陶器製デカンター の違いに注目して見ました。
ガラス瓶の特徴は、ウイスキーが見渡せる事により、
容器との相乗効果で 高級感 の演出が挙げられます。
反面、無機質になりがちな所が欠点でしょうか。
陶器瓶 は 温かみ が感じられますが
中が見渡せず、また通気性がある為、
容器によっては目減りの心配もあります。
生産効率の向上と高級なイメージ確立が
多くの企業で求められており、
以前に比べ 陶器瓶 の発売が減少しています。
シングルモルトの グレンフィッディック蒸留所 でも以前は
3種類の ヘリテージシリーズ陶器瓶 を免税市場向けに
発売していましたが、現在では 終売 となっています。
上記写真は、グレンフィディック 18年 AR ブルーデカンター です。
(アルコール度:43% 容量:700ml 正規輸入元:メルシャン)
1993年頃、それまでの スポート社製 のデカンターに変わり、
ウエィド セラミック社製(WADE社) のデカンターが登場し、
上記 ヘリテージシリーズ と共に、
2001年頃まで発売されていました。
ブルーデカンター は正規ルートの メルシャン (当時)から
百貨店・専門店向けに廻され、主に贈答品として
親しまれてきました。
海外では免税店などで発売、 ブルーデカンター だけでなく、
ゴールド や グリーン ・ ブラック もリリースされていました。
それらの多くが並行輸入品として国内に流通し
比較的お値打ちに入手可能でした。
WADE社 はイングランドで約200年の歴史を持つ
陶磁器メーカーで、ウイスキー業界では
シーバスーリーガル の
上級アイテム、 ロイヤルサルート 21年・38年 の
陶器デカンターなども作り上げています。
中身のシングルモルトは シェリー樽熟成 の
原酒を中心に 18年以上熟成 させた物を
使用しているそうです。
比較的淡い原酒の色が特徴の グレンフィディック ですが
この18年物は多少濃い色調になっています。
シェリー樽から来る甘い香り、バニラの香り、
ほど良いピートの香りが感じられ、
アタックは中程度、口の中から鼻孔にかけて
熟成されたカカオの様な香りが広がり、
余韻も厚みがあり長く続く…。
と言われる 終売品 の スペイサイド シングルモルト でした。
知らなかった…。
本文中で紹介した、
ブルー デキャンターがまだ入手可能です。
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