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映画板 100円dvdシリーズ ~となりのトトロ

映画板 100円dvdシリーズ ~となりのトトロ

 

 御存じ宮崎駿監督作品、、2枚組のうち特典ディスク欠損で100円で売っていました、、

--                        แหว่ง /wɛ̀ŋ ウェン    裂けた,欠けた                                    บิ่น   /bìn ビン    欠けた,欠損した                                        อัป   /àppà アッパ    〜の欠けた,〜の無い,~から離れた<接頭辞>  ※ごったい先生作

 

ーーーーーー                             M1:【『となりのトトロ』(英題:My Neighbor Totoro) とは】

 ★1988年4月16日に公開されたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。 宮崎駿監督作品。昭和30年代前半の日本を舞台にしたファンタジー。 田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ・メイ姉妹と、子どもの時にしか会えないと言われる不思議な生き物・トトロとの交流を描く。キャッチコピーは「このへんな生きものは まだ日本にいるのです。たぶん。」。 同時上映は『火垂るの墓』。


となりのトトロ My Neighbor Totoro
本編オープニング、キャラクターグッズで使用されるもの。宣伝ポスターや映像ソフトでは別デザインのものが使用されている。
監督  宮崎 駿
脚本  宮崎 駿
原作  宮崎 駿
製作  原 徹
製作総指揮 徳間康快
出演者 日髙のり子 坂本千夏 糸井重里 島本須美 北林谷栄 高木均                    音楽  久石譲
主題歌  井上あずみ「となりのトトロ」
撮影  白井久男
編集  瀬山武司
制作会社 スタジオジブリ
製作会社 徳間書店
配給  日本 東宝
    アメリカ合衆国 トロマ・エンターテインメント
公開     日本 1988年4月16日
    香港 1988年7月15日
       中華人民共和国 1992年
    中華人民共和国 2018年12月14日
    アメリカ合衆国 1993年5月7日
    フランス    1999年12月8日
    イタリア    2009年9月18日
上映時間  86分
製作国   日本
言語    日本語
興行収入  11.7億円
配給収入    5億8800万円

 ストーリー

 昭和30年代前半の初夏 (5月) 。小学生のサツキと、幼い妹のメイ、父の三人が、入院中の母の病院の近くであり、空気のきれいな所で暮らすため、農村へ引っ越してくる。 引越し先の古い家を探検していたサツキとメイは、ピンポン球程の真っ黒なかたまりがたくさん住み着いているのを見つける。 驚いた二人に対し、引っ越しの手伝いに来ていた隣のおばあちゃんが、それはススワタリというもので、子供にしか見えず、害もなく、人が住み始めるといつの間にかいなくなるのだと教えてくれる。おばあちゃんの孫のカンタが差し入れをもってくるが、カンタは「お化け屋敷」とさつきをからかう。この家で三人は新しい生活を始める

小学校が田植え休みになった6月のある日、三人は入院している母の見舞いに行き、新しい家がおばけ屋敷だったと伝える。サツキとメイは母がおばけ嫌いである事を心配していたが、母は少しも怖がらず「自分もおばけに会いたい」と言ってくれる。ほっとした二人は、母が早く退院していっしょに暮らせる事を願う。

そんなある日、一人で庭で遊んでいたメイはドングリを持つ不思議な小さな生き物を二匹見つける。追いかけていったメイが、家の隣の塚森の中心の大きなクスノキの所まで行き、根元に開いた深い穴の入り口でドングリを見つけ、拾おうとして穴の中に転がり落ちると、穴の底にぽっかり開いた空間にずっと大きな生き物が寝ていて、メイが名前を聞くと生き物は何かつぶやくがそれがメイには"トトロ"と答えたように聞こえる。やがてトトロの腹の上でトトロといっしょに寝てしまったメイは、その後、庭と森の境の茂みの中で一人で寝ている所をサツキに発見され、起こされる。メイはサツキと父にもトトロを見せようとするが、トトロがいた場所が見つからない。二人が笑い出したため腹を立てたメイに対し、父は「トトロはきっとこの森の主で、いつでも会える訳ではないのだ」と優しく教え、三人で塚森へ向かうと「これからもよろしくお願いします」と引っ越しのあいさつをする。その晩、サツキは母あての手紙にこの時の出来事を書き記し、自分もトトロに会ってみたいと添える。

梅雨の季節となったある日の事。その日は父が大学へ行くためサツキはメイを隣の家に預けて学校に向かう。ところが午後の授業が始まった矢先、姉を恋しがったメイを連れたおばあちゃんの姿を校門で見つけ、仕方なく先生の許しを得てメイを教室に入れてもらい残りの2限をやり過ごす事になる。
そして放課後の帰り道。次第に雲行きが怪しくなりとうとう雨が降り出してしまった。二人は慌てて地蔵がある屋根付きの祠 (ほこら) に逃げ込み雨宿りをするが勢いは止まらず、困り果てている所へ通りかかったカンタが無言で自分の傘を差し出す。サツキはとまどいながらも「そっちがぬれちゃうからいい」と遠慮すると、今度は傘をその場に置いたまま無言で駆け出して行ってしまった。傘を差して帰路に着く中、サツキはカンタを案外いい子なのかもしれないと見直す。

そして夕暮れ時、借りた傘を返しがてら同じく傘を持たないまま行ってしまった父を迎えに行くため、最寄りのバス停に向かうも一向に来ず、サツキは途中で待ちくたびれ寝てしまったメイをおんぶしながら帰りを待つも、次第に辺りが暗くなってくる。すると大トトロが静かにやって来て二人の隣にのそりと立つ。ずぶぬれのトトロを見かねてサツキが父の傘を貸してやると、トトロは傘に落ちる雨粒の音を気に入ってしまったらしく、それを持ったままお礼に木の実が入ったササの葉の包みを渡し、バスの姿をしたネコ(ネコバス)に乗って行ってしまう。父の迎えを終えて帰宅すると二人は木の実を庭にまいたがなかなか芽が出ない。7月の満月の夜中[15][16]、二人が目を覚ますとトトロたちが木の実をまいた庭を歩き回っている姿を見つけ、トトロたちといっしょに祈ると庭土から芽が出てそれがあっという間に大木へと育つ。大トトロは不思議なコマを回すとそれに乗り、中と小トトロ、サツキとメイを抱いて空を飛ぶ。やがて大木の高枝でトトロたちとサツキ、メイがオカリナを吹き、その音色を書斎から父が聞く。
翌朝、二人が目覚めると大木は消えていたが、庭には小さな芽がたくさん出ていた。二人は「夢だけど夢じゃなかった」と大喜びする。

