ねこにゃらーず@広報

猫の譲渡会やイベントの告知です♪里親募集中の猫たちも紹介します♪

お届け先でのハプニング?

2012年11月12日 | 里親さん決定の猫たち

2013年カレンダー販売開始

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 今日の売り子は、サスケ!

 

 お届けの帰り道、子猫の保護主、半魚人さんは泣いていた・・・。

金曜日、夜、トラ柄の子猫「ちっちゃいちゃん」のお届けがあり、

お届けが初めての半魚人さんに同行して、里親さん宅へ行って来た。その時のお話。

 

里親さん宅に行くと、新しい、かわいい猫ベットにトイレ、食器など

すっかり迎え入れる準備ができていた。

※お届けに行く時のチェックポイントとして、猫を迎え入れるための準備が本当にできているか、

こうした環境、下準備が整っているか見るのも大事です。

どの里親さんもそうだと思うんだけど、きっと猫ベットや食器を買い、用意しながら、

猫の到着を楽しみに待ってくださっているんだと思う

「ちっちゃいちゃん」の普段食べているエサや、トイレの話などをし、

使っていたトイレの砂を用意してもらったトイレに混ぜ、

※猫は本能的に、新しい環境でもすぐにトイレができますが、

自分の臭いのついた猫砂を新しいトイレに混ぜると、トイレの位置をより早く覚えます。

家の様子や、猫がどこの部屋に最初いるかなどを見ながら、

慣れさせていくお話などをする。

そして、「ちっちゃいちゃん」をキャリーから出すことに。

 

そう、ここでハプニングが

キャリーから恐る恐る出てきた「ちっちゃいちゃん」。

探検するのかな?と見守っていると、突然パニック状態に~~

ガーーーーーーーッ!ドン!ピューーーン!

ドッカーーーーーーーーン!

部屋の中をパニック状態で、棚にかけのぼったり、飛び降りたり、

あっちにこっちに、上に下に逃げ回る人間もあまりに突然でびっくり、あ然。

私は今までに、新しい場所や環境に一瞬パニくって、

こういう状態になった猫をさんざん見てるので、こういう反応も理解できるのだが、

保護主の半魚人さんの顔は青ざめ、里親さんは困惑していた・・・

走り回った後、「ちっちゃいちゃん」はケージと壁の細い裏の隙間に入って、

じっとして動かなくなった。

半魚人さんの顔色は、ますます青くなっていた・・・

なんとも言えない重い空気が、どよ~~~~~んと部屋に広がる。うう、空気が重い・・・。

 

猫の性格や、年齢にもよるのだけれど、

神経質な子や、臆病な子は「怖い!」という気持ちが強く出て、

じっと動かなくなったり、隠れて出てこなかったり、パニックを起こすことがある。

 

でも、想像してみて欲しい。

猫じゃなくて、これが人間だったら?

 

人間の子供が、いきなり知らない土地の、知らない人たちに囲まれて、

いきなり「お前は今日からここで暮らすんだ!」って、

置いていかれたら・・・。

心細いし、怖いし、悲しいし、さみしい。

泣き続ける(夜泣きする)子もいれば、恐怖で体が動かなくなる子。

どうしていいかわからなくて、パニックになる子もいるよね。

新しい家族・・・環境に慣れるのに、時間がかかるのは当たり前。

大人だって、いきなり海外に連れていかれて、置いていかれたらパニくるでしょ?

 

神経質な子や、臆病な子は、慣れるのに時間がかかることがある。

でもね、最初だけで、中身は他の子猫と変わらないんだよ

これから20年近く、長く一緒にいる子です。

どうか、数日、優しく見守ってあげて欲しいのです。

「思ったよりなつかない。」「夜泣きする。」といった理由で、

たった1日や2日で戻す人も世の中にはいるのです。

でもたった1日や2日で、その子の何が分かるでしょうか?

 

そういう話を、私から里親さんにさせてもらった。

その後、譲渡契約書を交わし、トライアル期間に関しては、

「ちっちゃいちゃん」は怯えっ子なので、通常の1週間ではなく多めに2週間。

しばらくは2段ケージで、慣らしていくこととなった。

 

半魚人さんにとっては、初めての里親探し、譲渡である。

保護主としては、もらって欲しい、この子を気に入って欲しいという思いがあって当たり前。

里親さんも、子猫をだっこするのを楽しみにしていただろう。

双方の頭の中に、子猫を里親さんに抱っこしてもらい、「かわいい

なんて言ってもらえて、みんなでウフフアハハってなる図があったと思う。

 

帰る間際、固まっている「ちっちゃいちゃん」をケージに入れたが、

ケージ内ではトイレに籠城し、まったく動かなかった・・・

保護主半魚人さんの里親さんへの申し訳ない思いと、

気に入ってもらえず、お話がダメになるかもという不安。

里親さんの困惑した気持ち、なつくのかという不安。

双方の気持ちが痛いほどわかるのですが、こればっかりはトライアル始めないとわかりません。

 

ここんところ、譲渡のお届けの同行が続いているのだが、

(あ、全ての同行を記事にしていません差別じゃないのです~ごめん

今回はちょっと辛くなるくらい、空気がどよーーーんとした別れ際であった。

 

で、帰り道。

風邪で鼻がグズグズ言ってるのかと思ったら、

なんと半魚人さんが泣いているのであった

「(ちっちゃいちゃんが)あんなことしてしまって・・・。大丈夫ですかね・・・。

トライアル終了前に返したいって言われたら、どう・・・。」

 

しかし、こればっかりはホントにトライアルが始まらないとわからない。

もし、返したいと言われたら、もうそれはご縁がなかったこと。

うまく行くことを祈るしかない。

里親さんもなつくか心配に思っているはずだから、

まめに「どうですか?」って連絡とってあげてください。と、半魚人さんに話す。

 

あとは、誰にもどうにも出来ない。「ちっちゃいちゃん」と里親さんの頑張りを祈る!

