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女優ペ・ドゥナ

2012-10-30 | Dorama

   

 

 

 

  23日(米国時間)の米カリフォルニア・ウェストロサンゼルスのある劇場。映画『クラウド アトラス(Cloud Atlas)』の試写会が開かれていた。500年近い時空間を超えた6つのストーリーが数珠のようにつながり、3時間に迫るランニングタイムが飛ぶように過ぎた。映画が終わるころ、拍手が湧き起こった。輪迴の思想を土台に、1849年の太平洋から2349年の未来の地球に至るまで、主人公が相互に異なる時空間で再会する設定がユニークで興味深かった。 

  エンディングの字幕に映画『マトリックス』シリーズの監督、ラナ&アンディー・ウォシャウスキー、『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァ監督(共同演出)に続いて、トム・ハンクス、ハル・ベリー、ヒューゴ・ウィーヴィング、ヒュー・グラント、スーザン・サランドンらそうそうたる俳優たちの名前がエンドロールに流れた。これに続いてペ・ドゥナ(33)の名前が登場すると再び拍手が湧き起こった。東洋の女優がハリウッドデビュー作でスター級の俳優に劣らない存在感を刻印したことに対する賛辞だった。「Park(パク・チャヌク監督)とBong(ポン・ジュノ監督)の映画に出演した女優」と紹介しながら喜ぶ記者もいた。 

  ペ・ドゥナは2144年のソウルを背景に繰り広げられる複製人間の物語のヒロイン“ソンミ-451”など1人6役をこなした。独特の英語アクセントに神秘的なイメージ、繊細な表情、果敢な露出も披露し、ハリウッドにしっかりとその足場を築いた。26日の米国公開(韓国は来年1月10日)直後、ペ・ドゥナと米ビバリーヒルズのヒルトンホテルで会った。 

  ――ハリウッドデビュー、夢はかなったか。 

  「ハリウッドに行きたいという気持ちはなかった。思わぬところで素晴らしい監督と縁ができ、さらに広い世界に出ることになり嬉しくて胸が高鳴る」 

  ――どのようにして監督の目に止まったのか。 

  「私が出演した日本映画『空気人形』を見たウォシャウスキー監督から連絡があった。『復讐者に憐れみを』『グエムル‐漢江の怪物‐』も見たので私のことはよく知っていたそうだ。“空気人形”を経て“複製人間”になったようなものだ(笑)」 

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