JR九州が去る15日、2018年3月に行うダイヤ改定の概要を発表しました。それによると、鹿児島県内の在来線で増便は1本もせずに、計36本を減便。計20本を区間短縮するそうです。日豊・肥薩線の観光列車「はやとの風」は1日2往復の定期運行を取りやめ、土日祝日や夏休みなど利用者が多い日に限って運行する、とのこと。
同社は、少子高齢化などによる利用者減を理由に挙げ、「輸送力を利用実態に合わせ、経営体質を強化したい」と説明したそうです。
確かに在来線の乗車具合を見ると、「はやとの風」を含めて仕方がないなと思う一方で、公共輸送機関としての役割も忘れてもらっては困る、と考えます。
JR九州の収入源のウエートが鉄道事業から不動産などその他事業に移った今、鉄道事業をより効率化したい思いは理解できますが、効率化の行き着く先が廃線となれば黙っていられません。
それより前に、例えば鹿児島中央駅に各種広告はあふれていても、公共輸送機関に欠かせない時刻表や時計が少なくて目立たないこと、あるいは豪華列車「ななつ星」の上客ばかりを過剰にもてなすこと、このような同社の今の姿勢にも問題があるのではないか、と私は思うのです。
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大河ドラマ「西郷どん」放映、維新150年と鹿児島にとって「それいけどんどん」の2018年に、くしくもJR九州が突きつける厳しい現実。私たち鹿児島県民は浮かれてばかりいられません。