新型肺炎の感染は各国、各地に広がるばかりですが、鹿児島関係の情報が当初、誤って伝えられたのがちょっと気になりました。その情報とは、「(鹿児島にも寄港したクルーズ船に乗っていて、香港に帰国後感染が確認された)80歳の香港人男性は、鹿児島でバスツアーに参加していなかった」と鹿児島商工会議所が早々と発表した情報です。
これを見たとき、なぜ発信元が鹿児島商工会議所なのか、と疑問に思いました。また、発表が早過ぎないか、とも。この理由について新聞もテレビも触れていないようです。私は、風評被害を恐れた同会議所が勇み足をしたのでは、と勘繰ってしまいました。真相はわかりません。
話は変わります。6日付南日本新聞15面の「編集局日誌」に目を引かれ、そして共感を覚えました。報道部・江田記者の記事。「海外客が来ない」というタイトルでした。
さまざまな事情で海外からの客が減って、鹿児島の観光業界に逆風が吹くこんな時こそ、「県民が地元を回る旅行や行楽で応援できないか」という内容でした。同感でした。
私も時間があれば、県内各地を訪れていますが、いつも新しい発見や驚きがあります。灯台もと暗し。身近な所に、知らないことが多いのです。隠れた素材があるのです。
鹿児島市内もこまごまと回りますが、月日が経過するだけでも街の様子や景観は変わるものです。つまり発見があるのです。
ポイントの一つは海岸部だと思います。例えば、市内の北から南まで海岸線を縦断するツアーバスがあれば、それなりに地元客が集まるのではないでしょうか。地元民による新しい観光需要が生まれるのではないでしょうか。
先日も書きましたが、海岸部には珍しくて興味深い船や大規模事業所などネタがあふれています。「海岸縦断 産業ツアー」とでも銘打って、ツアーバスを走らせてはどうでしょう。子どもからリタイア組まで、人気を呼ぶ予感がします。
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