世界珍し紀行

世界を旅して衝撃を受けたり、感動したり、恐怖体験したことなどを語る。

ここは日本?ハワイの平等院

2016年10月31日 | Weblog
切り立った渓谷を背景に、京都の平等院さながらのお寺。
多くの外国人が訪れ、隠れたオアフ島の人気スポットがこちら。
赤い橋を渡ればそこはもう極楽浄土。
1968年に平等院は建てられ、日本の平等院の複製となっています。
建物のなかには、立派な阿弥陀如来さまがいらっしゃいます。金箔が美しく、いつまでも見ていられます。

庭園には大阪で作られた梵鐘もあり、つくことができます。ゴーンと渓谷に響き渡る鐘の音になんとも心が落ち着きます。
池には鯉と黒鳥。
禅ガーデンでは瞑想もできます。

ハワイの喧噪にちょっと疲れたら、和に触れに訪れてみては。

通称「口の悪いイイ男」元マニラ市長アルセニオ・ラクソン像

2016年10月27日 | Weblog
マニラ湾を背に優雅に新聞を広げている人物は、ジャーナリストであり、政治家として広く注目された元マニラ市長アルセニオ・ラクソン。3期にわたって再選された最初の市長さん。その燃えるような気質は、政界や放送界の商標となるようなものだったとか。

ラクソンの人気は、その社会的で熱い政治的な論評が届けられたラジオ番組で火がつく。市長に当選すると長い期間に渡って多くの事業をなしとげた。市立病院、地下道、大学、マニラ動物園を設立するなど、マニラ市の発展に大きな貢献をした人物。

銅像のある場所は、ロハス通りに面した、見晴らしのよいマニラ湾沿いの遊歩道で、夕日を眺めるにもおすすめ。
マニラにはユニークな銅像が多いので、ぜひ街歩きのときにチェック!

亀好き必見!高確率でウミガメに会える場所☆オアフ島ノースショア

2016年10月21日 | Weblog
リゾートで知れたハワイのオアフ島。
にぎやかなワイキキを離れて、北に向かうと落ち着いたビーチが広がるノースショア。
10年ぶりのオアフは、ノースショアに滞在と決めた。

滞在先の家はゲストハウスとして開放されていて、世界中からの主に一人旅の人たちが泊まっている。着いた日の翌日、オーナーさんが、「夕日を見に行こう」と誘ってくれ、車で近くのビーチまでドライブ。夕日が美しいのもこのノースショアの魅力だ。

お店が集まるハレイワタウンを過ぎて少し行くと、左手にラニアケアビーチがある。
このビーチの別名は、タートルビーチ。
そう、ウミガメがやってくる場所なのだ。
夕方、日暮前にかなりの確率で出会えるという。
車からのぞくと、人だかりができている。
「降りてみましょう」

いた!!

はたして、浜辺に大きなウミガメがでんと寝そべっていた。
人だかりも意に介さず、ぐうぐう寝ている。
その姿がなんとも愛らしい。
ときどき、薄目をあけて首をもたげてあたりの様子をちらりと見て、また眠りに戻っていく。
なんとゆったりとした時間だろう。

わたしとオーナーは心ゆくまでウミガメとの逢瀬を楽しんだあと、目的地のビーチへとまた車をすすめた。


バンブーバイクでマニラの歴史的地区イントラムロスをぐる~り

2016年10月21日 | Weblog
フィリピンは竹の一大産地!
軽くて丈夫なことから、自転車のフレーム部分に採用してこの通り。
これは日本製。日本の製品は素晴らしい!とどこの国でも褒められる。

マニラには、スペイン統治時代に作られた城壁都市イントラムロスがある。
サンチャゴ要塞や、マニラ大聖堂、スペイン人の階級の家を再現したカーサ・マニラなど見どころがたくさん!なかでも世界遺産のサン・アグスチン教会は1571年に建てられた最も古い石造りの建物だ。

