ノエルのしっぽ ほたるの瞳

50歳を前にまだまだ楽しい予感!
ラブラドールとの生活の中で
日々の記憶を思いつくままに…。

花は冬バージョン、カエルは冬モード

2011-12-28 23:54:03 | 田舎暮らし
今の季節、落葉樹は葉を落とし、草花もほとんど枯れてしまっている。

意外にも南房総は朝晩が寒い。
天気予報で見ると最低気温が東京より1~2度低く、最高気温が1~2度高い。
ゆえに、寒暖の差が東京より大きく、朝は霜が真っ白に降りているけど昼間は自宅の方より暖かい。

夏に公園からいただいた“ベゴニア”“ジニア”“サルビア”も霜にあたってすっかり茶色くなってしまった。

先週は3連休だったので、2日目に館山のホームセンターまで行って、“パンジー”“プリムラ”“キンセンカ”“デージー”等を買って来た。









花壇にそれらを植えていると…


冬眠中のカエルちゃんを起こしてしまった。
そうだ、そうだ、すっかり忘れていた。
不思議な事にシャベルでグサッグサッと土を掘っているのに、冬眠カエルを傷つけた事が無い。
いつも白いプニュっとしたお腹が見えて、一瞬大きなイモムシかと思ってびっくりする。


「もう眠くて眠くて敵いまへんわぁ」といった感じで、目が半開き。
ゴメン、ゴメン。風邪引かないでね。お休み~と土の中に戻した。

何者???

2011-12-26 22:33:50 | 


私にとって、『犬』というのはノエルであり、ほたるであり、基準は全てこの2頭である。
16年間ずっとそうだった。

シュシュをじーっと見る。
いつまで見てても飽きない。
飽きないけど、しばらく見ていると「何じゃこれ?」と、いまだに目を疑っている。
私の脳はコヤツをまだ犬として認識していないようだ。

可愛い顔で見つめられると、真っ白な妖精のよう。
な~んて感じるのはごく稀で、妖精は妖精でもどちらかというとハリーポッターに出てくる屋敷しもべ妖精の“ドビー”だ。
おとなしい時は耳が半分に折れてテリアらしいんだけど、いたずらしている時は何故か耳が立って、“ドビー”や“グレムリン”そっくりになる。
しかも、うちに来てから「ワン」と吠えたのは1、2度で、いつもは千と千尋の神隠しに出てくる“顔無し”の「あ…あ…」のような感じで「ん…ん…」という声を出す。
「シュシュかわいいねぇ」と言うと「ん…ん…」と答える。

「コレ、本当に犬かなぁ」と言うと、夫が「う~ん、犬というより虫みたい」何て言い出す。

そういえばバリケンの中に入れておくと


いつのまにか見えなくなるので焦る。


よく見ると、敷物を上手にドーム型にしてミノムシのようにくるまってる。


やはり虫なのか?

いつのまにかけっこう高さのあるイスに飛び乗って…


しかも…

“擬態”している!
夫は気付かずに座ってしまったら、お尻に柔らかい感触があって、飛びのいた。
え?たまたま色の似ている布団に寝てるだけ?


たまに、取り込んだ洗濯モノにも擬態する。



君は一体、何者???


今年の暖房

2011-12-26 20:07:41 | 田舎暮らし
寒くなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今年はちびっこシュシュがおりますゆえ、危険なので暖房はエアコンにしようと思っていましたが、寒がりの夫が「え~、シュシュおりこうさんだから大丈夫だよねぇ?」などと言い、結局いつもの年同様、石油ファンヒーターに頼ることになりました。
え?シュシュ?ファンヒーターの前にちょこんと座って、気持ち良さげに熱風を浴びております。

さて、房総の方は?と言いますと…。
薪ストーブの威力は大きいんだけど、朝起きて部屋全体が暖まるまでに時間がかかることが、ちょっと欠点。
そして、床がコンクリートの上、雨戸が無いので、外とは薄いガラス一枚の隔たりで、とにかく断熱に欠けます。
おまけにこの別荘を買った真夏に、遮光の事ばかり気にして買ったカーテンは丈が短く、こんなにすーすーと隙間風が入るとは、計算外でした。

「んじゃあ、薪ストーブの補助として、石油ストーブ買うぺぇ」という事になったのですが、今年は節電だの、災害時にも使えるだので、電気のいらない昔のストーブが売れていて、ホームセンターによっては全部売り切れって所もあって、びっくりです。
どうせ買うなら、昔から欲しかった『アラジンストーブ』にしようと決めていました。

こういう形は、テレビだのソファーだの、おまけに大きな犬のケージまで置いてある自宅の6畳の和室には置けないので、房総で使えて嬉しい~!

