This is a japanese cat!

白黒ブチ猫ハナ(女の子・6才)の紹介と近況報告。

ハナとの出会い 前編

2007年04月12日 | 自己紹介

 はじめに

  わたしがこの猫ブログを始めたのはほんの先月のことですが、ハナが我が家に来てから、かれこれ5年半の月日が流れております。ここには、これまでに起きたこと、特にハナとの出会いの話を中心に、過去にあった印象的な出来事について記録しておきたいと思います。

  もし写真を見ているうちに、この猫はいったいどこからどうやってきたのか?どんな子なのか?飼い主は?など興味をもたれた方は、こちらをお読みください。写真ブログとは別に、今日から五夜連続でUPしていく予定です。

 

ハナとの出会い―前編

  ハナは、2001年の秋、千葉県北西部在住の、捨て犬猫の里親探しのボランティアをされている方のところから貰い受けました。新築マンションを購入して7年め、多少家が傷んでも気にならなくなったころ、なにか動物を飼ってもいいね、という話がもちあがり、猫好きの叔母に相談したところ、その方を紹介されたことがきっかけです。

  通常はどこか会場を借りて、そこで里親になりたい人と動物たちとが引き合わされるそうなのですが、私は、紹介してくれた叔母に連れられて、直接その方のお宅にうかがって、猫を引き取ることになりました。

  叔母に紹介されたボランティアの方は、一人暮らしの年配の女性で、その方の家には、里親になってくれる人を待つ、大小さまざまの、何十匹もの犬猫が所狭しと暮らしていました。家の外も中も、人間の都合で捨てられた動物たちであふれかえっていました。元気でかわいい子猫や子犬ばかりがいるわけではなく、病気の猫、老いた猫、けがをした犬、神経質にほえ続ける犬・・・いろんな事情をもつ犬猫がそこでは一緒に暮らしていました。

  それらの動物たちを、個人で面倒みるのはどれだけ大変か。 何か動物を飼いたいと思いついたとき、そのままペットショップにむかってしまいそうな私を、同じ飼うのだったらここの猫を引き取ってあげて、と、なかば強引にこの方のもとへ私を連れてきた叔母の気持ちがわかるような気がしました。

  そこで共同生活を送るネコたちの中から、引き取る猫を一匹だけ選ばせていただくことになりました。自分で動物を飼うのはじめてのことでしたし、何かと気をつかうマンション住まいなので、比較的飼いやすい雌猫を希望していました。夫と私の好みで、白か白っぽい猫をもらおうと一応決めていたのですが、そこには白猫がいなかったため、白黒ブチのこの子に目をつけました。

  そのときのハナは、他の猫たちとは群れず、腰丈ぐらいのキャットタワーのてっぺんに一匹で陣取って、半分眠りながら、なんとなくこちらの様子をうかがっているような感じでした。

   近づいて「うちの子になる?」と聞いてみると、力強い答えこそ返ってこなかったけれど、寝そべったまま、まぁ、それも悪くないわね、的な表情をしてくれた、と思いました。

  ボランティアさんからは、もっと元気のいい雄の黒猫を盛んにすすめられ、叔母からは「こんなガリガリでかわいげのない子でホントにいいの?」と念を押されましたが、私は異常におっきな耳と、どこかはかなげな目をしたこの白黒ブチ猫が気になって、結局この子を我が家に迎え入れることに決めました。

 

  カワイイ?ビミョウ?? (2001年9月)

 

「この子、風邪をひいているから毎朝晩これをさしてやって」といってそえられた獣医さん処方のお薬とワクチン接種の証明書といっしょに、こうしてハナは私達のもとに引き渡されたのです。

 

 

このカゴに入れられて千葉県から東京都へ移動(写真は現在)

 

                                                            つづく



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