資源米使いエコなポリごみ袋開発 敦賀の業者、永平寺町採用も 経済 福井のニュース :福井新聞
(2012年4月2日午後6時44分)
福井県敦賀市の包装資材メーカー「ミヤゲン」は2日、資源米を使った「バイオポリごみ袋」を開発し、永平寺町の燃やせるごみ収集袋に採用されたと発表した。一般的なポリエチレン製の袋に比べ、二酸化炭素(CO2)の発生量を7~8%程度削減できるという。
バイオポリとは、くず米や古米、古古米などで食用に向かない資源米を利用した素材で、新潟県上越市のメーカーが開発した。
ミヤゲンでは、若狭湾エネルギー研究センター(敦賀市)の「嶺南企業新産業創出シーズ発掘調査補助金」を受け、2010年からごみ袋の商品化を進めていた。ポリエチレンに対して、約10%のバイオポリを混入。ポリエチレンは不純物が入ると透明度が失われるが、ごみ袋として内部がある程度見える透明性の確保と、強度を保つために1年間、試行錯誤を繰り返した。
永平寺町環境課は「CO2発生量が少なく、環境に優しいため採用した」としている。また燃焼温度が低く焼却炉の負担を減らせるメリットもあるという。同社の宮元武壽社長は「年内には、廃プラスチックを原料にしたバイオポリごみ袋の商品化を目指す」と話していた。
▽ブログ管理人から一言
減反政策により、日本のコメ生産は弱体化している。しかしながらまだまだ根強い生産物の一つ。理由は小麦や蕎麦とは比べ物にならない高価値にある。これが仇となり、主食としてのコメ以外に有効な使い道が見出せないでいたのも事実。
今回のバイオポリごみ袋は、この高価格に負けない魅力を備えた製品開発になったのかどうか。今後の広がりに期待したい。
(2012年4月2日午後6時44分)
福井県敦賀市の包装資材メーカー「ミヤゲン」は2日、資源米を使った「バイオポリごみ袋」を開発し、永平寺町の燃やせるごみ収集袋に採用されたと発表した。一般的なポリエチレン製の袋に比べ、二酸化炭素(CO2)の発生量を7~8%程度削減できるという。
バイオポリとは、くず米や古米、古古米などで食用に向かない資源米を利用した素材で、新潟県上越市のメーカーが開発した。
ミヤゲンでは、若狭湾エネルギー研究センター(敦賀市)の「嶺南企業新産業創出シーズ発掘調査補助金」を受け、2010年からごみ袋の商品化を進めていた。ポリエチレンに対して、約10%のバイオポリを混入。ポリエチレンは不純物が入ると透明度が失われるが、ごみ袋として内部がある程度見える透明性の確保と、強度を保つために1年間、試行錯誤を繰り返した。
永平寺町環境課は「CO2発生量が少なく、環境に優しいため採用した」としている。また燃焼温度が低く焼却炉の負担を減らせるメリットもあるという。同社の宮元武壽社長は「年内には、廃プラスチックを原料にしたバイオポリごみ袋の商品化を目指す」と話していた。
▽ブログ管理人から一言
減反政策により、日本のコメ生産は弱体化している。しかしながらまだまだ根強い生産物の一つ。理由は小麦や蕎麦とは比べ物にならない高価値にある。これが仇となり、主食としてのコメ以外に有効な使い道が見出せないでいたのも事実。
今回のバイオポリごみ袋は、この高価格に負けない魅力を備えた製品開発になったのかどうか。今後の広がりに期待したい。