NEP 中島エレクトロニクスプランニング イプロスに紹介されています。

ロボット・制御・設備のエンジニアがお送りするブログ。
仕事の内容説明や作業請負などが主な概略です。
アメリカビザ所有

2016年10月アメリカケンタッキー出張前にて思う事。

2016-10-24 14:54:15 | 自己紹介

皆さん、ご存じでしょうか?アメリカ生まれのホンダNSX、アキュラブランドで発売されたスーパーカーです。噂では2000万円とか、、、一般庶民では手の入らない車ですね。この車はV6、3.6リッターにツインターボ+4AWモーター駆動でアシスト

される、ハイブリッドスーパーカーです。では、なぜアメリカアキュラなのでしょう?最高速度は309kmで、ローンチスタートを使用すると、スタートダッシュから全開加速が出来るそうです。ユーチューブで見ることが出来ます。そのパフォーマンスは素晴らしく、久しぶりのホンダ魂が見れます。これまで、GRT、LF-Aが出る中でホンダは何をやっているのかと心配していたのですが。、、、ですが、この車、日本で必要でしょうか?そのパフォーマンスをいかんなく発揮できるでしょうか?おそらくは逮捕覚悟でなければ、そのパフォーマンスを一般で発揮できない、無用の長物になりますね。では、アメリカではどうか?広大な大地に、あきれるほど続く直線道路、そのパフォーマンスを発揮できる場所はあるのでしょう。なので、アキュラ、なのでアメリカホンダがNSX開発に、、、なので最高にハイパフォーマンス、、、で、しかも最高にお高い。

 ちなみに、ユーチューブでは、かのスーパーカー、カウンタック、フェラーリなどを、軽くぶっちぎる、日産GTRが見れます。日本の技術は、スーパーカーを、いつの間にか超えてしまっていたのですね。素晴らしい、技術の進歩です。

 日本の車をアメリカで開発し、作り、販売する。アメリカ人が考え、自分たちのホンダの車を販売する、、、、いまやグローバルの自動車企業は、車の生まれも、育ち、もグローバル化していると思います。しかも、噂では、手作りと聞いています。素晴らしいですね、今ではこんな時代になったのですね。日本人に合った車を、日本で作り販売する、世界の車は、世界の拠点で作り販売する、そういう時代になって来たのですね。 ですが、少子高齢化社会になって、いつまで日本人に合った車を、日本で作り続ける事が出来るでしょうか?この先10年、20年、作り続ける事が出来るのでしょうか?

 私は世界のダイカスト工場で、いろいろな労働者に合いました。どの拠点でも、パートさんがいて、労働者がいて、ほぼ日本的な生産が行われています。かの、本田さんのような、車作りが、出来てもおかしくない時代です。と言う事は、いつ日本向けの車を、海外の生産拠点で作れても、おかしくない時代でもありますね。それは、この先、私たちのような技術的仕事が、海外に流出してしまう事を、予見させています。 遠い将来に、技術が流出してしまった日本には、どのような仕事が残るのでしょう?

 リーマンショックと、あとを引く国内の不景気が、その予見を加速させなければ、良いと願います。少なくとも、私が現役でいる間は、そうならない事を、強く願いますが、現実には、弊社の営業利益の大半は、海外作業へとシフトしてしまっているのも、事実です。

 

 以上。


2016年9、10月アメリカケンタッキールイビル近郊

2016-10-03 02:32:38 | 自己紹介

 今回は、以前国内でティーチングした、安川ロボット溶接システムの、現地搬入後の復元工事です。

ロボット16台で、うちハンドリング6台、スポット11台のセル方式のラインです。このロボットシステムの現地復元工事で

ティーチングマンが弊社を含めて3人入りましたが、復元までにおよそ4日で微調整を含めて、ほぼ1週間で復元できました。

現地設置誤差が±25mm程度と、ずれが少なかったのと、弊社の場合平行シフト機能を使用し、復縁作業の能率を速めたのも

要因になっているのかと。 FANUCのようなロボガイドを使用し、3点キャリブレーションを作成し、現地で再キャリブすれば

もっと早く復元できる可能性もありますが、あいにく弊社は安川電気製のロボットシュミレーターを所有していないものですから、

噂では、100万近い商品だそうです。手が出ないですね。ですが取引が多くなれば、考えてみたいものです。

 ですが、打点がきれいなのと、弊社単独で目標サイクルアップもできるなど、FANUCで培った実績を発揮できる、素晴らしい

ロボット(NX200)である事には、改めて見直しています。特に注目すべき点は、直線命令から各軸命令につながる部分で、

その軌跡が大きく外れない点(およそ10mmの隙間であれば、減速命令なしでも通過できる)です。これは、FANUCと大きく

違う所で、FANUCの場合には、この命令変化でナメラカの影響を受け、かなり軌跡が外れます。安川ロボットが各軸主体である

と言う事だからでしょうか。連続した直線の速度は、やはりFANUCの方が早いように思えます、手首の入れ替え速度もナメラカ

を多用出来るFANUCに軍配が上がりますね。ですが、打点クレーターは、安川ロボットが、やはり綺麗です。面直さえ出ていれば

サイクル速度にあまり影響なく、きれいな円を描けます。この点は、とても素晴らしいですね。

 今後、弊社はnachiロボット、川崎重工ロボットもティーチングする機会に巡り合えるかもしれませんが、その場合においても

今回のような実績をあげられるよう努力してゆきたいと考えております。また、グローバルティーチングマンとして、世界で活躍

出来る、また現地人に「GOOD JOB」と言われるSVマンになる事を、目標にして都度努力してゆきたいと思います。

 以上、次は同じ工場向けの、2期工事に関しての報告ができると思います。同じ安川ロボットです。