発売以来、70年の間、ほとんど大きなモデルチェンジをしていないので、レトロな感じがたまらない。
そのかわり、今時のボタン1つで火が点く手軽さは無く、円筒形の部分をよっこらしょと傾けて、芯を出して、マッチで点けなければいけなく、おまけにお手入れを怠ると不完全燃焼になったりするので、面倒っちゃ、面倒です。
だけど私の幼き頃は、石油ストーブといえば、みんなマッチで点けていたんだから、それも懐かしくて、気に入ってます。



薪ストーブはオレンジ色の暖か~い炎で、アラジンストーブはブルーの炎が“売り”。対称的です。

こういう単純な作りのモノは、やれ基板が壊れた、スイッチの接触が悪いなどと、修理に出す心配がほとんど無くて、長持ちしそう。
一生モノです。

底冷えしている夜も、両方のストーブを点けていると、途中で暑くなり過ぎて石油ストーブは消しました。
微妙な温度調節が出来ないのも、昔風。

久々‥房総

2011-12-24 22:27:07 | 田舎暮らし
月日が経つのは早いもので、先週の房総ネタを投稿する前に、もう次の週末が来てしまった。
いつもの事だけど、先週分です。

シュシュは、今月の初めにワクチンを済ませて、せっかく堂々お散歩が出来るようになったと思ったら私の入院で、結局先週からやっと房総でも敷地外歩きが出来るようになった。
途中、高速道路のPAでもトイレ休憩(犬の)が出来るし、車中で我慢させずに寄り道も出来て、気が楽になりました。

2週行かなかったので、3週間空気の入れ替えをしなかった事になる。
窓を開けると、上からパラパラと落ちてくるものあり。
何かと思えば越冬中(?)のテントウムシ。
寝室も居間も台所の窓にもくっ付いていたけど、お風呂場には100匹は超えるであろうテントウムシがいて、バラバラと天上や窓枠の上から落ちて来たので、失神しそうになる。
(テントウムシだけに転倒…ってか? 大変お粗末様でした)
テントウムシさんは樹木のアブラムシを食べてくれる、ガーデナーの味方なんだけど、ゴメン…「どうか、軒下あたりで越冬してください」と願いつつ寒空に逃がしました。

この時期はこの時期でやる事は数々あれど、久々なのと、寒いのと、色々な口実をつけて今回はただノンビリ過ごす事にしました。
貧乏症の私達は、これも試練です。


ノエルがいなくなってから房総では散歩をしなかったほたるも一緒に、家の周りを散歩。


同じ所をクンクン。これからはシュシュと。





途中のあぜ道には、もうスイセンが咲いている。





途中で日向ぼっこ。



うちの庭にも、ひと足早い“日本スイセン”が咲きだしました。





庭の落葉樹は、紅葉を見る間もなく、葉を落としてしまった。

これは確か一昨年、公園で拾ったドングリを植木鉢に埋めておいたら芽を出したコナラ。
唯一、葉を赤くしたまま、待っててくれたみたい。


放ったらかしのダイコンも勝手に大きく育ってました。




いつの間にか、季節が変っていました。

入院と退院の報告

2011-12-21 10:40:50 | 日記
8人部屋というのは、私が知る限りでは最大級の大部屋である。

前にも書いた通り、私以外は整形外科での入院なので、多分痛いのは手術した部位だけで、全体的に元気が無い人はほとんどいない。
そしてこれまた私以外は皆、ベッドに拘束されていて(多分足や腰の治療なのだと思う)、トイレもオムツか、オマルか、看護師さんを呼んで車いすでトイレに行くかなので、ナースコールで呼び出された看護師さんが頻繁に出入りして、落ち着かない。

そんなわけで、トイレにふらふら、歯磨きしに洗面所にふらふら、売店にふらふら、などというのは私だけなので、同部屋の人と顔を合わせる事はほとんどなく、皆カーテンを引きっぱなしなだから一体どんな人がどんな治療で入院しているのか分らない。
カーテンが開いていたり、トイレで会ったりすれば「お世話になります」とか挨拶するでしょうが。

声だけ聞いて推測するには、皆さん私よりずっと年配らしい。
年配のおばちゃんというのは、たいがい話し好きである。
特に私の隣の人はおしゃべりに余念が無い。
朝から晩まで医師、看護師、リハビリの療法士、薬剤師、見舞客…と、ベッドに立ち寄る人は全てつかまえて、世間話をする。
「神田の生まれ」だというお隣さんはべらんめぇ口調で、声も大きく、もんくも多い。
見舞い客以外は皆今仕事をしている人で、忙しいんだという事を一切無視して、うちの何なにがあーだこーだと、治療には一切関係ない話を延々10分20分平気でしている。
お陰で、このおばちゃんの家族構成から日々の生活、親戚交友関係に至るまで、私詳しく説明できるよ。

