なまけものの鏡

「フェミニズム」これを正しい知識を得て、男性視点から見つめなおしてみよう、という趣旨のブログです。
 

アメリカでは当たり前!? レディファーストはもう古いと言われている理由をアメリカ生まれが解説!

2024年03月27日 10時37分54秒 | 男女同権とは
アメリカでは当たり前!? レディファーストはもう古いと言われている理由をアメリカ生まれが解説!
にコメントしてみた。

レディファーストは100%女性差別ですが、日本人は知らないですね。元々、レディファーストはヨーロッパ発祥で「重要なところで女を関わらせない」ために始まったと言われています(諸説あり)
 一番分かりやすいのは、男女同伴でパーティに行き晩さん会が終わった後で女性だけサロンに退出して、その後男性だけで政治や重要なことを決めていた、というやつです。女性達には財産権や契約権が無かったので「話を聞いても無駄」とされたんでしょうね。


この時、女性達に機嫌よく退出してもらうために、男性陣は一度立って女性達に敬意を払って「お引き取り願う」わけですがこれもエスコートの一つで、そのためには最初から「すべて男性がおぜん立てする」のが重要だとされていたようです。
だから「ドアを開ける=女性は男性に従ってドアの中にはいらなければならない」「椅子を引く=女性は男性が引いた椅子に座らなけばならない」というマナーがあったうえでの「男性が椅子を引いたら、女性達は立って退出しなければならない」というものだったわけです。


これって、よく考えると「所有物」というより「保護者が被保護者である子供達に行う動作」と同じなんですね、つまり女性達は「夫によって保護されていたので、保護者に従う義務があった」のが女性差別だったわけです。


日本人がなぜこのことに鈍感なのかというと、日本では古来から「男女平等の権利があった」と同時に「武士の時代になると女性は男性に力で敵わなくなるので、男女で役割分担をした」という伝統があるからです。要するに「男は外・女は内」です。


日本の伝統的役割では「男は外に出たら女(と子供)を守る」わけで、この部分だけ見ればレディファーストと相性がいいわけです。しかし日本では「女は家においては、夫を含めて家族を守る」立場であったわけです。これが男女分業ですし、日本で夫の給料を妻が管理できるのは《家庭運営の資金は妻に管理権限がある》からです。


ただ、そこにウーマンリブが入ってきて、日本でも「女も社会で活動したい」となったときに《夫も家事をやればいいじゃないか》となりました。
そこを平等にするなら、夫がエスコートする必要も、奢ってあげる必要もないわけです。


「奢る」という点でも「男性が女性に奢る」だけならこれも女性差別です。よく「フランス料理の女性用メニューには金額が書いてない」と言われますが、これは「女は財産権がないので金を払えないし、子供同様に夫に保護されている身分だから、子供同様にお金を気にする必要はない」という差別の現れです。


日本人はこれも「女性が気にしなくていい、良い配慮」と勘違いしていますが、そういう勘違いができるのは《日本の女性達は家庭内に於いて夫よりも強い権力を有していて、男女は対等だったから》です。


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