この歴史的地区をバンブーバイクを借りて、走ることができる。
サン・アグスチン教会の向かいにある、プラザイントラムロスという商業コンプレックスのなかに入っている「bambike」でレンタルでき、バイクツアーに参加することができるのだ。気に入ったら買うことも。
乗り心地は爽快!
今回、わたしはツアーには参加しなかったけれど、歩くのがおっくうなときはこのバンブーバイクに乗って街をぐるりとまわってみたい。



トルコでパン三昧

2009年02月15日 | Weblog
トルコはパンがおいしい!
本当においしいです。トルコで何がおいしかった?と聞かれれば、この一言につきます。
トルコのパンはエキメッキと呼ばれていて、見た目はフランスパンのようです。
外側がカリっと固くて厚く、中は真っ白くてふわふわの生地です。
けれども、フランスパンよりもずっとおいしかったです。
フランスでパンを食べたら、あまりに外側が固すぎて口の端が切れて痛いのなんの・・・そしてそこまで香ばしくおいしいパンには当たらず。

それが、トルコではどこで食べてもパンがおいしいのです。
主食ですから、おいしくなかったらそれは残念なことですけど、、おいしいです^^
ふわふわの生地はミルクの味がとてもしっかりしていながら、あと味を残さないさわやかさがあります。そして外側の固い部分も弾力があって固すぎず、ジューシーです。

菓子パンもはずれなしでした。中にチーズクリームが入ったパンから、ひき肉入りのお惣菜パンまで、どれもジューシーでおいしいです。
「トルコのパンは世界一おいしい」と言われているみたいですが、本当にその通りではと思います。

私が大好きなトルコのパンは、ゴマパンです。香ばしい炒った白ごまがたっぷりまぶされた、ドーナツ型のもっちりしたパンは本当においしいです。このパンはよく道端でも売られていますので、おやつ代わりに買って食べることもできます。おいしいパンを食べるならぜひトルコへ!
自給率100パーセントの国で小麦はもちろん、野菜もお肉もみな自国のもので新鮮でおいしいですよ。

ヨーロッパの教会めぐり

2008年10月15日 | Weblog
キリスト教徒ではないけれど、ヨーロッパに行くと必ず教会に入ってしまう。
有名な教会から行き当たりばったりに出会った教会、とにかく足を運ぶ。

イギリスのロンドンで、夕方のミサに参加する。
大きなステンドグラスばりの教会内にぎっしりと人が入り、通路をはさんで向かい会う形で参列者たちが席に座る。
神父さまの合図で、私たちは賛美歌をうたい、おことばをきく。
大きな教会に荘厳なパイプオルガンの音がこだまする。
あまりに神聖すぎて、ただただ私はぴりぴりするほどの緊張感と人々がかもしだす感情なのかなんなのか、するどくなにかうったえかけられているような賛美歌や唱和の声にふるえた。
ある向かいの人は神父さまのことばをききながら涙し、あるひとはひたすら祈りをささげ、それぞれの思いをこの場にあらわしているようだった。
心があらわれるような光景だった。
こんなにも多くの人が、こうして集まり、祈りを一心にささげている。
私はそのなかで、なかば呆然としながらも、神のことを考えずにはいられなかった。
それは絶対的なものではなくて、心の中にいるそれぞれの神についてだった。
それとともに、ものすごいエネルギーを感じた。
教会のなかは外の世界とは完全にわけられた、異次元、、というより精神的な世界のようだった。
ミサが終わって、外に出ると、なんともいえない不思議な感覚を味わった。
まるで夢から覚めたような。


そんな体験があってからなのか、フランスに行ってもイタリアに行っても入れる教会にはみんな入った。
イタリアのコモ湖畔にある小さなさびれた教会に入れば、おばあさまが一人、座って祈りを一心にささげていた。ほかには誰もいない。そのときは邪魔をしてはいけないとそうっと教会を出た。だけれど、そのときもまたなにか心が揺さぶられた。

