■マラソンと体型
気温20度、快晴の天気で野口みずきが圧勝した。マラソンや駅伝を見るときに私は、一番最初にお腹を見る。体型に対して、お腹がまん丸か楕円みたいなお腹かを見て、誰が最後まで粘れるかを楽しみにしています。北京オリンピック選考の大会ということで、トップグループ野口と渋井二人の走る姿を29キロまで長い時間放映されていました。渋井選手は走っているときの走法は、右骨盤上がり、右肩上がり、上半身が少し左に傾き、左足は斜め外側に蹴り上げ、左膝が内側に入りながら走っていた。またその時真横から見ると、上半身だけ前傾で出尻みたいな走り方で、野口選手より肩の前後の動きが大きく、上半身捻転動作も大きかった。つまり骨盤・脊柱が歪み筋肉の使われ方が、左右対称でなくある時間帯になると極端に筋肉疲労が起きてくる。一方、野口選手はストライド走法なので渋井選手より腰の上下運動が若干大きいように感じた。腕の振りも左右に大きいので、ダイナミックに見えるが体力の無駄使いにならないのかなと心配していたが、走法は脚の運びと蹴り上げもほぼ真直ぐ上がっていたので、終盤のダメージが少ないなと思いながら見てました。一番のポイントであるお腹は、渋井選手の方が野口選手より楕円(薄い)なので、試合当日までによほど上手く調整をしないと自分の力を出し切れない。楕円(薄い)ということは、胃腸が丈夫でなく、肋骨が下がっているので終盤に疲れが出やすい。一番お腹がまん丸でしっかりしていたのが、イタリアのジェノ-バ選手、こういう人は内臓が丈夫で前半で遅れていても終盤に盛り返す力を持っている。日本選手で目に着いたのが、尾崎選手でコンスタントに力を出せる選手である。これから、マラソンや駅伝大会が頻繁に放映されますので、選手達のお腹回りを見て予想してはいかがでしょう。
追伸)増田明美さんと金さんコンビの解説が安心して聞けるし、選手の事をよく調べている。また優勝インタビューの質問も今回は及第点でした。