【8月7日】女優のイェ・ジウォンはユニークな恋愛をするキャラクターを数多く演じてきた。映画『かわいい』では、3兄弟とその父親の心を揺さぶるものの、モノに執着する4次元ガール(つかみどころのない女の子という意)を演じた。
イェ・ジウォンは「『かわいい』でポンテギ(カイコの佃煮)が大好きな女の子を演じました。あるときはテグッキ(韓国の旗)を愛する女性を演じたことも」と笑った。『オールドミス・ダイアリー』では、年下男との愛らしい恋愛を演じたものの、結局原点に帰ってきた。
イェ・ジウォンは公開を控えている映画『死んでもハッピーエンディング』で、今をときめく女優「ジウォン」を演じた。
同作は、ある日「ジウォン」の元に4人の男性が突然訪ねてきて彼女にプロポーズするが、その後、彼女の目の前で一人ずつ死んでいくという話。
■映画の中の女優イェ・ジウォン
イェ・ジウォンは作品の中でも女優を演じているが、現実の彼女は映画とは全く違う。
「映画の中の『ジウォン』は昔プレイガールだったことを隠しておとなしいふりをします。大きく引きのばした自分の写真を壁に飾るくらいのナルシストです。実際の私とは全く違います(笑)」
イェ・ジウォンは同作を通じてイメチェンをもくろんだ。普段しようとも思わなかったヘアスタイルやスモーキーメイクに挑戦し、3週間で体重を7kgも減らした。映画で体に密着するドレスを着なくてはならなかったためだ。イェ・ジウォンは「年をとったので、ダイエットも大変」と話した。
「以前ならば、10kgくらいならハードな運動で落としました。年を重ねるほど太りやすく、やせにくくなりました。でもダイエットをしてクローゼットの中にある服が全部入るようになったのは嬉しいです。ドレスも初めは苦しかったですが、何度も着るようになって普段着のような感覚になりました」
■映画の外の女優イェ・ジウォン
映画の中と外ではどう違うのか尋ねてみた。イェ・ジウォンは「住んでいる家の大きさからして違いますよ」と笑った。
「撮影の間中、『ジウォン』がどうやって1人でこんな贅沢な家に住めるのかと不思議に思いました。撮影が終わるとセットに貼り付けてあった大きな写真は全部取り除きました。私の家にはこんな大きな写真を飾るところなんかありません」
イェ・ジウォンは『死んでもハッピーエンディング』の撮影で、青春に戻ったと笑顔を浮かべた。映画の設定年齢は実際年齢より5歳若い29歳。やせると老けて見えるのではないかと心配したが、結果はその反対だった。
「周囲からはずいぶん若くなったと言われました。やせる前はとても悩みました。『オールドミス・ダイアリー』ではちょっと肉付きがいい私を応援してくれたファンが多かったのですが、これからはスリムになった私も応援してくれると嬉しいです。どうして人々が命をかけてダイエットするのか、今ようやく分かりました」(