フランスの大聖堂は立派だ。ただ、観光客が多いのと雑多な感じはした。
しかし、モンマルトルまでくると雰囲気がだいぶ変わる。名の知れない教会では演奏会が行われ、これもまた静かに美しかった。

教会の楽しみはまた、かかげられた絵画にもある。
キリストやマリアさまや天使が描かれた絵を薄明かりのなかで見上げるとき、またことばを失うのだった。

日本のお寺での祈祷の場もまたそうであるように、祈りの場というのはほんとうに神聖だと感じた。一心であるということの美しさとするどさと、、、
その感覚を味わいたくて、どうしても足をふみいれてしまう。
自分もまた祈りの場を求めているのかもしれない。

フィンランドのぬくもり

2008年01月24日 | Weblog
クリスマス前の華やかな時期に、お手伝いをしながら現地の生活や文化を体験しよう!と思い立ち、フィンランドに行ってきました。



東京ドームが何個分だろう?というほどの広大な農場を持つ家族の家に滞在し、毎日クリスマスのためのお菓子作りやパン作りのお手伝いをしました。ホストのママは本当にお料理が上手でご飯もぬくもりのある”おもい”が伝わってくるようなものでした。



目分量ながらも、粉をこねたり、のばしたり、型をおしたりのひとつひとつの作業がとても丁寧なのです。その間は歌をくちずさんでいます。フィンランドに伝わる昔からの歌なのよ~とママがいいます。ラジオがつけっぱなしなのですが、そこで流れる歌に合わせてとても楽しそうに歌ったりもします。パンの生地をのばしながら、歌い、ロールケーキ用のクリームを混ぜながら歌い、、そんなふうにして作られたお料理たちはおいしいに決まっています。お料理の空間にもみんなで食卓を囲む空間にも、とてもゆったりとしてなごやかで美しい空気が漂っています。そして一緒にいる家族がお互いに手伝い、助け合いながら暮らしています。



私が、ママに「私もママのようにすてきなお料理を作れるようになりたい!」と言うと、

彼女はにっこりと笑って、すっと胸に手をあててひとこと。



「Heart!」(ハートよ!)



このときほど、これほど説得力があって、感動する言葉はありませんでした。

料理は心・・・

食べる人たちのことをおもいながら作る、大切に育てられた食べ物のことを思いながら作る、

すごくすてきなことです。

ママの言葉を忘れずに、がんばろうと思います。



ブルーコーンのとくべつな味

2008年01月24日 | Weblog
アメリカのサンタ・フェに滞在中、ホテルでは甘い甘いドーナツとコーヒーのセルフサービスがあるだけだった。それもこれは食べ物なの?というような真っ赤な絵の具と砂糖を混ぜただけのようなソースがたっぷりと塗られたドーナツや、虹色のカラフルな砂糖がトッピングされた、これまたおもちゃみたいなドーナツがバスケットに並んでいるのだ。見たとたん、食欲がなくなるようなものなのだった。



私と友人はちゃんとした朝食をとるために、ホテル周辺を歩き、1軒の青い屋根のカフェ風のお店を発見した。木目が美しい、カントリー風のレストランだった。メキシコに近いため、チリソースを使った料理やタコスがメインのメニューになっている。

私はドリンクとサラダ、ブルーコーンのクレープの上に炒めたジャガイモやタマネギなどがのっかり、チリソースをかけて食べるこちらでの伝統料理をオーダーした。

料理を待つ間はタコスチップを食べる。これだけでお腹がいっぱいになってしまいそうだ。そこへ、2~3人分と思われるような大皿に大盛りの朝食がやってきた。ブルーコーンのクレープの上にはジャガイモやタマネギだけでなく、なにやらもっとたくさんの具がのっていた。これはきっと全部食べられないに違いない・・・と思ったのだけれど、おいしすぎて全部食べてしまった^^

