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最近すっかり彩/雲/国/物/語の静/タンブログと化してます。
ネタバレ、女性向け同人的表現が含まれます。ご了承下さい。

彩/雲/国秘/抄 骸/骨を/乞/う その1

2012-03-28 | 感想(彩/雲/国)
彩/雲/国秘/抄 骸/骨を/乞/う 読了しました!
ネタバレ雑感です。
ここはタンタン至上なので、そっち方面中心になりますことをご了承ください。
今回の話のメインの方々は「その2」で書きました。

まずはざっと思ったことを書き連ねただけです。

これはビーンズ文庫で出さなかった、というか出せないわけですね。
これって外伝じゃなくって紫闇の玉座の大ラス一歩手前で思いっきりはしょられたその後の話じゃないですかーーーーー!!!
でも確かにこれはビーンズ文庫の「彩雲国物語」じゃない、ビーンズ文庫の「彩雲国物語」を陽とするなら陰。
裏の話。
もう半分の劉輝の話。そしてセンカ王と紫霄と旺季、旺季の周りの人たちの話でした。
書下ろし5編と、悪夢の国試組の「運命が出会う夜」の、6編からなる話です。
悠舜→旺季→晏樹→劉輝→仙と連なる書下ろし5編ですが、それぞれ各人の過去と現在(紫闇大ラス前から秀麗が死ぬまでの間)、視点は変われど、全部繋がったお話しです。

タイトル通りの主君に辞職を願い出る内容です。永のお別れです。

表、特に王都組が好きな方には、最初はキツイかもしれません。でも辛くても最後まで、最後まで読んでください。
私はどちらも好きです。
「彩雲国」は表裏一体で合わせて1つなのだなあ、と実感してます。

ものすごく濃い、重い、様々な思いで胸がいっぱいです。
こんな彩雲国が読めて本当によかったです。


そして!!!!
タンタン出てるよ!!!!!!
めっちゃめちゃかっこいいよ!30代半ばのタンタンが素敵すぎる!
『最後の一線』を見極める男、健在です。
10年たってダメなタヌキからなかなかのタヌキに昇格してたらしいですよ(笑)
伝説の監察御史になる前の片鱗を見せてくれました!!!

もう読むときドキドキして何度も本を開いたり閉じたりしました!
本当に大好きだ!!!タンタン!タンタン!
旺季様に認められたタンタン、そして御史としての大々先輩として旺季を尊敬するタンタンにうわーーーん!!ってなりました。
うう、タンタンかっこいいよ!

今回、まさかこんなにタンタンが結構重要な役割で出てくるとは思っていなくて。
ものすごくびっくりしたと同時に、是非とも読みたくて、そして原作中では諦めていた『監察御史・榛蘇芳』の姿を見ることができて、とても嬉しかったです!!!!

思えばこの本では、国試派のことが不気味なくらい一切排除されてて、貴族派メインではありましたが、そんな中で秀麗でなくタンタンが、旺季様へ最後のきっかけを持ち込んだことが不思議でした。

でも考えてみたら、タンタンは中立的立場なんですよね。
国試派でもなく、貴族派でもなく。
語弊はあるかもしれませんが、両方に属しながらも決して片方のみに肩入れしない。
いまだに地方に行っても苦労しているタンタン。
だからこそ山家の事件で、秀麗の謀殺を阻止したいし、そして監察御史として尊敬する旺季も助けたい。
旺季も持っていた「惨敗人生の経験則からの負けの勘」、それを持っているタンタンだから、
だからこそ、旺季の元に来たのは秀麗ではなくタンタンだったのだと思いました。

伝説の監察御史となる第1歩?らしい、山家の事件に裏で関与した中央官吏たちを短期間で一歩も退かずに検挙するタンタン!
見たい!見たい!!見たいーっ!!!
タンタンはずっと王の官吏であり続けるんですよね。それがまた嬉しい!

