夢いずる海から、夢架ける海へ。

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2023/10/24

2023-10-24 21:52:41 | 日記

現在僕はほとんど週一で釣りへ行っている。だいたい朝4時起きで、およそ午後1時頃まで。たまに4時頃になったりもする。およそ1日に7時間から10時間釣りをしている事になる。問題は体力的な事で、当日帰ってからは勿論、翌日まで疲れが抜けない。誰もがそうなのかも知れないけれど、やはり僕も若い頃は2日連チャンだって、問題はなかったのだ。なんなら3日4日続いたって行けた。だがあの頃は仕事があった。時間が無かったのだ(現在週3日勤務)。けれど、今時間はあるけれど、そんな体力はない。まったく上手くいかないものだ。
先日の釣行時の事ですが、僕の左側に友人同士で来ていた、僕と同年代らしき二人連れの遠投師がこんな会話をしていました。
※左側A:俺の浮きの傍に投げりゃいいよ。あの白い浮き(漁師が設置した発泡素材のブイの事)と俺の浮きの間だよ。
※左側奥B:(遠投仕掛を投げて)あ、ぜんぜんとどかねーや。やり直すか。
だけど、重てーやなー。1回投げるだけでもて~へんだよ。
※左側A:持ってるだけでも重てーのに、投げんのて~へんだよ。
※左側奥B:けえてっからだって、風呂へーるのもかったりーし、直ぐ寝てーよ。
※左側A:ドー具もそのままだよ。
※左側奥B:ホントだよ、なー。あの竿は重たそうだなー(他の人の竿を見て)。
それで僕はそっと気付かれないように振り向いて彼らを見てみた訳です。そうしたら2人とも僕と同年代に見えました。なんだか、とても気持ちか解り合えたようなひとときでした。

「たかさご」

初めて釣りました。暖系の魚で関西圏、沖磯等に多いようです。放流。


「ダツ」

言わずと知れたやつだ。放流。

「これの名前が解りません。」

熱帯魚?体中のヒレがとても長く伸びて本当に綺麗でした。針を飲み込んでいたけれど、なんとか上手く外せて放流。

【チャリコの猛攻の合間に釣れた3匹】


もちろん、実感として。
今日は手痛い失敗をしてしまい、悔しい1日でした。冷凍庫にメジナの餌を置いて来てしまったのです。こんな時に限ってメジナの活性がいいもので、竿下に40オーバーのメジナの群れがこぼれた餌を拾いながら、此れ見よがしに泳いでいました。中には50あるんじゃないかと思うやつも。1日チャリコに悩まされて、11時に納竿。今日は早めの上り。チャリコは口に掛かったやつは放流。針をのんだチャリコは放流しても死んでしまうので、その場で開きにしました。いい天気だったので、帰ってからのお日様で充分乾きました。ささやかな、アテです。
こんな日も、あるのです。





夢いずる海から、夢架ける海へ。

2023-10-14 22:49:47 | 日記

今年最後のソーダ釣りへ出かけた。
まだ暗い三時半起きで、いつもの堤防へ。
今年のこの堤防はいつも釣人でいっぱいになった。昨年まで夜明けに出掛けても入る余地はあったのだ。
先日、ユーチューブで釣り番組を見ていたら、なんといきなりこの堤防が映し出された。青物釣りを紹介していた。
やっと納得がいった。
アレと同じ様なものだ、例えば、なにかの番組で納豆が体にイイと紹介されると、スーパーから納豆が無くなる。原因はこれと同じ。ここは駐車料金を取られる。だから此処にとっては収入が増えていいことであるが、だが最近集金に来る漁村の方が、ゴミ拾いを頻繁にする姿を見るようになった。この地域の堤防がやたら釣り禁止となった大きな原因はゴミ問題である。ゴミを捨てて帰るなら、ここへは来ないでください。
さて、今日がソーダ釣りの最後と決めた第一投目からソーダがくるが、マルだ。ヒラか、キメジが欲しい!!。
そう云えば前回ここに「クジラ」がやってきた。いや今日はクジラよりヒラソーダか、キメジが是非欲しい。キメジは比較的浅い棚で来た。だが、どの層を探っても、来るのはマルソーダばかりで、い·さ·さ·か、溜め息まじりで手を休めてしまう。
手際よく針をはずさないとソーダはすぐ死んでしまうからだ。針を大きくして、早アワセする。飲み込まれずに口に掛かれば、直ぐに外して放流できる。大型を4尾キープする。


直ぐ血抜きをして、2尾は三枚に卸してこれは漬け用(漬け丼にする)に、2尾は角煮用に一口大に切ってしまい、チャック付きのフリーザーバッグに入れ、クーラーへ。シッカリ氷で覆った。時計を見たらまだ10時前で、釣れて来るのはやっぱりマルソーダばかりで、どうしたものかと考えて、遠投竿は一旦置いて、手前でフカセをやってみました。小さいメジナが数匹きたあと、いきなり竿がひったくられて、やり取りの後、またまたマルソーダがきた。竿2本も向こうではないのに、続けざまにマルソーダがヒットする。
空気が澄んで、景色が綺麗だ。空も蒼くて清々しい。すべてが遠くに高く見える。秋の景色だ。あと一ケ月もすれば紅葉を迎えるのだろう。
今日は、帰ろう。家ではウイスキーソーダが待っている。
ツギハウワモノだな。


夢いずる海から、夢架ける海へ。

2023-10-09 22:23:32 | 日記

10月3日火曜日、《クジラ!!》が現れた💥。遠投師たちで賑わういつもの堤防で、浮きが漂う海面を割って、いきなり巨大生物の頭が現れると、低く鈍いブオーと言う音と共に潮が噴き上がり、海面が急流のケンミのように盛り上がった。皆んな息をノンダ。誰かともなく(クジラだ)との声がする。みな竿をあげ、その動向を追った。再びそれは頭部を海中に沈めると、尾を水面に立て、「見ていろ!!」とでも言うように、ゆっくりと海に消して行った。息継ぎに上がって来るよねと、誰かが言った。僕はいそいで携帯を取り出そうとしたけれど、座っているせいで上手くポケットに手が入らない。どこだ……、そう思った時、思いもよらぬ近さにクジラは現れた。現れた巨体は太古に生きた生物を思い起こさせた。時間の軸が歪んで、遥かな過去の映像が突然現れたようだった。まるで宇宙戦艦ヤマトが時間をワープするように。ポケットから、携帯を取り出すのに手間取ったせいで、画面が変わってしまっていて、写真のシャッターが上手く押せない。太陽の光が画面に反射してよく見えない。ファインダーを覗いても、海面に浮かぶクジラの位置が捉えられない。やみくもにシャッターを押した。

クジラは海面に背中の一部を見せたまま動かなくなって、じっとしていた。
7〜8分くらいだろうか息を潜めていた。それから海が揺らいで、クジラは海面から消えた。何処かで誰かが「カッコウ」と言った。
そして観客はまた、釣人に戻った。何事もなかったように、再び遠投浮きが海面を浮遊していた。ホエールウォッチングただ見したねと女性の声がした。
また「カッコウ」と誰かが言った。
クジラを見たのは初めてだった。しかも、こんなところで。2度潮を吹いた。尾が水面に立って、あの白い斑点模様が海に消えて行く光景も見ることができた。上手く写真を撮っていれば潮吹きを撮せたかも知れなかった。今まで、沖磯や伊豆七島へ数知れず行って来て、イルカや鮫は見てきたけれど、深さが10〜15m位しかない湾の1番奥の奥でクジラだなんて、海はとても不思議な場所です。