みたいな、とチラっと思っていたところ友人に誘ってもらったので見てきました。
「青天の霹靂」
http://www.seiten-movie.com/
ネタバレあります。
さえないマジシャンの晴夫(大泉さん)が、後輩とか知人とかスーパーのおばさんに強がるのがすごいリアルで劇団ひとりっぽいなぁと思いました。
CMで流れている「そんな母親じゃ辻褄あわねぇんだよ!」というセリフをきいて、見たいなーと思っていたのですが、期待を裏切らない大泉さんの演技。
劇団ひとりのやる気がなくてけだるいダメだけど根っこはいいヤツって演技が良かったです。
なんだか憎めないかんじ。
もちろん、柴咲コウは天使でした。
ほんとにかわいいし、きれいだし、こんな顔の人生がほしかった。
「捕鯨船」での飲み会のシーンはいいですね、やっぱり浅草で芸人ときたら捕鯨船ですね。
妙なところで感動してました。
「ペペとチン」のコントはほんとに笑いましたw
まんま、劇団ひとりのコント!って感じで、映画館にも関わらず皆声をあげて笑っていました。
晴夫と悦子(柴咲コウ)が病室で話すシーンで、徐々に徐々に部屋が明るくなっていく演出がほんとにきれいで、その中で晴夫の「聞こえたよ…」という絞り出すようなセリフがグっときました。
終わりのほうの晴夫のマジックシーンがやりすぎなくらいドラマチックでした。
そもそも私はあまり邦画を映画館で見ない(というかアニメ以外映画館でみていない…)のですが、なぜかというと「テレビで見ればいいじゃん」というのが強いからなんですね。
青天の霹靂も正直テレビで見ても同じくらい良いと思うのですが、この映画くらい演出がいい意味でクドいものは映画館でみても全然耐えられるというか、素直によかったと思えるんだなぁと思いました。
おわり