能勢謙三の鹿児島まち案内日記

3368 恩着せがましくないか?

ocochanさん、コメントありがとうございます。国宝・霧島神宮は、ずっと大切にしたい鹿児島の宝です。

さて、鹿児島銀行本店前に設置された腰掛け状の「円柱」が5基から9基に増えたことを、21日付南日本新聞がようやく取り上げていました(下写真)。
この円柱は金生町バス停の位置にあることから、バス待ちの人がよく利用しており、どう見ても腰掛けなのですが、記事によると鹿銀はあくまで「ビル防護用の円柱」と説明しているようです。そればかりか、記事は「同行は、円柱の想定外の貢献を『うれしい誤算』と捉える」と書き、「円柱が思わぬ形で市民の役に立っていると知り、数を増やした。引き続き『いす』として使ってほしい」という同行員のコメントを載せています。
何だか白々しい記事です。鹿銀は、同バス停にもともとあった複数のベンチ(金生町通り会設置)が、本店新築工事に伴い撤去された経緯を知らないのでしょうか。本店完成後も、バス停にはベンチが必要と考えなかったのでしょうか。「市民に重宝されていることから、銀行側が増設した」とは、恩着せがましくないでしょうか。
石造りの円柱は、いかにも冷たく硬く、背もたれもなく、手荷物も置けず、腰掛ける人にやさしくありません。もしビル防護用だとすれば、この個所だけでなく、幅が広いビルに沿ってもっとたくさん設置すべきでしょう。そもそも「歩道に突っ込んでくる車から建物を防護」するより先に、バス待ちの人や歩行者を守ることを考えるべきではないでしょうか。
本店完成後、建物と歩道アーケード屋根との間に生まれた大きな隙間にも鹿銀は当初、知らないふりでした。上から目線、自社さえよければの体質を感じます。
鹿児島空港。どうぞ掛けてくださいというように、各種ベンチが多数並んでいる。


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