部下を定時に帰す仕事術 佐々木常夫
経営計画策定から、ビジネスメール送付技術まで。
仕事を早く回すためのテクニックが非常に幅広くカバーされています。
当然、人事管理の話など、管理者としてのあり方も指導してもらえます。
管理職でもない私にはやや早いかと思える場面もありましたが、前述したとおり、スケジュール管理(手帳の使い方)、報連相、ファイルの名前の付け方、もっと細かい話でカラオケに誘われたら?なんてケーススタディまで、誰が手にしても著者の仕事術が学べる作りになっています。
ただ、後半は、これは過去に読んだ本か?と思えるくらい別の著書と重なる部分があり。
同一の作者が書くものだから当然という気がしますが。
それを踏まえると、以下の条件に合致する方にピッタリの本かと。
・著者に興味がある
・著者の主張、仕事術を復習をしたい
・でも、同じ本を繰り返し読むのが嫌い
かなり狭き門ですね。
私は著者信奉者ですので、いい話が聞けたと思っています。
印象的な一言を。
プアなイノベーションより優れたイミテーション
一人でゼロから考える仕事なんてないし、考えている時間がムダ。
前例が必ずある。
前任の検討結果を生かし、そこに自分の知恵を追加することで非凡な成果を出す。
そんな仕事術、時短術が必要だよと。
ここにもムダなことをしないという基本姿勢が貫かれています。
著者のおかれた環境上、「早く帰る」(それは本当に必要な仕事?最短で答えにたどり着ける?)という明確なテーマが常に第一にあったことと思われます。
共に働く部署の方には非常に分かりやすいメッセージだったのでしょうね。
上に立つ人が、1つブレない軸を持っていることは、部下社員の働きやすさにつながるだろうと感じる今日この頃です。
このぶれない軸のせいで(おかげで?)、「あれ、読んだことある?」となるのだと肯定的に捉えています。
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アレグラをアレジオンに変えてみようかと思っています。
マニアックな話ですみません。
今日も比較的寒いようですね。
みなさんよいお休みを。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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