夏休みとなった8月のある日、二人がおばあちゃんと畑で野菜を収穫していると、カンタが「レンラクコウ」という病院からの電報を持って走ってくる。母に何か起きたと悟ったサツキは慌てて大学にいる父と電話で連絡を取り、母が体調を崩してしまったために退院が延びた事を知る。しかし、その事をメイに伝えると、メイは「嫌だ嫌だ」とだだをこね、二人は大げんかしてしまった。だが、家に戻った直後に自身もこらえきれずにおばあちゃんの前で大泣きしてしまう。しっかり者のサツキも、内心は「もしかしたら母を失うかもしれない」という不安と恐怖で一杯だったのだ。その様子を見ていたメイは日が暮れる中、トウモロコシを抱いたまま一人で病院へ行こうとして、行方不明となってしまった。村の人々が総出で探し回るがメイは見つからず、途方に暮れたサツキはワラにもすがる思いでトトロに助けを求めに塚森へ行く。大トトロは、どうすればいいのか分からないと絶望のあまり泣き崩れるサツキを見て、泣かないでと言わんばかりに慰め、サツキを連れてクスノキのてっぺんに登り、ネコバスを呼び寄せる。サツキを乗せたネコバスは風のように走り、道に迷って泣いていたメイを無事に見つける事ができた。メイは一人で病院へ行こうとした事を謝罪し、二人は和解した。メイは母にトウモロコシを届けようとしていたのだった。

夜になり、ネコバスが二人を病院に連れて行くと、そこには元気そうに父と話す母の姿があった。母が死んでしまうかも、という不安が消えた二人は笑顔でその様子を見つめた。母が二人の気配を感じて目を向けると、窓辺にメイが持ってきたトウモロコシが置かれており、その葉には「おかあさんへ」と刻まれていた。

その後、サツキとメイはネコバスで家まで送ってもらい、家の近くでカンタとおばあちゃんと合流すると、四人仲良く家路を歩く。トトロたちは今夜もクスノキの上で仲良くオカリナを吹いているのだった。 エンディングでは母の退院の様子と、秋と冬の場面が描かれている。
登場するキャラクター

サツキ(草壁サツキ)    声 - 日髙のり子
    草壁家の長女。12歳。 序盤から中盤まで黄色い襟の半そでシャツにオレンジ色の吊りスカート、青い靴だが、終盤からは夏服として薄黄色のノースリーブ(肩ひもは白い)のワンピースに白いサンダル。エンディングの母を出迎える場面は序盤の服だが、その後は白い襟の長そでシャツに (この場面から後は、彼女やメイを含む全員が長そでである事から秋だと分かる) 、片ひざに小トトロのアップリケ付きの薄いオレンジ色の胸当て付き長ズボン。エンディングは序盤の靴。母の見舞いに行く時は水色のリボン付きの白い帽子。こげ茶色の髪で、母のセリフによると、子供のころの母と同様にくせ毛。割と運動神経がよく前転倒立が出来る。
    当初は10歳の小学4年生という設定だったが、あまりにしっかりしているので12歳の小学6年生に変更された。
    親思いで聞き分けがよく、妹の面倒を見てやり、寝坊した父に代わって手早く、みんなの分の朝食やお弁当を作るしっかり者。好奇心おう盛で肝がすわっており、新しい家の探検では妹の先に立って二階へと上がっていく。また、初めてトトロに出会った時も怖がる事なく傘を貸していた。一方、病院から母の容態の悪化を告げる電報が届いた時には大泣きしてしまう繊細な一面も持っている。
    母親に関する話でメイとけんかしてしまい、終盤でメイが迷子になった時、自分に責任を感じて後悔し、トトロの力を借りて無事に見つけた後、メイと和解した。最後に病院に届けたトウモロコシを包む葉に、つめで文字を刻んだ。
    母はサツキを「聞き分けがよすぎる」と評している。母親似の性格[22]。
    都会っ子だが持ち前の明るさと元気さで田舎の暮らしにもすぐになじみ、転校先の学校でもすぐに友達ができている。
    名前の由来は皐月(5月)から。小説では漢字で書くと五月だと記述。

メイ(草壁メイ)    声 - 坂本千夏
    草壁家の次女。4歳。序盤から中盤まで白い襟のパフスリーブの半そでシャツに濃いピンク色のノースリーブのワンピース、黄色い靴だが、終盤からは夏服として薄いピンク色のノースリーブ(肩ひもはピンク色)のワンピースにピンク色のサンダル。エンディングの母を出迎える場面は序盤の服だが、その後は、すそに小トトロのアップリケ付きの白い襟のピンク色の長そでのワンピースや、白い襟の長そでシャツにピンク色のノースリーブのワンピースや、前述の長そでシャツに、片ひざに小トトロのアップリケ付きのピンク色の長ズボン。エンディングは序盤の靴。夏になる前までは薄いピンク色のリボン付きのむぎわら帽子。茶色の髪。くせ毛。
    姉のサツキと同じく親思い。努力家で聞き分けのいい姉とは対照的に、幼いので言い出したら聞かない頑固な性格[26]。一点集中型の忍耐強い子。明るく元気だが、人見知りをして、サツキがいっしょでないと無口になってしまう。父親似の性格。
    幼稚園には通っておらず、父が大学へ行く日はカンタのおばあちゃんの家へ預けられているが、寂しさに耐えきれず姉の小学校まで来てしまうなど、姉を慕っていて仲がいい。
    好奇心が強く、初めて見た中小トトロを追ってトトロのすみかまでたどり着いている。また、姉以上に肝がすわっており[26]、夜中に庭でトトロに会い、空を飛ぶ場面では、姉より早くトトロの胸に飛びついた。
    小説に名前の由来は英語で五月を表すMay(メイ)だと記述。ジアートのイメージボードでは、メイの初期設定にメイ(五月)と書いてある。
    トウモロコシを正確に発音できず「トウモコロシ」と言ったり、オタマジャクシを「オジャマタクシ」と言ってしまったりする。またこの作品では何もない所でよく転んでいて、大雨の中では転んだ拍子に服が泥だらけになったりするなど、幼児らしい所をしばしば見せている。顔のモデルは宮崎自身である。
    物語終盤では母が死ぬかもしれないと泣き崩れるサツキを見て、母を救うためにトウモロコシを届けようとして病院へ向かおうとした事で迷子になってしまい、サツキはトトロの力を借りて探す事になり、ネコバスに乗って、無事にトウモロコシを届ける事ができた。

お父さん(草壁タツオ)    声 - 糸井重里
    サツキとメイの父。身長180cm。32歳。    東京にある大学で、非常勤講師として考古学を教え、生活費を稼ぐため翻訳の仕事(主に中国語)もこなす。
    寝坊ぐせがあるなど少しおっちょこちょいで頼りないが、優しい。お化け屋敷に住むのが小さい時から夢だったと語るなど、いついかなる時も子供心を忘れない純粋さの持ち主。ふざけて周りを楽しませる陽気な性格でもある。仕事に熱中すると、家事がおろそかになってしまう。
    大人であるため、トトロと会った事はないが、二人の娘の目撃談を疑っておらず、塚森の主と考えている。 映画では引っ越しを手伝うのはオート三輪の運転手だが、小説ではサツキから「藤山のおじちゃん」[36]と呼ばれる男性で、父の高校時代からの考古学仲間で今は家を継ぎ農業をしている、と記述。ちなみに、小説ではサツキは父だけでなく藤山さんにもキャラメルをあげているが、映画ではサツキは父にだけキャラメルをあげていて、オート三輪の運転手にあげている様子はないが、荷物運びの後に運転手は、カンタの持ってきたおはぎをサツキたちと食べている様子が描かれる。
    俳優のイッセー尾形が声優をつとめる予定だったが、イッセー尾形の事務所スタッフが糸井重里の方が適任だと紹介し、糸井がキャスティングされる事になった。なお、糸井はこの作品から長らくジブリ作品のキャッチコピーを担当する事となる。
    久保つぎこ著の小説版では『都ぞ弥生』を歌うシーンがあり、北海道大学出身者である事が示唆されている。小説版では隣のおばあちゃんはじめ近所の人達からは「先生」と呼ばれている。

