「ラスト・ディール」(最後の取引)
2018年 フインランド
作者不明の「男の肖像」の絵に
魅せられた老美術商とその家族を描いたヒューマンドラマ
*
フインランドの首都ヘルシンキで小さな
美術店を営む年老いたオラヴィは
家族より仕事を優先して生きてきた。
*
音信不通だった一人娘レアから
電話がかかってきた。
孫息子であるオットを職場体験のため
数日間預かってほしいと。
15歳のオットは問題児であった。
そんな中、老美術商のオラヴィは
オークションハウスで
作者不明の一枚の肖像画に目を奪われていた
*
2日後にオークションに出品されるという
「男の肖像」画には署名がない
初めは反抗的だったオットと共に
「男の肖像」の作者を探し
前所有者をつきとめた
絵は近代ロシアの巨匠イリヤ・レービンの
作品であると証拠をつかむ
それまでに
資金集めに奔走し…
*
その過程で大事なことに気が付くオラヴィ
娘親子の意外な過去を…
***
『神の前では画家であることは無関係であり、
署名する意味がない 署名するなど不遜だ』
と考えておそらく署名をしなかったのだろう
・・・と
「男の肖像」はキリストを描いた
聖画だった
***
オットが祖父オラヴィの絵画への情熱を
理解していく様子が
ほほえましい。
やがて二人の絆が…
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