グラスゴーの北約20 kmほどのところにある、こじんまりとしたウィスキー蒸溜所です。
地理的にはちょうどハイランドとローランドの境界付近に位置しているのですが、スコッチウィスキーの分類としては、ハイランドモルトの一つとされています。なんでも、蒸留設備がある所はハイランドで、道路一本隔てた所にある樽詰めウィスキーの貯蔵庫は、グラスゴーなどと同じローランドに属している、とのことです。
右手の建物には蒸溜所の特徴であるキルンが見えますが、現在は使用されていないとのこと。
所内の見学ツアーでは、ウィスキーの製造過程を順を追って見ることができます。
係の方の説明もユーモアたっぷりで、とても楽しめました。
ここのウィスキーの特徴は、スコットランド南部で栽培された麦を使用していることと、麦芽を乾燥されるのにピート(泥炭)を使っていないこと。そのため、できあがったウィスキーにスモーキーさはありませんが、そのかわりに純粋な麦芽の風味を楽しむことができます。
通用門には麦があしらわれています。
ゴミ箱はウィスキー樽のリサイクル。
この蒸溜所には、グラスゴーから車なら30分ほど、バスでも50分くらいで行くことができます。数あるスコッチウィスキー蒸溜所の中でもアクセスしやすい所の一つですが、自然に囲まれていて、とても静かな落ち着いた場所です。ロッホローモンド・トロサックス国立公園もすぐ近くです。