※その後、「ちっちゃいちゃん」食欲がないものの、少しづつ動き始めたそうです。

里親さんも、このまま面倒をみたいとおっしゃってくださっている様子。

「ちっちゃいちゃん」、里親さん、がんばれ!

byにゃーも

 

金曜日は、公園でノルマの1匹を捕獲後、のりたま嬢を残し、お届けに同行だったのだが、

(妊婦なのにTNRして大丈夫?と心配していただきますが、1人目も臨月までTNRしてたのよ

帰宅後も譲渡会に参加希望の人から電話が入り、長話に・・・。

その電話の会話の中で、気になったことが・・・。というか、最近すごく気になってること。

 

私は「猫だけの譲渡会」以外でも、里親探しをするようにどの保護主(相談者)にもアドバイスしている。

チラシの作製や、掲示板の利用、よその団体さんの譲渡会にも参加しようとアドバイスする。

ただし、この時に、「必ずお届けをしてください。玄関で猫を渡して帰るようなまねはせず、

上がらせていただいて、室内において猫が飼える状況かなど必ず確認してください。」と言っている。

その理由は、実際には猫が飼えない環境であることや、「里親詐欺」があるためだ。

 

この話をした時に、保護主さんより、「里親詐欺って、猫貰って何するんですか?」と聞かれた。

「里親詐欺をする人は、猫をもらって虐待して楽しみ、殺してしまうんです。実際あるんです・・・」とお話しても、

信じられないといった感じで、なんとも危機感が感じられず、

う~~~~んとなってしまった。

保護主さんは一般的な、人を信じるいい人なのだと思う。だから私の疑り深いのが理解できない。

批難しているわけではない、猫ボラでない人にしたら、そういうもんだと思う。

動物愛護団体によっては、譲渡の規制が緩く、その場で渡してしまうことや、

お届けと言っても玄関で渡して終わり・・・な所があるので、

そことうちとを比較して、厳しいと感じたようだ。

 

時期的に沢山の人から、譲渡会参加希望や里親探しの相談が来ていて、

もう毎日のように、この譲渡条件の重要性について、延々と話している。

里親詐欺の怖さを、どうしたらリアルに感じてもらえるのか

お届けに限らず、そのほかの条件一つ一つにも、重要な意味がある。

意地悪で厳しくしているのではない。

意味があるからしているのだが、ボランティアではない人や経験の浅い人には、

なかなか理解されにくい。

ボランティアは、まじめにやればやるほどしんどいし、人間不信になる。

(ここで猫ボラたちは、うんうん!とうなずいているはず

精神的にも金銭的にもボランティアを続けられる人は少ないため、

理解する域に達するまでに時間がかかるのもネックなのだ。

 

「猫だけの譲渡会」の譲渡条件は、全国的にみると当たり前。

いたって普通の譲渡条件なのだ。

なのに多くの人が厳しいと感じるのは、愛媛県が極度に動物愛護が遅れているからに他ならない。

 事実、行政もそれほど動物愛護に力を入れていないし、愛媛県に動物愛護団体やサークルはほとんどない。

なので、里親さんにしろ保護主にしろ、譲渡に関する知識や理解を深める場・・・機会が少ない。

現在、保護主さんの猫のお届けには、のりたま嬢か私が同行しているが、

これはもちろんフォローの意味もあるけど、私たちの対応を見て学んでもらって、

その保護主さんが、今度はほかの誰か困ってる人を助けられるようになって欲しいという思いがある。

自分の保護猫がもらわれたら、それでおしまいではなく、今度は他の誰かを手伝って欲しい。

 

そうして譲渡知識を、譲渡条件の大切さを、広めてほしい・・・

 

 TNRのお手伝いにしても同じだ。

TNRのノウハウを多くの人に知ってもらって、それを広めてもらいたい。

そうして、その手伝ってもらった人も誰かを助けてくれたらいいと思う。

 

何度も言うけれど、妥協し、ゆるい譲渡条件にするなら猫は簡単にもらわれる。

でも安易にもらう人は、簡単に猫を返すし、その後捨てます。

切羽詰まっている人ほど、猫を手放すために譲渡条件を緩くしてもらってもらうが、

その後、保護主に戻されたケースを腐るほど知っているから言うのだ。

誰が結局苦しい思いをする?

最後に責任を取るのは、誰ですか?

 

 沢山の人に見てもらって、里親さんが決まるようにランキングに参加してまーす

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