能勢謙三の鹿児島まち案内日記

1873 活き活きボランティア

2019年2月12日(火)晴れ。

午前 用事があり鹿児島大学病院へ。
外来ロビーの椅子に掛けてあたりを見回していたら、まち案内の自分のような動きをする人たちが3、4人いるのに気づく。そろいのブルーのエプロン姿で、「鹿大病院活き活きボランティア」と書いたブルーの腕章をつけている。その1人の女性に尋ねると、全く無償で、平日の午前を中心に、外来ロビーで案内係兼世話係として働いている。目的の場所へどう行けばいいか迷っている人に声をかけたり、車いすの人を世話する。声をかけても、中には敬遠したり嫌がる人もいるそうで、私の仕事と同じですね、と共感する。

後で担当部署へ電話で聞いてみると、現在、一般市民20人ほどが登録している。うち男性が2人。
このようなシステムは、とても良いことだと思う。中央駅や繁華街にも、このような機動的「何でも案内」ボランティアを導入すべきではないだろうか。観光客相手の、腰の重い従来の観光ボランティアではなく。
ボランティアではないが、市役所市民課の「あんない」係も、役所にしてはとても良い。大いに役に立つ。

鹿児島中央駅東口のアミュ広場

15時10分 鹿児島中央駅東口の4番バス乗り場で、目の前で停車中のまち巡りバスに乗らないアジア系男性の声をかけると、「シティビューに」。でしたら15時30分発ですね。ここでお待ちください。

15時12分 東口バス乗り場等総合案内板前で男性「新栄町へ」。でしたら中の16番乗り場から。30分発イオン行き4番線のバスに。向こうの横断歩道から渡れます。新栄町でしたら二軒茶屋、南港あたりでしょうか。どちらへ行かれますか? 「JAFへ」。二軒茶屋あたりでいいかもしれませんが。近づけばわかりますか? 「ええ」。
後で調べたら、手前の南小前が近いようだ。

15時31分 6番乗り場で男性「南埠頭」。5番乗り場へ誘導。40分発のシャトルバスを案内。高速船ターミナルで降りるといいです。

15時55分 4番乗り場で男性「仙巌園へ。今度の木曜日に」。ここからでいいですが、まっすぐいかれたいなら、あっちの7番乗り場からが早いです。7番乗り場へ誘導。姶良方面へ向かう鹿児島交通バスの時刻表を示す。「サンロイヤルホテルは?」。中の18番乗り場からホテルの無料バスが出ます。「普通の路線バスは?」。同じく中の15番乗り場です。

●イベント情報 鹿児島ラーメン王決定戦が15日(金)から17日(日)まで本港新町のウオーターフロントパークで。

●店情報 休業中のカレーショップ「90番」(中央町、ベル通り)が21日(木)から営業再開予定。

16時20分 東口広場で地図を広げた夫婦「パークホテルへ」。地図の向きを正して、あっちです。あのビルの右側あっちへを斜めに延びる通りに。少し進むと左側にあります。面倒ですが、地上を横断歩道を3つ渡って行ってください。その方が地下通路よりわかりやすいと思います。

16時23分 6番乗り場で婦人「鹿児島新港へ」。5番乗り場へ誘導。30分発ポートライナーの時刻表を示す。

16時32分 3番乗り場で客の列に並んでいて、時刻表を確かめに前へ出たアジア系女性2人に声をかけると、「天文館」。でしたら向こうの5、6番乗り場の方がいいです。

16時36分 4番乗り場近くで女高生3人が「中の15番だよ。地下から」と言っているのを耳にして、向こうの横断歩道がありますよ、と伝える。


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