映画を見に行ったんだ。
二日続けて。
全く別人だというのに、当のあたしだけが全く同じで。
気負いすぎて、
体が重くて、
舌が回らなくて、
喋れなくて、
言葉がでなくて、
転びかけて。
バランスの取れていない、どこがギクシャクした、それだけ共通。
後ろからみたら、きっとあたしだけ滑稽な体をし、挙動不審で、
時々、空を見つめたりして、
まるで空気と話をしているように、
誰も居ない虚空に話し掛けて
寂しくて寂しくて寂しくて泣きそうで。
ココロが冷たくて凍えるようで、それなのに手は燃えるように熱くて。
振り返っても誰も居ないのに、振り返ってみたり。
…
フィルムの光にチラチラとうつる、震える指先を見つめていた。
あたしの指、あたしの手。
ガクガク、ブルブルと小刻みに。
殺したいのはあたし。
あたし自身
あたしのココロ
どうしようもなく
頭ではわかっていても、理解しようとしていても、理解なんか出来ない。
良心も理性も、その薄い鎧を砕いてしまいそうで
いいや、とっくにこわれているんだ、多分。
あたしは、拾い集めようとしている。
そして、接着剤で補修しようとしているんだ。
罪ですか
罪ですか
人を愛した罪ですか
天使は人間を愛したために、天界を追われました。
堕天使になりました。
罰ですか
罰なんですね
「あたしはあたしを殺したかった。」
「こんな思いも殺したかった」
「なくなってしまえば楽になれると思った」
涙と共に、口から突いて出た言葉。
辛いから泣いたんだろうか?
違う、死ねないから泣いたんだ。
残酷だ。
残酷…な道を選んでしまったのは、あたし。
だから、罪なんだ。
二日続けて。
全く別人だというのに、当のあたしだけが全く同じで。
気負いすぎて、
体が重くて、
舌が回らなくて、
喋れなくて、
言葉がでなくて、
転びかけて。
バランスの取れていない、どこがギクシャクした、それだけ共通。
後ろからみたら、きっとあたしだけ滑稽な体をし、挙動不審で、
時々、空を見つめたりして、
まるで空気と話をしているように、
誰も居ない虚空に話し掛けて
寂しくて寂しくて寂しくて泣きそうで。
ココロが冷たくて凍えるようで、それなのに手は燃えるように熱くて。
振り返っても誰も居ないのに、振り返ってみたり。
…
フィルムの光にチラチラとうつる、震える指先を見つめていた。
あたしの指、あたしの手。
ガクガク、ブルブルと小刻みに。
殺したいのはあたし。
あたし自身
あたしのココロ
どうしようもなく
頭ではわかっていても、理解しようとしていても、理解なんか出来ない。
良心も理性も、その薄い鎧を砕いてしまいそうで
いいや、とっくにこわれているんだ、多分。
あたしは、拾い集めようとしている。
そして、接着剤で補修しようとしているんだ。
罪ですか
罪ですか
人を愛した罪ですか
天使は人間を愛したために、天界を追われました。
堕天使になりました。
罰ですか
罰なんですね
「あたしはあたしを殺したかった。」
「こんな思いも殺したかった」
「なくなってしまえば楽になれると思った」
涙と共に、口から突いて出た言葉。
辛いから泣いたんだろうか?
違う、死ねないから泣いたんだ。
残酷だ。
残酷…な道を選んでしまったのは、あたし。
だから、罪なんだ。