Mari's works of art

mariの制作日記

黒朱でドキドキ

2011-04-27 18:06:30 | 日記
 自分の作品には使ってなかった黒朱という色を使ってみました。母のお友達の日本画家の方からいただいていて、今の私の作品にどう使おうかな、と思っていた岩絵の具です。見た目真っ黒の黒朱、作品にあまり黒を使って来てなかった私にとって新鮮な絵の具です。アトリエで、絵の具棚から絵の具を取り出す時に目に入ってくるの黒朱。そろそろかな、と手に取りました。色々描いてきていると、画材を決まった使い方をしたりスタイルが出来てしまったりします。あれやこれや手を出すというのではなく、常に画材をどう生かそうかと考える事は作家冥利ではないかと思います。今BSで放送している若冲も、墨や胡粉など他の人がしなかった使い方を色々試み、きっとワクワクしながら描いてたのでは..と思いをはせてしまいます。
 黒朱を引き胡粉を引き...という下地にしたのは、いつもの真っ白背景に違う要素を取り入れてみたいのと、散る前の桜の白に近い花びらの色を引き立たせてみたくもあったからです。使いたい時期と表現したい事とが合わさりました。その作品だけ見れば白くも見える背景ですが、真っ白の作品と並べると違う白に見えます。まだまだ控えめなチャレンジですが、私にとってはドキドキしたひとときでした。

次の春に向けて

2011-04-20 14:40:29 | 日記
 私の個展は、来年の桜の咲く頃になりました。だいたい寒い時期になる事が多かったので、暖かい時期に出来るというのも嬉しく思っています。詳しい日程はまだ決まっていませんが、是非是非お花見気分でお越しくださいませ!
 今まで描いてきた作品ももちろん出品しますが、2011年制作の作品が次々出来、搬入の時は「たくさん描きすぎてどれにしぼろうかな....」と迷いたく思っています。今は、これから描く作品の下塗りをしているところで、乾く間は、下描きの拡大コピーやレイアウトの吟味の時間に充てます。背景に今までと違う事を試みたく朝から思案していて、そろそろ決断の時となります。学生には「そういう時はまずやってみよう!やり直しもきくんだからね」と言うわりに、思い切りの悪さで貴重な時間がどんどん経っていました。
 甘いものでも食べて決断しよう!と大きなあんパンを食べてその甘さから反動で大きなおせんべいも食べてしまいました。ヘンにおなかがふくれてちょっぴり苦しい事で、なかなか本題に入れてません。すぐ側にある下描きは出番を待っているので、エイ!っと自分で自分の背中を押し、これからアトリエへ向かいます。

4月は色々

2011-04-17 18:12:26 | 日記
 先週木曜日にNHK文化センターの4月講座がスタートしました。新しく受講していただける方もおみえで、12名クラスとなりました。京都クラスでは初めて男性の方もお越しでした。前からお越しの方は野菜をモチーフに、水を使いながら水彩色鉛筆で、新しい方はモノクロ階調ドローイングをさせていただきました。次回からは同じ課題にさせていただこうと思っています。
 土曜日はHPデザインの打ち合わせの後自宅教室でした。野菜の盛り合わせを色鉛筆で描いていただきました。赤パプリカは、NHKの時もしていただいた様に縦半分にカットしました。あまり形や色に変化がないものは、描きごたえもないと思います。

 日曜日の今日は、専門学校の同僚の女性とこども合同教室を屋外でしました。私が着いたら、すでに出町柳から西へ少し行った所の中洲で彼女は場所取りをしてくれてました。彼女から土で日本画をしてみたい、と提案があり、色々打ち合わせした結果、膠絵でなくボンド絵をする事になりました。膠は冷えると温める必要があり、屋外では使いづらいからです。木工用ボンドを水で薄めながら膠とし、ザルで濾してさらさらになった土に混ぜていきました。彼女が採取した土、私が裏の空き地で採取した土、子供さんたちが河原で集めた土は、明るさの違った茶系の色となりました。色紙にはそれぞれの桜が描かれていき、力作が次々出来て行きました。次はみんなで一緒に一枚の絵を描いてもらい、これもまた面白い作品になりました。描いている間には、桜の花びらがフワっと作品に落ちて来て、ボンドにくっつきそれもいい感じとなりました。土に色々な色を感じれたり、赤や緑の色がなくても 描いてもらえた事は、今日のイベントでこそ思えた事でした。去年からアイデアを練ってくれ準備もいっぱいしていただいた”ようこ先生”には感謝です。そして彼女の熱意はすばらしいなと感心しています。記念撮影し、オヤツタイムが始まる頃、また別の仕事があり先に失礼しました。明日から新学期が始まり制作以外の仕事が続きますが、新しくパネルに紙も貼れていて、新作の準備も同時進行中です。どんどん作品にしていかなくては!