相変わらず秀麗とは本当にいいバランスの距離感で、超嬉しかったです。
嬉しかったのが、きちんと「秀麗の近しい相談相手」と書かれていたこと。
肉親である邵可様や、家族同然であろう静蘭や燕青と同列にくくられていたのが嬉しかった。
秀麗にとってタンタンは単なる同僚でなく、公私共に近しい存在であったことがうかがえてよかったです。
秀麗の相棒はタンタンだと、信じて疑ってません。
双玉は秀麗の『配下』だと明言されてましたから相棒とはちょっと違うかなーと思ってたので!!
秀麗とタンタンの、このもどかしいくらいの微妙な距離感が好きで好きで好きで大好きなのです。
恋愛ではなくコンビ萌えです。

そして!!!かーーーっ!
もう静タン!静タン!静タン!
静蘭本人のいないところで、タンタンが静蘭、静蘭と名前を連呼するのにハゲ萌えたっ!

いつも静蘭に怒鳴られちゃってんですか、ナニ旺季様の前でノロケてんのーーー!って思ったのは私が静タンフィルターかかってるせいですか、そうですか(笑)
本当にご馳走様です!ありがとうございました。
ほんと相変わらず仲良しさんで嬉しいよ!!
秀麗と静蘭とタンタンで一緒に行動してて、そこんとこもっと詳しくぅぅぅ!って思った。
静蘭もタンタンの前ではやっぱり素なんだなぁと改めて感動。

ところで、なんでこの事件のとき燕青いなかったのかな。
結局秀麗が劉輝と結婚するまでの10年、双玉で秀麗の配下だったようなんだけど、いつから静蘭が秀麗の配下になったのかよくわかりませんでした。

静蘭。
ああ、よかった。ついに答えを出したんですね。感無量です。
正直、最後の劉輝との会話を読むまでこのまま静蘭は終るのかとがっかりしてましたが、ようやっと。
彼の答えが聞けてよかったです。
「はじまりの風」では、劉輝の前では決して兄を名乗らず、劉輝とも呼ばず、口調も崩さず、「ワガママ言ったらトンズラするかも」って言ってたのに。
それがようやっと劉輝と兄弟の会話になって、もう、もう、もうたまらなかったです。
「今度は君の傍から消えたりはしない。絶対に」と劉輝に言ってて、本当によかった!!
劉輝の母を兄弟で悼む姿に、成長したんだな、とほっとしました。

秀麗が逝った後は、やっぱり劉輝の傍にいてあげて、最期はタンタンとシルバー婚でしっくりくるよな!と真顔で言いたいです。
マジです(笑)

絳攸、マジでかっこよかった!もう泣けるほど!!
うわああああん!楸瑛も。
そして璃桜公子も!すっごいかっこよかった!璃桜はこれからがめちゃ楽しみですね!
ケイナちゃんがいい味出してたなあ。

全編を通して、劉輝が切なくて切なくて、これでいったい幸せなのかと何度も思いましたが、秀麗との結婚生活がとてもとても幸せそうで、本当によかったと思いました。
もちろんその後もあるのですが、静蘭、絳攸、楸瑛らがいてくれるから大丈夫ですよね。
彼が娘を抱き上げるところは本当に涙が出る。
この本を読んでようやっと劉輝が理解できました。

しかしなんだろう…最後、仙の話まで読んだら、センカ王を巡る紫霄と旺季のラブバトルに見えちゃった私は…。
感動してたのに、すみません(笑)


あと、今回出番のなかったのは、清雅。あと十三姫とか、珠翠とかも。
名前だけは少し出てましたけど、見事に存在がなかったですね。
そしていっそ不思議なくらい邵可様が出なかった。会話の端々やそこかしこに存在はあるのに、本人の出番はなかったですね。

悪夢の国試組は同時収録の「運命が出会う夜」に出てますので、割愛します。

黒と紫以外の仙人も出番なかったですね。
もちろん残念ながら碧家もなかったです。碧家----!

とりあえずざっと。

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