お母さん(草壁靖子:くさかべやすこ)    声 - 島本須美
    サツキとメイの母。29歳。    優しく穏やかな性格[39]。明るい性格。賢い女性。小説のサツキあての手紙に靖子と記述。メイから「お母さん、おばけ屋敷好き?」と聞かれた時は、「もちろん」と答えた。
    体が弱く (小説では結核と記述) 、「七国山病院 (小説の七国山病院は結核療養所と記述) 」に入院している。 演出覚書には「胸を病んで入院中」とあるが(小説などに草壁家の引っ越し先は元は結核患者のための別荘だったと記述)、作中では靖子の病名は明言されていない。サツキが夏休みに入って最初の土曜日に一時退院が決まっていたが、風邪をこじらせて延期になってしまう。その事を病院側が電報で知らせたために、メイが迷子になる騒ぎが起きてしまった。退院が延びてしまったのを申し訳ないと思い、退院したら二人のわがままを一杯聞くつもりだと語った。 エンディングで無事退院した姿を見せており、娘たちと三人でおふろに入ったり、三人で布団に入り彼女が本 (裏表紙にトトロのようなものが描かれている)を読み聞かせたりしている。 小説は九月半ばに退院し、引っ越し先にやって来る場面で終わる。この時彼女は娘たちと同様にこの家の事をボロねと言った。ロマンアルバムなどに、彼女は周囲の反対を押し切ってお父さんと学生結婚した行動力の持ち主と記述。ロマンアルバムでは、映画開始時点で、入院生活は1年になっている。

トトロ(大トトロ)    声 - 高木均
    森の主であり、この国に太古より生き、巨大なクスノキ(の穴の中)にすんでいる生き物。★トトロは精霊などではなく、動物である。 毛色は灰色で、胸から腹にかけて白い。胸には灰色の模様がある。たいてい塚森にあるクスノキの穴の中で眠っている。 ★子供にしか見えない(普通は人間には見えない)。 また、すみかのクスノキの穴は、いつも開いている訳ではない。彼らの主食はドングリ(木の実)だが、中と小トトロが下記の通りに葉を食べており、エンディングには木の実の入った土器のそばに、きのこの入った土器が映る(ロマンアルバムに縄文人から縄文土器の使い方を習ったと記述)。
    まいたばかりの木の実をすぐさま大木に成長させたり、回転するコマの上に乗って空を飛んだりする事ができ (ロマンアルバムに江戸時代の少年をまねてコマを回すようになったと記述) 、月夜の晩にはオカリナを吹いている。ロマンアルバムに、トトロたちとサツキたちのオカリナの音は、お父さん(大人)の耳にはフクロウの(親子の)鳴き声として聞こえていたと記述。また、雨の日のバス停でサツキから父の傘を借りてからはそれも持ち歩くようになる。ロマンアルバムの監督の話では、トトロは傘を雨が当たると音が鳴る楽器だと思っている上に、サツキからもらったと思っているので、お礼として木の実を渡し、返そうとは思っていないという。映画企画書で雨の日に傘代わりに頭にのせていたのは大きなふきの葉、小説は大きなはすの葉。
    「トトロ」という呼び名は伝承などに由来するものではなく、メイに名前を聞かれた時、★うわのそらで眠たげに「ドゥオ、ドゥオ、ヴォロー」、という野太い声を上げ、これを返事と思い込んだメイには「トトロ」と聞こえた事による。映画パンフレットに本当の名前は誰も知りませんと記述。パンフレットにトトロたちは親子と記述(★つまり大トトロが父親、中トトロが長男、小トトロが次男らしい)。
    初期の設定での名前は「ミミンズク」で、年齢は1302歳。身長は2m。おおとうさん(つまり祖父)。
    後年のスタジオジブリ作品『★平成狸合戦ぽんぽこ』の妖怪大作戦で、傘を持ちコマに乗って空を飛ぶ大トトロが一瞬映る(ただし『ぽんぽこ』には中と小トトロやサツキとメイは映らない)。
    ピクサーのアニメーション映画『★トイ・ストーリー3』にぬいぐるみとして登場する(「トイ・ストーリーシリーズの登場人物一覧#ボニーのおもちゃ」を参照)。
    ガイナックスのTVアニメーション『彼氏彼女の事情』(第11話)にイメージとして、中トトロ、小トトロと共に登場する。

中トトロ
    毛は青く、大トトロと同じで胸から腹にかけて白い。胸には大トトロと同じ形で青い模様がある。小トトロより一回り大きい。よく木の実が入った袋を持っている。小トトロと同行中にメイに発見され、追いかけられた。夜中に庭の木の実から大木を生やした後、持っていた中くらいの葉(小説は中くらいのはすの葉)を食べた。
    初期の設定での名前は「ズク」で、年齢は679歳。とうさん。

小トトロ                         毛は白い。半透明になったり姿を消す事ができる。中トトロといっしょに行動する。3匹の中では最初にメイに発見され、追いかけられた。普段は手は描かれていないが、オカリナを吹いたりする際に毛の中から出ている。大きさは、小狸(子ダヌキ)くらい。上記の中トトロと同様に庭に大木を生やした場面で、持っていた小さなふた葉を食べた。
    映画コミックなどでは、チビトトロと表記される事もある。
    初期の設定での名前は「ミン」で、年齢は109歳。息子らしい。

ネコバス    声 - 龍田直樹
    身体がボンネットバスのような巨大な★オスの化けネコ。黄色の体毛で、茶色の大きなトラ柄。
    ボンネットにあたる部分が頭で、背中が空洞になった胴体は柔らかな毛皮に覆われた座席になっている。昼は普通の黄色い眼だが、夜は眼が黄色いヘッドライトになって光り、額の両側のネズミの眼が赤いマーカーランプ、しりの両側のネズミの眼が赤いテールランプになっていて、★12本の足で、水上、電線など、場所を選ばず風のように高速で走り、森の中を抜ける時は木々が脇によけて道を空ける。★もののけ専用のバス (人間であるサツキとメイが乗れたのは特別) 。
    トトロ同様、子供にしか見えない(普通は人間には見えない)が、走り去る姿に犬が反応してほえ付いたり、送電線に留まっていた小鳥たちが接近に応じて飛び立つ描写がある。実際のバスのように行先表示窓(方向幕)があり、迷子になったメイの元に向かう際は「めい」、サツキとメイがこっそり母を見舞いに訪ねる際には「七国山病院」(本編では「院」の字の「阝」が左右逆に、「完」が上下逆になっている)、巣に戻るときは「す」[80]など、状況に応じて行先が表示される。ロマンアルバムなどに、ネコバスの初登場場面は、夜に外でサツキがおふろのマキを抱えている時、マキを吹き飛ばす突風であり、その時サツキには姿が見えなかったと記述。
    宮﨑によれば、昔はカゴ屋に化けていたが、バスを見てからはバスの姿や行動をまねるようになったのだという[82][83]。これは、日本の神が新しい物好きであるためだという[84]。 ジブリ美術館限定公開の作品「めいとこねこバス」にはメイひとりしか入れないものから、列車のように長いもの、大型客船ほどもあるものまで様々なサイズや形態の個体が登場する。