ブルーコーンとは紫色をしたとうもろこしのことで、こちらではよく食べられている。栄養も高くてポリフェノールも豊富だとか。それでも、初めて真紫のクレープを見たときにはびっくりしました。食べてみるととうもろこしの味だ。



旅がよかったかどうかというのは、出会った人たちによるのはもちろん、また、食べ物にもよる。どんなにすてきな場所でも、食べ物が口にあわなかったところはまた行きたいとはなかなか思わない。場所にとくにこれといってすごい記憶がなくても、食べ物がおいしかったことだけは鮮明に覚えていたりする。おいしい、と感じる要素のなかにはその場所の雰囲気や人間ももちろん入っているけれど。だからこそ、また行きたいと思うのかもしれない。

このニューメキシコ州にあるサンタ・フェもそのひとつだ。

ぜひ、いつかまたあのブルーコーンの料理を口にしたい。


タイの恐怖

2007年10月02日 | Weblog
たしか、あれは2回目の海外旅行だったか、
友人と常夏のタイへ行ったときのことです。

夜、タイのホテルについた私たちは飛行機疲れですぐに部屋に寝に入りました。初めての海外旅行が北米で割と寒い時期だったせいもあり、東南アジアは初でした。そんなわけで、いろいろ入念に下調べをしていったんですけど、これがかえって恐怖のモトとなりました。

暑い地域というのは、なんせ蚊が多いです。そしてなんといっても、私は蚊にモテまくるんです。数人の人が同じ場所にいて、一体全体どうして私だけしか蚊に刺されないんでしょう。

このときも、そんな惨事に見舞われました。
タイのガイドブックには、マラリアに注意するようにとのコメントがあったのを私はしかと胸にきざみつけていました。だから、蚊には絶対さされないようにしよう!刺されたら感染したと思わなくては!というくらい警戒していたんです。

それが・・・ホテルの夜に、、まんまと数箇所も刺されてしまったのです!
虫よけスプレーをして寝たにも関わらず、顔と手足をチクリとやられていたのです。それなのに、一緒に寝ていた友人は1箇所も刺されなかったようです。

もうだめだ・・・、私はどよーんと落ち込み、けれどまずはホテルの人にそのことを知らせなくてはと思い、フロントですかさず、
「モスキート!!(蚊)」とさけんで、自分の顔や腕に刺された!という身振り手振りをしました。そうしたら、フロントの男の人がびっくりして、
「OH!モスキート!?」と叫び、「ちょっと待ってて」といい、私たちの部屋番号を聞くとどこかへ行ってしまいました。

私はその男の人の驚きように、はたまた動転して、もう私はマラリアにかかってしまって、それで大変だ!ってあわてて薬を取りにいったんだとものすごく落ち込みました。旅行初日からどよよーーーんです。私は死んじゃうのかしら。。顔も真っ青に、友人も隣に浮かない顔をしています。あんなに刺されまいと思って長袖に虫除けスプレーをしていたのに、初日からまだ観光のひとつもしていないのに!と私は悔しさでいっぱいになりました。

そこへ、ばたばたと足音がして、先ほどのフロントの男の人が戻ってきました。「もう大丈夫です!蚊をやっつけてきました」
「へ?」
なんと、フロントの人は薬を取りにいったのではなく、部屋にいた蚊を殺しに行っていたのでした。マラリアを心配されてはいなかったのね・・・
変に気が抜けて、ちょっとほっとしました。私の恐怖はどこへやら。フロントの人の様子からは刺されてもそんな大したことはなくて、蚊が部屋にいて私たちが困っていることが心配だったんだなあと。。

まあ、そんなもんです^^;
結局、マラリアにもならずに無事に旅行を楽しんで帰国できました。
でも初めての土地には変にいろいろ神経質になってちょっとのことで恐怖を覚えてしまうもんですねえ。