能勢謙三の鹿児島まち案内日記

2929 本心を知りたい

4月1日付南日本新聞1面に「新体育館 本年度着手」という大きな見出しが載った。鹿児島市のドルフィンポート跡地に建設する新総合体育館(スポーツ・コンベンションセンター)の基本構想を鹿児島県が3月31日に策定したというニュースだった。それによると、2022年度に地盤調査などに着手、6~7年後の完成を目指すという。
記事は「市街地からの桜島の眺望確保のため、体育館本体はドルフィンポート跡地の南側に配置」としているが、この「市街地から」とは、主要な通り(朝日通り、マイアミ通り、パース通り)からの眺望を指すにすぎず、一番の見どころであるドルフィンポート沿いの県道からの眺めを無視しているように思える。
マイアミ通りと県道とのT字型交差点。体育館はこの先に立つ予定。つまり県道沿いに壁のように立ちはだかる。

また南日本新聞の記事は建物の規模についていつも「4階建て」と表現しているが、誤解の元だ。高さは25~30メートルになるそうだから、普通のマンションなどだと「7~8階建て」に相当する。「4層構造」とすべきではないだうか。

いずれにしても、記事は県の言うことをそのまま報告しただけに見える。記者たちは現場に何度も足を運んで四方八方から景観を想像してみたことがあるだろうか。本当にここに、威圧的で壁のような建物が立っていいか? 後悔することにならないか? 新聞社の本心を知りたい。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事