今年はやります!
ずっと先送りしてきたベランダのリフォーム工事を
メロンパンにマヨネーズをつけるのが
四十代の終わりに初めての長逗留はパリでした。自炊に徹し、宿と美術学校をバスで往復する。
海外スケッチ女ひとり旅、上 茅野玲子、東京新聞2021.4.5長官 p.10
そろそろ菖蒲が咲いている頃かと思い、
遠回りして寄ってみた公園にて。
花はまだ、かたいつぼみでした。
草取りの作業をしていらっしゃる人々があったので、
「お手元の写真撮らせてください。」と断って、撮影。
手抜きとは思えぬ、熱心なお仕事ぶり。
手を抜く(=手間を惜しむ)のではなく、
手で抜くお仕事なのでした。
それでいくと、
こちらはハシ抜き作業中?
カルガモ2名様、
丈夫なクチバシで、ブチブチと音を立てて、
鋭意、作業中でした。
***
複合語では、格表示(日本語の場合は格助詞)が消えます。
「手を」なのか「手で」なのか、わからなくなるのですね。
手を抜かずに手で(草を)抜く作業、腰は痛くなりそうですが、
初夏の薫風を感じながら、みなさん、たのしそうに働いていらっしゃいました。
何年もほっぽらかしにしていた当ブログですが、
たのしい「同音異義」が拾えたので、久しぶりに書いてみました。
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「課長いる?」 返ったこたえは 「いりません!」
* * *
1.いる=「居る」の辞書形
※国文法では、終止形
2.いりません=「要る」のマス形の否定
※国文法では、連用形1+助動詞マスの未然形1+助動詞ぬ(ん)の終止形
二つの動詞、「居る」(一段活用)と、「要る」(ラ行五段活用)が
辞書形(=終止形)では同音になることを利用したもの。
「いますか?(いる?)」――「いません。(いない。)」
「いりますか?(いる?)」――「いりません。(いらない。)」
この8つを、クロスさせているわけですね。
高度な知能犯。
それでいて、ネイティブならすぐに理解して笑える一句になっているのが、すばらしい。
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1.ハシモト君の化けの皮がはげました。
2.イシハラ君がハシモト君をはげました。
* * *
1.一段動詞「剥げる」のマス形(≒丁寧体)の過去
2.サ行五段動詞「励ます」の過去
つまり、上記の2文は、文体が違っているのです。
文体をそろえると、つぎのようになります。
【普通体】
1.ハシモト君の化けの皮がはげた。
2.イシハラ君がハシモト君をはげました。
【丁寧体】
1.ハシモト君の化けの皮がはげました。
2.イシハラ君がハシモト君をはげましました。
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※1.ハシモト君やらイシハラ君やらが誰を指すかについては、
※2.ちなみに、この灰色しましまも、先日はげましたな。