未来へと続く中今

連綿と続く過去と未来、人とのつながりを綴るブログ

天才漫画家が描いた予言のような漫画

2024-02-04 20:45:21 | 日記

昨年、沈黙の艦隊を会社の方々と観に行ってから、話の壮大さと主人公である海江田にとても圧倒されたので、原作を読みたい気持ちになり、つい先月に原作の漫画を全巻購入した。

私は、平成生まれで、これまで原作者のかわぐちかいじの「ジパング」をアニメや漫画で読んだことがあっても、沈黙の艦隊までは読もうという気持ちにはなれなかった。それは、原作者の漫画が面白くないといいたいわけではなく、たいていどれも似たような話になるのではないかという決めつけが働き、娯楽として純粋に物語に入り込むことができないと感じていたからである。

しかし、それは少年漫画のいわばヒーロー物の見方であり、かわぐちかいじの作品全般に通じることではあるだろうが、沈黙の艦隊はわかりやすい善悪二元論ではなく、人間の内面の心情を丁寧に描き、それをそれぞれの役回りを壊さないように、人間味のあるキャラクターを創り上げており、それが他を圧倒してしまうほどであると拙文ではあるが、そう私は感じた。

かわぐちかいじについてより詳しく知るなら、その娘のカワグチニラコ著のかわぐちくんちのニラコさんを読むと彼をより深く知ることができるかもしれない。ちなみにその漫画を読んだが、彼のような天才漫画家は現実と創り上げる世界観の実感が逆転してしまうほどイメージ力が高いことを知った。

さて、話を戻すと沈黙の艦隊では、主人公の海江田はメディアを通じてある提唱をする。その提案のために、彼やその部下たちは国家を裏切り、目的地に向かう。そして、数々の戦いを通じ、海江田の敵対していた者たちは、共通の未来を見て、信念を実現しようと動き出す。

さて、タグに東洋思想といれているが、これは29巻の[VOYAGE306] アメリカの道Ⅱにおいて、アメリカ大統領ベネットの息子に、海江田が行おうとしていることを聞かれたときに東洋思想を通じて、分かりやすく説明したことをうけてである。

ブログを読んでくれた人は、肝心の内容がぼかされており、やきもきしていると思うが、これはたった数行でまとめるのは、原作者に対して失礼であると感じることと、そもそも漫画は、原作者ですら驚くような行動、発言をキャラクターが演じていると聞いたことがあり、世界観に入り込んでもらう必要があるからである。ぜひ、購読してほしい。

この漫画を原作としたドラマがアマゾンで世界中に配信されることになったことは喜ばしいことだが、ふと、デンバー空港の壁画を思い出した。

ガイアの法則では、西洋物質主義から、東洋精神主義に切り替わるとされている。そして、昨今ではこれまで表舞台に立つことのなかった裏側に徹していた組織が表舞台に立とうとしている。

令和のレイとは、霊でもあり、0でもある。

私たちは西洋物質主義のもとに社会や科学が動いている世界にいるが、これも地球、天体の働きでもう時代遅れになっている。これからは、東洋の精神文明のもと日本が中心となり、動かしていく必要がある。それをインスピレーションで受け取った漫画家や作家などが、作品に組み入れて世に送り出しているのである。

もともと最初から私たちは輝いていたが、いろいろな垢、穢れをうけて成長したため、分からなくなり、視えなくなっていることに気が付く必要があるのかもしれない。