能勢謙三の鹿児島まち案内日記３２

２０１１年１２月７日（水）曇りのち時々小雨
１５時０５分　鹿児島中央駅東口バス乗り場案内板前で若い男性６人「フレスポへ」。東１５乗り場を案内。２０分後、１５乗り場へ行き、まだいた若者たちに、メモを渡す。市営１６か２７、鹿児島交通３２番線のいずれかに乗り、与次郎１丁目で下車を、と。一瞬きょとんとした若者の１人「あ、ありがとうございます」。
１５時０７分　同所で女性「東口は？」。こっち側です、と案内。あのビルの裏側が西口です、と付け加えて。
１５時０９分　同所でスーツ男性「この辺で見る所は？　食べる所は？」。維新ふるさと館、アミュプラザ５階レストラン街などを案内。ふるさと館は、いったん地下に降り、あの通り（ナポリ通り）に出て、１番目の信号の先を左へ。橋を渡ります、と付け加える。
１５時１６分　西口エスカレーター上で婦人「タクシー乗り場は？」。どちら方面でしょう？　「サンロイヤルホテルです」。でしたら、向こうのエスカレーターを下りて左側にあるバスターミナルの東１８乗り場からシャトルバスが出ています、タクシー乗り場もあのエスカレーターを下りたところにあります、と案内。
１５時２１分　東口バス案内板前で婦人「郡元へ」。東１５乗り場から市営１１番線鴨池港行きに、とメモを書いて渡す。「１０００円両替できます？」。１０００円までなら車内でできます、と案内。
１５時３７分　同所で若い女性４人「天文館は？」。歩いて行くなら２０分、向こうの電車通りをあっちへまっすぐ、と案内。「天文館からサンロイヤルホテルは歩いていけますか？」。とても遠いです、ホテルのシャトルバスがあります、と付近地図で天文館の乗り場（電車通りドコモショップ前）の位置を示す。
１５時４０分　同所で若い男性「伊敷方面はどこから？」。この先の果ての東７乗り場ですが、伊敷はどのあたりですか？　「ネッツあたり」。じゃあ伊敷団地とか宮之城とか３号線を遠くへ向かうバスに乗り、伊敷仮屋で下車を、と案内。が、後で考えたら、ネッツは玉江橋近くにもある。そこだとしたら伊敷仮屋ではなく、伊敷中前か玉江小前が近い。もっと詳しく尋ねるべきだった。
１５時５８分　アミュプラザ地階から西口へ通じる連絡通路を歩いていたら、通路上にニンジン３本（２本は透明袋に入ったまま、１本は外に）が落ちていた。前方を買い物カートを押して歩く老婦人を見つけ、追いかけてエレベーター前で声かけ。あのー、ニンジンを落とされませんでしたか？　「あっ、しまった」とカゴの中を確かめた婦人「ごめんなさい」。こっちもすみません、拾っては来ませんでした、あそこに落ちたままです。婦人はニンジンの方へ引き返した。そういえばプラザ地階通路で野菜のワゴンセールが行われていた。
１６時４５分　東口バス案内板前で婦人５人「紫原へ」。紫原は何丁目ですか？　「５丁目です」。でしたら離れた東２２乗り場から市営３番線に、と案内。
１６時４６分　同所で若い女性２人「シーサイドホテルは？」。えっ？　シーサイド？　「あ、サンロイヤルホテルでした」。東１８乗り場からシャトルバスが出ます、あの横断歩道を渡ると目の前です、と案内。
１６時４８分　同所で婦人「竪馬場へ」。東１１か12番乗り場へ、と案内。
１７時１１分　同所で若い女性７人「フレスポへ、普通のバスとサンロイヤルのバスのどっちが安い？」。ホテルへ行くシャトルバスは無料です、と案内。東１８乗り場から。この日は若い女性、しかも１０代の女性のサンロイヤルホテル行きが目立った。誰か若いタレントでも来ているのか。顔見知りの警備員にこのことを話すと、「修学旅行でしょ。それにしてもみんな思い思いの私服ですよね」。１８番乗り場には、いつになく若い女性たちの長い列ができた。そしてやがてやって来たシャトルバスは、ぎゅうぎゅう詰め状態で出て行った。