Noriaの元気っコだより!

お引っ越ししました

11:58

2013-09-01 11:59:45 | Noria(のりあ)通信
今から90年前の11:58
関東大震災がありました
もちろん、自分は当時を知りません。

赤子だった、ばーちゃんの話を
聞いたくらいです。

ちょうど今公開中である
宮崎駿監督の『風立ちぬ』で
関東大震災の描写絵コンテ
制作中に東日本大震災があり
作るべきか迷ったというエピソードも
聞きました

東日本大震災がまだ2年前なのか
もう2年前なのか、
時は止まったままなのか

いつ同規模の震災が関東で
発生してもおかしくない状況で
防災の日と言われる今日、
そもそも防災ってなに?
防ぎようにない災害に
どう防災するのだろう

こちらは天災ではなく
人災、つまり戦災における
防災のカタチです



なんだかわかりますか?

第二次世界大戦中、空襲から
身を守る為に作られた
本物の防空壕です

この夏まで、近所にあるのは
知りませんでした。

毎年お邪魔させてもらっている
とある食品の製造工場の
奥にあったのを、今年
はじめて公開してくれたようで
実際、防空壕の中にも入りました。

涼しく、中も広く、
女性が立ってギリギリくらいの天井でした。

当時の女性は小さかっただろうし
男性はほとんど戦地へ赴いていた
だろうことから、このつくりなのかな
ともおもいつつ
写真は入り口のみです

この土地の方に聞いたところ
実際にこの防空壕が防空壕として
使われることはなかったようです。
しかし、空襲は隣町すぐの場所まで
きていたそうです。

使われることがないまま
現代にも残る防空壕。
いつくるかわからぬ地震。

防災って、準備しておいて
使用されないことが1番
幸せなことなのかも知れない。

そして受け止めることより
受け入れる覚悟も必要なのかもしれない