絵にも欠かさず爪の先にも

2011-04-11 23:54:02 | 日記

 京都駅で待ち合わせする時は伊勢丹のSUBACOで何かをみつけてしまいます。先日は、胡粉のマニキュアをみつけました。胡粉は、私にとって制作に欠かせないものですが、画材屋さん以外で目にしてとても新鮮でした。そのマニキュアは、胡粉らしい真っ白のものからいろんな色もそろっていました。ラベルもいつも使っている胡粉の箱のラベルのまんまだったのと、除光液を使わないで良いというところも気になりました。それに胡粉で爪のケアも出来るそうです。みつけたその日は買わなかったのですが、後日半透明のものを買い求めました。
 仕事がら学生や生徒さんからは指や爪は見てもらっているのではないかと思う事があり、きれいにしてない時は、視線が注がれない事を願っています。専門学校の講師の先輩は、ファッションはもちろん爪先までとことんおしゃれな方で、そうあるべきだとよく話されていました。その方はネールアートで表現されてましたが、私は健康的な手を目指したいと思っていました。それにシンナー系の除光液を使いたくなかったので、ネールのおしゃれはあきらめていました。そんな私に胡粉のクリアはぴったりで、これから愛用する事になりそうです。
 この胡粉のラベルは前からお気に入りですが、他の胡粉のラベルも、絵の具箱にしているおそうめんのラベルも古い感じがお気に入りなのか、アトリエのそこここを彩ってくれています。
 
 

胡粉ネイルは http://www.gofun-nail.com/all-item
キッズネイルも http://www.gofun-nail.com/all-item/kid-nail/393.html

借景も新しく

2011-04-07 20:20:34 | 日記
 我が家裏庭の周りはかって竹薮でした。竹薮が塀となって外の道からは、私がどんな格好をしても見えなかった高い壁でもありました。その竹薮にはかなりの丈の木もあり、二階の窓から見るといい感じでした。

 ルネマグリットの森とひそかによんでたのですが、その木々が毎日一本ずつ切られていきました。その前に竹薮も跡形もなくなくなり、庭に出るのにどんな格好でも…というわけにはいかなくなりました。古い木々だから危険だという事から更地にする話になったのですが、木がまるっきりなくなるのは寂しく思っていました。元々のこの土地らしくなくなるという声も他にもありました。

 どんなになるのかなと伐採の工程を少し見ていました。クレーン車でチェンソーを持った人がつり下げ上の枝からカットされていきました。そのうち木の向こうにあった遠い山が見えて気持ちも少し変わりました。明るくなって遠景も見渡せる、これもまたよしかなと。更地にビルが建つわけでもないので、しばらくは山や新しく見える風景を楽しむ事ができます。ただしこましな格好で。

母の個展より

2011-04-06 00:44:03 | 日記

 私が住んでいる寒い地方にもようやく春らしさが感じられる様になりました。駅のホーム待ち合い室のベンチの手作りのおざぶ(座布団)がなくなっているのも季節の変わり目を伝えてくれます。いざ座るとお尻にはまだまだヒンヤリします。

 先週は母が個展をしていました。作品点数はいつもながら多く展覧会までの描きっぷりが思い浮かびました。午前中は父が仕事場に入るから自分は午後から頑張る事にしてる♪といつもながら自分中心のスケジュールではない様です。

 木曜日に親友が来てくれ、彼女が、昔母が話してた事を覚えてくれてました。「やっと描ける時間になって夜中に絵を描いてたらおばあちゃんが来て電気を消さはって…」祖母は自分の夫や息子が制作するのを陰ながらささえ自分の事は我慢していた人です。嫁である母にもそうしてほしかったのと、何がなんでも描いてる母が羨ましかったんだと思います。母は、電気が消えても祖母が寝入るとまた絵を描いていたのだと思います。いつも元気で電気が消えてもケロっとしている母のDNAが少しでも私に受け継がれてると信じています。元気だからたくさん絵が描けるのか、たくさん描いているから元気なのか...祖母とは違う感覚ですが、羨ましく思えます。
 

必須サイクリング

2011-04-02 18:54:06 | 日記
 私は、自分の体型が気になりながらも、なんの努力もしてきてませんでした。キューピー人形といば可愛く聞こえますが、キューピーマヨネーズの容器の様になりつつある体型に、そろそろなにか手だてをするべき時ではないかと奮起しました。新しい事を始めるというのではなく、前にしていた自転車をまたやり始めようと今日思い立ちました。サイクリングウエアを着込んでいる間に、パートナーに出してきてもらった愛車DEROSAは埃を少しかぶってました。いかに乗っていなかった事かとあらためて感じ、いざとなると乗れるやら?と少し不安げにスタート。けっこうブランクを感じさせる事なく乗り始めはいい感じでした。
 サイクリングしてお弁当を湖岸で食べ帰ってきて仕事しよう!という事で往復で3.40キロくらいのコースを走りました。時速は20キロくらいでの走行でしたが、帰り道は向かい風に悪戦苦闘してのペダリングは重く苦しいものでした。自分的には運動したな、という実感もあり体も軽く感じています。色々と循環もしている気もします。毎日は無理としても、ちょっとずつ習慣にして体型はもちろん体質をも整えていこうと思います。前にサイクリング講座で「美しくなろうと意識してのりましょう!」と教えてもらった事は、今日からしっかり意識してみました。
  
 私が苦戦した風はとどまるところを知らずあれから強さも増して今はJRも不通になってしまっている様です。まんざらへなちょこローディでもなかったのかなと安心しつつ、昼からJRで外出したパートナーの帰りを少し心配しつつ....