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女子中学生殺害事件の再審異議審、弁護団が供述調書開示請求

2012年03月23日 00時00分00秒 | 事件・事故
再審異議審で供述調書開示請求 福井女子中学生殺害で弁護団 事件・事故 福井のニュース :福井新聞
(2012年3月23日午前11時13分)

 1986年に福井市で起きた女子中学生殺害事件をめぐる前川彰司さん(46)の再審開始決定に対する異議審で、弁護団は22日までに、事件への前川さんの関与を裏付ける証言をした知人ら2人の供述調書の証拠開示を名古屋高検に申し立てた。請求は16日付。弁護団によると、高検側は開示の意向を示している。

 開示を求めたのは、一審福井地裁での証人尋問で「被害者の名前、住所と電話番号を前川さんに教えた」と証言した知人男性と、事件があった時間帯に現場近くで前川さんが乗っていたとされる車の「車体の色やランプを見た」と証言した男性の捜査段階の供述調書。

 弁護団によると、2人は事件直後の県警の聴取で話していなかった前川さんと事件の関わりについて、1年近くたってから証言しており「極めて不自然。捜査側の誘導があったことを解明したい」としている。

 弁護団は名古屋高裁金沢支部での再審請求審でも証拠開示請求を行い、検察側は未開示だった供述調書約30通を提出。新たな開示証拠に基づき、弁護団は「複数の知人らの証言が同時期に同様な変遷しており、捜査官の誘導があった」と主張し、支部は昨年11月、再審開始の決定を出した。


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