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私の花日記

季節の花を楽しみながら育てる

シロヤマブキとシロバナヤマブキ

2007-04-22 00:11:31 | Weblog
我が家のシロヤマブキが咲き始めた。この前、里山で一重の黄ヤマブキを見かけた。シロヤマブキはよくヤマブキの白と間違えられるが、あちらはシロバナヤマブキでまったく違う。シロバナヤマブキをまだ見たことは無い。
どちらも、日本、中国原産のバラ科の落葉低木だが、木のなり方が違っている。花びらも、ヤマブキの白花は5弁花で、シロヤマブキは4弁花。前者は,種子の付きが悪く、地下茎か挿し木で増やすが、後者は黒い種子でいくらでも増える。
4月14日の日経新聞に、ヤマブキについて東大名誉教授の大場秀章という人が記事を書いていたのを読んで、子供の頃野生の一重の黄色のヤマブキで遊んだことを思い出した。
枝を折って、中の白いスポンジのようなものを、もっと細い枝で突き出す遊びだ。あの頃は、知らなかったがこの髄の部分は、かっては行灯の灯心に使っていたのだそうだ。枝が細い割りに髄の発達がよく、しかもまっすぐで灯心にもってこいであり、ニワトコやガクウツギなどとともに、灯心という生活に欠かせない重要資源を調達できる、重宝な植物だったと大場氏は書いておられた。ヤマブキには八重もあるが、私は、山のなだりや川の岩陰からなだれるように咲いている一重が好きだ。

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