まっくろくろすけ(ススワタリ)
    草壁家に住んでいた、くりのイガのような形で、真ん中に二つの目がついた黒い生き物。 おばあちゃんはススワタリと呼んでいる。家中をすすとほこりだらけにしてしまう。元がすすでできているためか触ったりすると真っ黒になってしまう。「ワリャッ!」という声は、★アフリカに住むピグミーの声をサンプリングし、久石が作成したものである。後年のスタジオジブリ作品『★千と千尋の神隠し』においても、釜爺(かまじい)の助手として石炭運びをするススワタリが登場するが、こちらには細い手足が生えている。ススワタリはサツキたちが夜おふろに入っている間に、空を飛んで塚森に引っ越す(ちなみに、塚森にはきのこのような形のキノコモドキという白い生き物もいる)。

おばあちゃん    声 - 北林谷栄
    カンタの★母方の祖母。 隣家の大垣家に住み、草壁家が引っ越してくるまで家を管理していた。小説などに昔は前述の家で女中奉公をしていたと記述。 サツキとメイを本当の孫のようにかわいがり、二人の面倒をよく見てくれる。畑でいろいろな野菜や花を育てている。
    ロマンアルバムによると「おっかない性格」らしく、本編でもサツキたちの家をおばけ屋敷呼ばわりしてからかったカンタを一喝し、逃げ帰らせている。
    小さいころにはススワタリが見えたといい、それだけに無害なのも知っている。エンディングで、頭上でだいこんなどを干している部屋の中で、メイと二人ですり鉢で食べ物をすっている。

カンタ(大垣勘太)    声 - 雨笠利幸
    サツキのクラスメイト。身長はサツキより少し低い。学校などでは靴を履くが、家の仕事を手伝う時は草履を履く。 サツキたちの引っ越しの日に彼がサツキに渡したのは母が作ったおはぎで、サツキたちが食べている。終盤で、メイを自転車で探しに行こうとしている彼の事をサツキはカンちゃんと呼んだ。
    純情で照れ屋な性格。都会から来たサツキが気になるようで、授業中に彼女を眺めていて先生にしかられたり、雨宿りしていたサツキに傘を貸し、自分は雨の中をうれしそうに走って帰ったりしている。気持ちを言葉で伝えるのは苦手だが、後半ではサツキとけんかして泣きじゃくるメイに声を掛けたり、メイが迷子になり途方に暮れていたサツキの元へ駆け付けるなど、頼れる一面も見せるようになった。メイを探すために、親の自転車で七国山病院まで行こうとしたが、途中でタイヤがパンクしてしまい、戻ってきた所でサツキたちと合流する。よく家の仕事を手伝っているが、飛行機模型で遊ぶなど年相応の描写もある。小説では★幼少の弟たちがいる事が書かれるが、映画本編ではそれを示唆する描写はない。エンディングでは、サツキやメイと一緒にたき火で焼きいもをしていたり、サツキ含む他の子供と遊ぶ姿を見せている他、サツキ率いる女子グループとガキ大将らしき少年率いる男子グループが睨み合っているシーンでは男子グループに加わりつつも、サツキを意識してかバツが悪そうな表情を浮かべている。

カンタの母    声 - 丸山裕子
    典型的な肝っ玉母さんで、ずぶぬれで帰ってきた上に、学校に傘を忘れたというカンタに、「雨が降ってる時に、傘を忘れてくるバカがどこにいる?」とゲンコツをお見舞いしている。この時彼女はカンタが傘を振り回して壊した(その後壊れた傘をどこかに捨ててきた)と思っていた。
    その後サツキとメイが傘を返しに来た時は律儀に返しお礼を言われた事に対し、「いつだって(カンタは)泥だらけなんだから、(雨に濡れて)少しは綺麗になるでしょ」と冗談を交えつつ、感謝した。

カンタの父    声 - 広瀬正志
    作中では、婿養子と思われる描写がある。あまり存在感がない。

学校の先生(森山玲子)    声 - 鷲尾真知子
    サツキの担任。大学を出たばかりの若い大柄な女性教師。草壁家の事情を理解しており、メイが寂しがって勝手に学校に来た時は、放課後まで教室でサツキの隣に座る事を許してくれた。

ミチ子(ミッちゃん)    声 - 神代智恵
    サツキのクラスメートで、引っ越してから最初にできた友達。朝、登校するサツキを迎えにやって来た。
    サツキからはミッちゃんと呼ばれている。
    学校ではサツキの隣の席に座っている。
    エンディングではサツキたちといっしょに木登りなどで活発に遊んでいる姿を見せている。

草刈りをしている男性    声 - 千葉繁
    サツキにメイの事を聞かれたおじさん。

本家のおばあちゃん    声 - 鈴木れい子
    カンタの家の本家筋にあたる親戚。サツキに電話を貸した(当時は電話は各家庭に普及しておらず、限られた家にしかなかった)。
    小説ではおばあちゃんは出ず、伯父さんが登場する。

農作業車の運転手    声 - 中村大樹
    農作業車を運転していた若い男性。いきなり飛び出してきたサツキを「危ねえぞ」と怒鳴りつけたが、事情を理解すると同情した。彼と良子はアベック。

良子(りょうこ)    声 - 水谷優子
    農作業車の荷台に乗っていた若い女性。七国山病院に行こうとして迷子になったメイの事を聞くサツキに、「七国山から来たが幼い女の子は見ていない」という情報を伝えた。

郵便配達員    声 - 西村智博
    七国山病院から母の病気に関する電報を届けに来たが、留守だったので隣のカンタの家に預けに行く。ロマンアルバムに電報配達人とも表記。同一人物かどうかは不明だが、冒頭でサツキたちの引っ越しのオート三輪が郵便配達員の自転車を追い越す。その時サツキとメイはお巡りさんと見まちがえて隠れるが、後に郵便配達員だと気づく。サツキたちが隠れた理由は、小説と同じで、オート三輪に荷物を積み過ぎているのと、本当は人が乗ってはいけない荷台に子供たちが乗っていたため、罰金を取られるか、ろう屋に入れられると思っていたから。

バスの車掌    声 - 平松晶子
    雨の日、サツキとメイが、自宅から最寄りの稲荷(いなり)前の停留所へ父の傘を持って行った際に止まったバス(父は次のバスに乗っていた)の車掌(当時のバスは、車掌が乗っていてその車掌に運賃を支払うのが普通だった)。

