに分解だ。



次に、それを上の図と合体させる



そうすると、13+1で、14のかたまりができるっ
しかし、忘れるべからず!

13を1つ1つに分解すると、1が13個しかできない
13のかたまりが14個あったのだから、1のブロックが1個足りないのだ

そこで、最後に1を持ってくる。マジックのようにかれいに持ってくる

そうすると、14×14の出来上がりだ


おさらい

初めに、13×13がある。
次に13を一つ持ってくる。また13を持ってきて、1つに分ける。
最後に1を足すと、14×14の出来上がり

つまり、上の公式でいくところの……

N×N=(N-1)(N-1)+2N+1

というのに、Nを14にすると、

14×14=13×13+2×13+1



いやあ、これで、完璧の完璧の完璧君だ!!

つまり、10×10=100さえわかれば、

11×11=10×10+2×10+1=121になる。

あの奇数だけ上がっていく仕組みがわかったような気がした……かな




もう後半終わりっ!?

次っ!!

コメント
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