まほろのおだいじ袋

~おだいじ袋から~ほんの少しずつ~取り出して~

「ラスト・ディール」

2021-09-23 | 映画(DVD)

「ラスト・ディール」(最後の取引)

2018年 フインランド

作者不明の「男の肖像」の絵に

魅せられた老美術商とその家族を描いたヒューマンドラマ

フインランドの首都ヘルシンキで小さな

美術店を営む年老いたオラヴィは

家族より仕事を優先して生きてきた。

音信不通だった一人娘レアから

電話がかかってきた。

孫息子であるオットを職場体験のため

数日間預かってほしいと。

15歳のオットは問題児であった。

そんな中、老美術商のオラヴィは

オークションハウスで

作者不明の一枚の肖像画に目を奪われていた

2日後にオークションに出品されるという

「男の肖像」画には署名がない

初めは反抗的だったオットと共に

「男の肖像」の作者を探し

前所有者をつきとめた

絵は近代ロシアの巨匠イリヤ・レービンの

作品であると証拠をつかむ

それまでに

資金集めに奔走し…

 

その過程で大事なことに気が付くオラヴィ

娘親子の意外な過去を…

 

***

 

『神の前では画家であることは無関係であり、

署名する意味がない 署名するなど不遜だ』

と考えておそらく署名をしなかったのだろう

・・・と

 

「男の肖像」はキリストを描いた

聖画だった

 

***

 

オットが祖父オラヴィの絵画への情熱を

理解していく様子が

 

ほほえましい。

やがて二人の絆が…