制作の経緯
初期イメージボード

    本作の原型となる構想は、宮崎駿が1970年代に日本アニメーション、そしてテレコム・アニメーションフィルムに在籍していたころに書き連ねていたイメージボードに残されている。宮崎によれば、当初は本作品を絵本にするつもりであったという。その後イメージボードと企画書を東京ムービーに提出し、テレビスペシャルなどへの採用を模索していたとされるが、この企画は通っていない。
    なお、押井守・鈴木敏夫・川上量生の三者鼎談で押井、鈴木両名の述懐によると、「もともとは★人間とトトロ族の戦いの話だった。太古の昔、人間とトトロ族が戦って、トトロ族は負けた。そのなかの生き残り、それが映画では現代の所沢にトトロ族の末裔がひょこっと顔を出した話」という。この物語のプロットは、後に高畑勲原作・監督・脚本の『平成狸合戦ぽんぽこ』に活かされることになる。

サツキとメイの誕生

    前述の初期イメージボードの段階では、主人公の女の子は★1人で、メイに似た容姿をした5歳の女の子であり、サツキとメイのデザインと性格が混在していた(容姿はメイ、服装はサツキのものとして残された)。 この初期構想の少女が描かれた絵は劇場パンフレットの他、小説版の表紙カバーなど、様々な媒体にも採用されている。女の子イメージの一部は、宮崎がAプロダクションに在籍したときに設定や演出に参加した『パンダコパンダ』からも採られている。
    宮崎によれば、この段階では、自らがイメージボードに描いた、女の子がトトロと出会う2つの場面(雨のバス停の時と昼間の家の庭の時)をどうするか未決定であった。 その後、本作品の映画化決定の約1年前に主人公を2人の姉妹にして、それぞれが別の場面でトトロと出会うことを思いつき、サツキとメイの2人が生まれたという。一方、現在のスタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫は、2008年7月12日放送の特別番組において、「もともと同時上映の『火垂るの墓』ともども60分の尺の予定が、『火垂るの墓』が90分に延びることになったので、じゃあトトロも80分以上にしようって話になった。どうやって20分も延ばすか悩んでいたが、宮崎監督が『主人公を姉妹にすれば、20分くらい延びるだろう』と言い出し2人になった」と語っている。
    実際には鈴木の発言と異なり、宮崎が「中編劇場アニメーション作品(60分)」として書いた本作品の企画書(1986年12月1日)の段階で、すでにサツキ(小学校3年生)とメイ(5歳)の姉妹が主人公として設定されている。
    劇場公開時のポスター(後にビデオ、DVDのパッケージ、日本テレビ『金曜ロードSHOW!』の番組紹介でも使用)は、本編同様にサツキとメイがトトロと並ぶ図案が検討されていたが、デザイン上の都合で二人ではうまく描けなかったため、この初期イメージの女の子がトトロと雨降りのバス停で立っているイラストが使われている。

 企画の難航

    宮崎は『★天空の城ラピュタ』の公開を終えた後、1986年11月に「トトロ」の企画書を徳間書店に提出する。しかし、舞台が昭和30年代となっていることや題材が地味であることに加え、当初60分程度の中編映画として企画されたために単独での全国公開は難しかったことから、制作企画会議において承認を得るまでには至らなかった。 そこに、高畑勲が検討していた『火垂るの墓』を同時上映する案が浮上し再度企画を持ち込んだが、オバケに墓という組み合わせが顰蹙を買って承認されず企画自体が頓挫しそうになった。 だが、『火垂るの墓』の原作小説を刊行している★新潮社が企画に賛同し『火垂るの墓』の出資、製作にすることとなり、徳間書店と新潮社の共同プロジェクトとして中編2本体制が確立することとなった。

 制作体制

    制作母体は前回同様、スタジオジブリが選ばれた。 高畑班が従来のスタジオに入り、宮崎班は新設した第二スタジオに準備室を設営する。 高畑、宮崎の信頼に堪える主要スタッフ(アニメーター)は限られており、人員のやりくりに制作側は苦慮を迫られた。 高畑側が旧知のベテランを集めた一方で、宮崎側は作画監督の佐藤好春、美術監督の男鹿和雄のように、新しく参入したスタッフを中心に制作することとなった。
    両作品とも60分の中編になるはずだったが、結局は予定を超えて90分前後の長編映画となった。 宮崎によると、冒頭の引っ越しの絵コンテを書き上げた段階で、この作品が予定の時間に収まりきらないことが分かり、高畑の『火垂るの墓』も同様な状況であることを聞いて、時間を延ばすことにしたという。 また『火垂るの墓』で登場する★蛍やトマトは一切出さないことにしたなど、『火垂るの墓』との重複を意識して避けたと語っている。
    音楽は『天空の城ラピュタ』に引き続き久石譲が担当している。宮崎は制作準備室が立ち上がった頃、本作も久石に音楽を頼みたいとスタッフに話していたという。トトロとサツキ、メイが雨のバス停で出会うシーンは、宮崎の要望により当初は音楽が付かない予定だったが、鈴木敏夫が高畑に相談したところ、あの場面に音楽は必要でミニマル・ミュージックが良いと助言を行い、久石が曲を書き下ろした。宮崎は「音つけて、音楽つけて、あのシーンは本当によくなりました」と述べている。

 公開後

    宮崎は、「登場人物たちは作品完成後も年々自分の頭の中で年を重ねており、現在では主人公も嫁いで元気に暮らしている」と述べている。「(宮崎の中では)そのまま若いままではいないです。いませんよ。そりゃあ。もうあの人たち(さつきとメイ)はすっかりもう成人になってます。すっかりいい娘になって、その後結婚した後は、知らない(笑)」という。

 反響

 観客動員数は約80万人。配給収入が5.9億円と『風の谷のナウシカ』を★大きく下回り公開当時は振るわず、興行的には外れてしまう(この失敗のおかげで★資金回収のために『魔女の宅急便』が製作されることになった)。 しかしキネマ旬報の「日本映画ベストテン」第1位など、各種日本映画関係の作品賞を獲得。更に1989年4月28日以降、日本テレビ放送網の『金曜ロードショー』でジブリ最新作公開年の夏、最新作公開日前夜の放送日等に放映されており、毎回高視聴率を記録する。 2010年7月23日には『金曜ロードショー』枠で1989年4月のテレビ初放送から数えて12回目のテレビ放送が実施され、全12回中10回目の視聴率20%越えを達成した(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)。 1998年以降は2年おきにテレビ放送されており、2000年6月23日に7回目、2002年8月2日に8回目、2004年7月23日に9回目、2006年7月14日に10回目、2008年7月18日に11回目、2010年7月23日に12回目、2012年7月13日に13回目、2014年7月11日に14回目、2016年11月4日に15回目、2018年8月17日に16回目、2020年8月14日に17回目、2022年8月18日に18回目、2024年には19回目の放送となる。

