「フィギュアの女王」キム・ヨナが今シーズン初のショートプログラムで圧倒的大差をつけ、1位に入った。
キム・ヨナは17日(日本時間)午前、フランス・パリのオムニスポール・ド・パリ・ベルシースケート場で行われた2009~2010シーズン国際スケート連盟(ISU)フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス杯女子ショートプログラムで完璧な演技を見せ、76.08点(技術点43.80、プログラム構成点32.28)を獲得し、1位となった。
映画007シリーズの音楽に合わせ、黒の衣装を着て出場したキム・ヨナは、最初の課題であるトリプルルッツ-トリプルトウループのコンビネーションジャンプを軽く成功させ、順調な滑り出しを見せた。
また続くトリプルフリップ、ダブルアクセルなどすべてのジャンプを完璧にこなし、スパイラルとステップ、スピンの演技までも堂々と演じて高い点数を獲得した。最後に観衆席に向かって拳銃を撃つポーズを取り、そっとほほえむエンディングの演技は圧巻だった。
一方、先に演技をした浅田真央(日本)は、先シーズンフリープログラムで使った「仮面舞踏会」で演技に挑んだが、最初のジャンプであるトリプルアクセル-ダブルトウループでジャンプの回転数を満たすことができなかったことなどから、結局58.96点(技術点29.80、プログラム構成点29.16)とキム・ヨナに差をつけられて3位にとどまった。
<結果>
1位キム・ヨナ 76.08
2位中野友加里 59.64
3位浅田真央 58.96