能勢謙三の鹿児島まち案内日記

857 寂しい「1強」

安全保障関連法案の参院での審議がヤマ場を迎えています。

こんなに各界の有識者たちが問題視し、多くの国民が不安・不信を抱き、連日のように全国津々浦々で反対行動が繰り広げられている法案について、安倍首相はどうしてこんなに成立を急ぐのかさっぱりわかりません。

口を開けば「国民の命と平和な暮らしを守るため」と安倍首相は言いますが、さっぱり心に響かないのはなぜでしょうか。一国の首相としての大きさ、広さ、深さ、つまりは資質に欠けるからではないでしょうか。

日本国民として、こんな首相を持つ不幸を感じざるを得ません。

本当は日本国憲法を改定して正式に軍隊を持ちたいのであれば、堂々とやればいい。なのに、やり方が姑息なんです。ごまかし、たぶらかしが多すぎます。

異論に耳を傾けようともせず、独善的で、国民を馬鹿にしています。

安保法案に限りません。沖縄・辺野古への米軍新基地建設にしても、原発再稼働にしても、根は同じです。異論を突っぱねるのではなく、異論も取り込むのが政治家の度量であり、役目ではないでしょうか。

安倍さんには、弱者への目配りが感じられません。端的に言えば、強い者の味方に見えます。
同じ長州なら、高杉晋作や吉田松陰たちに学んで欲しいものです。高い志を。

「最後は多数決で」とはいえ、今の自民が先の衆院選で得た票は全有権者の3割足らずに過ぎませんでした。いくら国会内で「1強」を誇ろうが、高が知れているのです。こんな寂しい「1強」に、やりたい放題にさせるわけにいきません。

下の写真は14日に自宅のフェンスに張ったプラカードです。正念場へ、意思表示せずにはいられません。



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