 トトロのキャラクター商品第一号である、映画公開時に宣伝用に販売したぬいぐるみは合計666,920個を販売し、1989年末にサン・アローから発売されたぬいぐるみ(前述の物とは異なる)を1990年に『となりのトトロ』がテレビ放映された際に視聴者プレゼントしたところ、日本テレビに200万通の応募はがきが殺到した。サン・アローから発売された「となりのトトロ」のぬいぐるみは1991年2月時点で、大トトロが計約★100万個、中トトロと小トトロが計約60万個、その他が計約50万個(合わせて計約210万個)を販売した。 キャラクター人気と販売の好調ぶりを、ジブリのプロデューサーである鈴木敏夫は「一番の稼ぎ頭」と表現している。 なお、元々鈴木と宮崎は★キャラクターグッズに否定的であったが、上記のサン・アローの関係者が見本を持ってきて、これの出来がよく、宮崎が許可を出した。 またキャラクターとして定着したトトロは、『おもひでぽろぽろ』以降、スタジオジブリのシンボルマークとしても使われている。 ジブリ映画にはブルーバックにトトロが描かれたものが使用されるようになり、以前の作品がビデオやDVD化される時も本編に追加されるようになった。

1997年6月27日にはブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントよりビデオが発売され、発売後約1か月で★100万本を出荷するヒットになった。そして、2001年9月28日にはブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントよりDVDが発売された。こちらもオリコンDVDチャートで★前人未到の500週ランクインを達成し、国内DVD売上もアニメ作品史上4作目となる100万枚を突破している。

 黒澤明は「ネコバスが凄く気に入った」と語っており、「黒澤明が選んだ100本の映画」にてアニメ作品で唯一本作が選ばれている。『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』の監督・総指揮で知られるジョン・ラセターは「僕の人生で最も好きな映画の1つだよ」と述べている。

2005年開催の「愛・地球博」では、本作に登場した「草壁家」が『サツキとメイの家』として再現され、長久手会場に建設された。好評により博覧会終了後も保存され、愛・地球博記念公園での予約制での見学を経た後に、2022年から同園内に開設された★ジブリパークの「どんどこ森」エリア内にて公開されている。

本作のヒットにより、各地で本作をイメージさせる場所や物が話題となり観光名所になるといった現象が発生した。

    ★大分県佐伯市宇目の轟(ととろ)地区に、大分バス「ととろ」バス停(佐伯 - 木浦線)があり、付近に居住していた子どもが「ととろのバス停にとなりのトトロがいたら」と話し、母親が1992年にねこバスやトトロの人形や手書きパネルを置いた。いつしかトトロを彷彿させるその名称やパネルが注目され、2000年に新聞報道されてから、この「ととろの里」は、旧宇目町の人気観光地のひとつとなった。 近年、人形やパネル等が増えすぎたため、その多くはバス停近隣に整備された小公園「トトロの森」に移され、バス停に残る大型のパネルはトトロとサツキ&メイのもののみとなった。
    ★2013年4月のダイヤ改正で佐伯-木浦線は廃止されたが、ととろバス停は大分バスの配慮によってバス運行当時の姿のまま残されていた。その後、老朽化のため2015年2月下旬に地区住民の土地提供により、80メートル程離れた場所に移設、修復され佐伯市コミュニティーバスのバス停として活用されている。

  ※山形県最上郡鮭川村小杉の小杉の大杉

    山形県最上郡鮭川村小杉には、トトロにそっくりな形をした「小杉の大杉」がある。藩政時代からの由緒ある木であり、★夫婦で見ると子宝が授かると言われている。
    山形県米沢市李山地区にもトトロにそっくりな形をしたトトロの木がある。
    東京都★杉並区阿佐谷北には通称「トトロの家」と呼ばれる家があり、宮崎駿著書「トトロの住む家」で「トトロが喜んで住みそうな懐かしい家」と紹介されモデルになったとされる。この家屋は、1924年(大正13年)に、東京市震災復興局の近藤謙三郎が設計したものであった。杉並区が所有者から買い取り公園として残される予定であったが、2009年2月14日深夜に発生した外部侵入者による放火が疑われる★火災により全焼してしまった。その後再建は見送りになったものの、宮崎駿のデザインスケッチを元にした公園へと生まれ変わることに決まり、2010年7月25日に「Aさんの庭」としてオープンした(所在地: 杉並区阿佐谷北五丁目45番13号)。
    北海道★深川市の戸外炉峠(ととろとうげ)では、付近の畑で農作業する人の休憩所として使われていた廃車バスが、1998年頃地元のまちづくりグループの手でネコバス模様に塗装され、ダミーのバス停等も置かれている。

バンダイが行ったアンケート「バンダイこどもアンケートレポート」によると、0歳から12歳までのこどもがいる保護者を対象に行ったアンケートにおいて、作品の公開から20年以上経過している2011年1月(集計は前年10月に実施)時点で、こどもに見せたい映画の第1位を獲得しており、依然として根強い人気の映画と評価されている。また、集計を行ったバンダイは、親にとってサツキとメイは理想の女の子であると分析している。

また英誌Time Outでは「アニメ長編映画ランキング トップ50」で1位になり、同じく英誌Total Filmの「史上最高のアニメ映画50本」でも6位になり、本作は国外においても非常に高い評価となっている。

 フェイス・ワンダワークスが2015年に発表した、GIGAエンタメロディで15年間で最も多くダウンロードされた着信メロディを集計した「着信メロディ15年間ランキング」では、本作からは「となりのトトロ」が3位、「さんぽ」が8位に入り、トップ100圏内にはそれに加えて「風のとおり道」「となりのトトロ(オルゴール)」「ねこバス」の計5曲がランクインした。

2010年7月10日に公開されたピクサー映画『トイ・ストーリー3』では、大トトロのぬいぐるみが出演。声は発しないが、歯をむき出して笑う顔を見せる。

『別冊宝島』には1988年のサブカル・流行の1つとして『となりのトトロ』が紹介されている。

2020年11月3日には、作品の舞台とされている埼玉県所沢市の市制施行70周年を記念して、市内にある西武鉄道所沢駅の発車メロディが本作のオープニングテーマである「さんぽ」とエンディングテーマの「となりのトトロ」に変更されている。また、翌4日には同駅の東口ロータリーに本作のキャラクターを模ったモニュメントが設置されている。モニュメントは横130センチ、高さ89センチ、奥行き140センチ、重さ430キロのブロンズ製で、行先表示が「ところざわ」になっているネコバスの前に葉の傘をさした大トトロが立ち、後ろの窓からはサツキとメイが並んで顔をのぞかせている。 (中略)

 作品のモチーフ

時代設定は昭和30年代初頭(カレンダーは1952年及び1958年の日付)とされているが、宮崎は「テレビのなかった時代」と述べており、特定の年代を念頭に置いて演出したわけではない。後に宮崎は、★1953年を想定して作られたとも述べている。 スタジオジブリが協力して製作された2005年の愛・地球博のパビリオン(2022年11月からジブリパークの施設の一つとなる)「サツキとメイの家」の公式サイトでは「昭和30年代の家」と明記されている。
  ※八国山(東京都東村山市・北山公園)