夜は夜で、いつも2、3人がすごいイビキで、まるで酔っ払いのおっさんの様。
そんな人に限って昼間、「眠れないんで、眠剤いただけますか?」と、か細い声で看護師に薬をもらっている。
隣のおしゃべりおばちゃんは意外と夜は静かで、イビキは無いんだけど、時々小声で「ああうるさい、チッ」と、他人のイビキをうるさがって、舌打ちしているのが聞こえる。

そんなこんなで、人間ウォッチも面白いんだけど、いやいやストレスも溜まりそうなので、夫に耳栓を買って来てもらって、テレビのイヤホンを付けている時以外は耳栓をしながら読書したり寝た。


日頃は犬達との生活なので、あまり人と関わらず、テレビを消していればとても静かに過ごしている。
そのせいか、人の声がやけに耳障りで、昼も夜も休めたものではない。
そうなったらもう楽しみはオショクジだけよん。

あれ?

いつ何時も、器が4つ。
ご飯茶わん、お味噌汁、それ以外は、例えば小さなシャケの切り身とおひたし…しか無い。
この上の写真の時は、お汁が無い分、ふろふき大根と、小さいカツとサラダ。
サラダっつたって、レタスちょびっとちぎって、トマト2切れだけ。
これ一品? カツの付け合わせでしょ?どう見ても。


この日なんか、器の蓋をあける前、「へぇ~、めずらしい。今日は器5つだ」と思ったら、1つはサンマの大根おろしだった。
結局この日もおかずはサンマとシュンギクのおひたしだけだった。
私のは食事制限無しの普通食だよ~。せめて「あぁぁぁぁ~、柴漬け食べたい!」

ここの病院は心臓カテーテルで全国的に有名な病院で、病院の評判もとても良い。
近くにある総合病院や大学病院では無く、わざわざ遠くの病院に来たのにぃぃぃ。
(何しに? ご飯食べに?)
言っちゃ悪いけど、これ、栄養士が計算してるの?
カロリーは“ご飯の盛り”で調節しているかのように感じてしまう。
最近流行りの『タニタ食堂』の本を何ヶ月か前に買って読んだばかりなので、この食事には愛が無いと思った。


5日もお風呂に入れないと痒い。
特に頭が痒くて痒くてたまらない。

若い頃、仕事と子育てで十分な睡眠も取れず、「重病や重症は嫌だけど、ちょっとした絶対治る病気で1週間くらい入院したいなぁ」などと、よく思ったものである。
今回の入院で、健康であることが一番楽ちんなんだと、つくづく思い知った。
好きな時に好きなモノを食べられる幸せ。
自由にトイレに行ける毎日。
暖かいお風呂にゆっくり入れる事。
ベッドの上で1日過ごしても寝られないんだ。

痒い所をかける、読みたい本が読めるし、面白いテレビを見聞きできる、犬と散歩が出来る…健康である事はこんなに自由である事なんだ。

健康第一なんて、いつも思っている事だけど、今までは“健康であることが当たり前”前提の言葉だったような気がする。
来週分のコープの注文も、「この食材が届く頃、これを使って料理が出来ないかもしれない」なんて思った事があるだろうか?
そんな事をいちいち考えていたら生きて行けないかもしれないけど、これからは時々リアルに想像して自分を戒めようと思った。
そして、病気の人、体が不自由な人は、きっと生活が不自由なんだろうと、今までよりずっと優しい気持ちで接しようと思った。
この、不平不満の入院のせいで、大きな収穫だった。


さて、予定通りに10日に無事退院し、病院からそのまま犬達を迎えに行った。
ほたるも思ったより元気で、シュシュも変わりなく、ほっとした。
帰り途、ちょっと遠回りして、いつもの公園に寄って、長めの散歩をした。
とても天気がよく、午後を少し回っていたので日だまりは暖かく、木々は秋色で、なんて穏やかなんだろう。
家に帰ってから、ほたるは一週間分の緊張から解放されたかのように爆睡。
シュシュは一週間、犬のくせに猫をかぶっていたようで、デビルシュシュに変身して家じゅう走り回った。
みんな“おうち”が一番!


おまけ

縫った所はこんな風でしたが、先週の金曜日に抜糸したので、今はもっと傷が目立たなくなりました。

最後になりましたが、お見舞いの言葉をかけてくださった方々に、感謝いたします。
ありがとうございました。