宮崎は、トトロと主人公たちが住んでいる緑豊かな集落のイメージの由来について、かつて在籍した日本アニメーションのある★聖蹟桜ヶ丘、子供のころに見て育った★神田川、宮崎の自宅のある★所沢、美術監督の男鹿和雄のふるさと★秋田など様々な地名を挙げており、作品の風景はこれらが入り混じったものであって、具体的な作品の舞台を定めたのではないとしているが、2018年に発売された「トトロが生まれたところ」という本で、宮崎本人が所沢が舞台となったと記してある。 その他にも、宮崎の親族が神奈川県の★鶴巻温泉で経営する温泉旅館「元湯・陣屋」の名前が挙げられることもある。その後、宮崎が1990年代から★狭山丘陵の「トトロの森」保全運動に携わったり、所沢の地名が形を変えて作品に取り入れられていることもあって、所沢市がその舞台として紹介されることもある。

「トトロ」の名前の由来は「★所沢にいるとなりのオバケ」を縮めたものとされ、宮崎監督の★知人の少女が所沢を「ととろざわ」と発音していたことに由来するとも言われている。 トトロの原型となっているのは、★宮沢賢治の『どんぐりと山猫』である。 劇中ではトトロについて、サツキが「絵本に出てたトロルのこと?」とメイに聞き、メイが「うん」と答える場面があり、そうみなす描写があるが、エンディングで姉妹にお母さんが「三匹の山羊 (やぎ) 」と題した絵本を読み聞かせている描写があり、この本をトロルの登場する昔話『三びきのやぎのがらがらどん』とする読み解きも行われている。(ただし福音館書店から『三びきのやぎのがらがらどん』の日本語版が発行されたのは昭和40年であり、昭和30年代初頭を設定とするトトロとは時代が合わない)

 ★狭山丘陵との関連性

作品の固有名詞には★埼玉県所沢市から東京都東村山市にかけて広がる狭山丘陵の地名を元にしたものがある。また劇中、草壁家の引っ越しの場面で「狭山茶」の張り紙をした箱が登場する。

    ※埼玉県所沢市松郷
        所沢市の東部、浦和所沢バイパス松郷交差点付近の地名で、草壁家が住む「松郷」のモデルとなったとされる。西武バス [所59] 「エステシティ所沢〜所沢車検場前〜東所沢駅(武蔵野線)〜所沢駅東口(西武池袋線・西武新宿線)」の所沢車検場前バス停付近。
    埼玉県所沢市牛沼
        埼玉県所沢市松郷に隣接する地区名で、ねこバスに表示される行き先「牛沼」のモデルとされる。

また、公益財団法人「トトロのふるさと基金」が、狭山丘陵の緑地を取得・保護するナショナル・トラスト活動を行っている。宮崎駿は顧問を引き受けるなど協力している。  (Wiki)

 

ーーーーーー                              M:【ナショナルトラスト運動 とは 】

 ➊貴重な自然環境をとどめている土地や ➋優れた文化財を、地域の人住民らが募金を集めて買い取ったり、寄贈したりして保護・管理していく運動のこと。   産業革命期の19世紀末に★英国で発祥した。 日本では全国各地で50以上の団体が活動している。

 イギリスのボランティア団体「ナショナル・トラスト」によって行われた活動を原型として、世界各地に広がった。保護させるべき地域を設定して買い上げ、次世代に伝えていくために管理・保全していく活動である。

ナショナル・トラスト自体、元々は★歴史的建造物(文化財や歴史地区)の保護を目的としたもので、後に自然の景勝も保全する活動に拡大された。 日本では★大佛次郎により「自然保護活動」と紹介されたことに絡み、市民有志による土地の買い上げ(土地の所有権は各個人にあるものや、市民団体が保有するものなど様々)や自治体に買い取らせることにより、環境保護を行うものと解されている。

    ➊地域の生態系を維持し、保全ないし修復をする。
    ➋必要に応じて保全し、市民全般が憩えるように公園などの観光開発事業も含む場合がある。
    ➌保全された環境を二次的な商品として利用し、そこから得られる産品で収益事業を行う場合がある。
        1) 材木の生産では適度に木を間引くことで山林の形態を維持し、間伐材を木材として販売する。
        2) 観光資源として商品化しブランド名を確立、間伐材で作った家具や木炭などの関連商品を販売する。

 原型となった活動を踏襲して、観光開発と維持を含める場合もあるが、日本では単に「土地を買い上げて保全する事」と解される場合もある。この場合は管理や保全の資金を、募金とその資金運用によって賄うこともある。場合によっては、土地の所有者自身がボランティアで保全活動をしている場合もある。

 元々の活動

元々は、19世紀中頃より社会全体が豊かになる中で、急速にその経済力が衰えていったイギリスの貴族やジェントリなどの社会階層が所有する歴史的建物や土地などが、★経済的な理由にも絡んで荒れ果てるケースも発生したため、これを保全する意味で始められた。 これらでは保全の資金を観光の入場料などに求めて収益事業とし、これによって最良の状態で観光客を受け入れることで、地域社会の観光開発にも寄与した。

このような観光開発は、維持に掛かるコストも増大させるが、それ以上に「永く伝えていく」ためには、経済的に収入が無いと維持できないという思想である。 ★事業化することにより収支のバランスを維持し、後世に伝えることができると考えられている。

後に運動が軌道に乗るとさらに拡大、著名人から寄付された土地も管理し、次の世代に伝えるための管理・運営を行うようになった。詳しくはナショナル・トラストの項を参照。

 日本における展開

➊1964年に、神奈川県鎌倉市の御谷地区を乱開発から守るべく、住民らが募金活動を行い、開発対象となっていた土地を購入した。これがナショナル・トラストの概念を取り入れた最初の例とされている。 この時の運動に関わった、作家の大佛次郎による随筆「破壊される自然」が朝日新聞に掲載されたことで、ナショナル・トラストという名前・発想・活動が広く知られるようになり、1968年12月に英国のナショナル・トラストを範として、運輸省(現国交省)の主管のもと観光資源保護財団(現・財団法人日本ナショナルトラスト)が設立された。

翌1969年4月には、大佛次郎らで構成された選考会により、同財団の愛称名として「日本ナショナルトラスト」の名称が用いられることとなった。なお、財団法人日本ナショナルトラストの保護資産第1号は、➋茨城県の天心遺跡記念公園(旧日本美術院五浦研究所)である。

しかしながら、1970年代前半頃までのナショナルトラスト運動は、対象の周辺住民の間での限定的なものであることが多く、各運動間の連携も十分ではなかった。➌1970年代中頃から後半にかけ、北海道知床半島での「知床100平方メートル運動」や➍和歌山県天神崎での「市民地主運動」を契機に、各地の運動と連携し、より広く大きな運動とする動きが見られるようになっていった。

これらの運動を中心に、1983年にナショナルトラスト運動を全国的に連絡・協力する組織として「ナショナル・トラストを進める全国の会」が結成され、第1回全国大会を★天神崎のある田辺市で開催した。 なお、財団法人天神崎の自然を大切にする会は、1987年に日本初の自然環境保全法人に認定されており、「ナショナル・トラストを進める全国の会」の第一回全国大会開催地という点も含め、日本におけるナショナルトラスト運動の本格的な起源を天神崎とする見解も多い。

1992年には任意団体だった「ナショナル・トラストを進める全国の会」の設立趣旨・事業活動などを継承し、環境庁(現・環境省)の主管のもと社団法人日本ナショナル・トラスト協会が設立された。

現在、知床半島(北海道斜里郡斜里町)、釧路湿原(北海道釧路市)、グリーントラストうつのみや:鶴田沼・戸祭山など(栃木県宇都宮市)、さいたま緑のトラスト協会:見沼など(埼玉県さいたま市)、トトロの森:狭山丘陵(埼玉県所沢市)(東京都)柿田川(静岡県駿東郡清水町)、天神崎(和歌山県田辺市)など全国各地で★48団体が活動している。市民の寄付などで保全した管理地は37都道府県の約1万5700ヘクタールにおよぶ(日本ナショナル・トラスト協会による2018年時点集計)。

ただし、土地が保護団体の所有となっても★環境の回復までは手が回らなかったり、★資金の一部を不動産取得税や固定資産税の納付に充てざるを得なかったりするといった課題が指摘されている。   (Wiki)

 

ーーー                          初版20230815 終戦記念日 昨日の東京都都心(大手町)の最高気温32.9℃ 全国では新潟三条39.8℃が最高気温 以下、新潟寺泊・新潟上越39.5℃ 新潟長岡38.9℃ 新潟魚沼小出・新潟柏崎38.8℃ 新潟中央区38.5℃と此処迄上位7地点がオール新潟県での記録。 岐阜多治見38.0℃ 宮崎東臼杵郡美郷町神門・新潟胎内市中条・愛知名古屋千種37.9℃。。

ー時節項追記同日深夜未明 ※14月の内容が中心    ①離れていても危険 8年前鬼怒川の教訓 関東甲信越にも線状降水帯 予測 17:55    ▷物流大手 15火に一部の配送 停止    ▷秋田大雨 1カ月 災害ゴミ収集遅れ 17:40    ▷台風で 早めのUターン 駅は混雑 16:27    ▷台風7号 15火に紀伊半島に上陸予想 猛烈な風、離れた場所での線状降水帯発生か  > 内水氾濫にも警戒 16:26    ▷USJ、ひらパー 15火休園 台風で 15:06    ▷関東甲信と中四国 線状降水帯 恐れ 11:31       ▷新幹線 15火新大阪-岡山 運休 10:50    ▷台風7号接近 近畿・東海で 線状降水帯発生の可能性、厳重な警戒を 6:30       ➊過去50年で最悪 北欧で豪雨に依る大洪水 スウェーデンの町に大きな濁流       ▶インド北部 土砂崩れや河川氾濫 21人死亡      ②       ➋       ③東京多摩 巨大データセンター建設開始 首都圏に集積進む  > ハッカーからの防疫で秘密裡に行われると聞いていたので事前にこの手の情報が流れるのは珍しいかと、、(若しかしてダミー?    ▷箱ティッシュ 進む ソフトパック化  > そう云われてみれば、、      ④1週間のコロナ患者 5類後初 減少       ⑤➎22歳「夢叶った」 スコーフィルが全米女子アマ 優勝       ⑥大分空港3h閉鎖 小型訓練機が 胴体着陸 11:56    ▷外国籍窃盗団 タイヤ500本1200万円相当を盗難 検挙も支払い能力なし       ▷何故!? お盆休みで無人の焼却施設から出火 ゴミ60トン燃える~青森    ▷「触らないで!」 アライグマが住宅地 都内でも急増中    ▷トレッキングコース整備中の60代男性 クマに右腕咬まれ搬送 ~長野・栄村       ➏カンボジア拠点 詐欺Gか 7人拘束    ▶アマゾン生還の子 虐待か 父追訴    ▶米ペンシルバニア州 住宅が爆発倒壊 近隣住宅に延焼し5人死亡1人重体       ⑦➐       ⑧阿波踊り異変 老舗集団 出られず       ➑映画「バービー」 全世界興収1700億円 最速突破  > 日本でも週末に公開予定との事       ⑨梅野骨折 「好リリーフ」燕HP 物議  > 削除されたと云うが、、(常識が無さ過ぎではないかと、、    ▷阪神・梅野 死球で左尺骨の骨折 今季絶望級  > 岡田監督「厳しく行くところやなかった」、とヤを批判。肋骨骨折明けの近本に当てた時に対してもあった攻め方だった、、2‐3からののけ反らせ球… たとえ中村の独断でもチームのものであったとしても考え方が気に入らない    ▷岡田監督 「梅野の代わりはおらんよ」 「補充は出来るけどな」   ▷阪神 骨折の梅野、代々13打席無安打渡辺諒、1試合のみ登板の小林らを抹消    ▷甲子園 15火の試合 台風で中止 13:09    ▷女子マネ 甲子園の土集める 話題に    🔴高校野球甲子園大会 大会九日目(2回戦) 第1試合 鳥栖工(佐賀)1-3日大三(西東京)    第2試合 市和歌山(和歌山)1-11神村学園(鹿児島)    第3試合 浜松開誠館(静岡)2-3北海(南北海道)    🔴昨日14月のNPB結果 《C》&《P》ともに移動日なのでなし       ➒藤浪 日米でプロ入り11年目で初 セーブ記録    ▶千賀 初回3失点も 勝ち投手に    ▶大谷久しぶり 9試合ぶり本塁打 41号特大弾    ▶大谷 腕の疲労 次回の登板、自ら延期に    ▶Rays319億有望株遊撃手ワンダー・フランコ 未成年少女との不適切関係 疑惑浮上    ▶パイレーツ 監督とコーチら3人揃って退場 ストライク判定巡り抗議    🔴昨日のMLB結果 《A》 T3-6RS▶吉田   Ga9-2Ray  A2-1Ast▶大谷2指名 3-1 1打点1本塁打 1盗塁 .305    Ori5-3Mna▶藤浪10裏 6番手クローザー登板1イニング12球1K 初S 通算5勝8敗4H1S 防7.99  《N》 Red2-4P  Pad4-5DB  Roc3-8D  Red6-5P  Bra6-7Met▶千賀6回107球 4安打7K2四 3失点も勝ち 通算9勝6敗 防3.30      《I》 Ath7-8Nat  Tw3-0F  Cub4-11BJ▶鈴木6ライト 4-1 .255   NY7-8Maa  Bry7-3WS  TxR2-3G      ⑩➓

ー                             (画像・1) トトロの森 狭山丘陵  /国内旅行 

 

(画像・2) 同上  /SUUMO 

 

(画像・3) となりのトトロキャラクター。 ファンタジー性が強く、これ迄の宮崎駿作品とは異質だったこの作品、ロードショー当初、視る派と視ない派に分かれていた記憶があります。 私奴は後者だったなぁ、、  /IQ

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