プチ・ギャラリー CoCo Hyunjae

CoCoとquiltとJo Hyunjaeさんを…
画像で綴る小さな小さなアルバム作り

散紅葉 常寂光寺にて

2021-12-13 19:42:56 | 短歌・俳句

さて、仲間たちと巡る京都・嵯峨野 第2弾
トロッコ嵐山駅からこんな素敵な小道を数分歩いて


紅葉のトンネルの向こうに山門が見えてきました!


常寂光寺は小倉山の中腹


藤原定家が百人一首の編纂を行った山荘があったと伝わる地
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
今ひとたびの みゆき待たなむ (貞信公)

平安時代から「もみぢ」が美しかったようですね。

山門に続いて仁王門


この急な階段を上って振り返ると


有名なこの景色 

折しも「嵐山花灯路」開催中
足元の行燈が夜の参道を明るく照らすことでしょう

そして、本堂


紅葉の絨毯の先には鐘楼


句碑「落葉踏んで 道新しく ひらけたり」と読めますが

一体誰の句なのか?

本堂と妙見堂の間を進むと

(マスク姿のおふたりさん、モザイクなしで大丈夫だよね)

美しい竹林が…


さらに山道を進むと


重要文化財の多宝塔が見えてきました




定家の山荘「時雨亭跡」の石碑(諸説あるようです)


見晴台からの絶景


小倉山 苔むす寺の 散りもみぢ (quilt)

ピークを過ぎた紅葉の名所
じっくり散り紅葉を楽しむことができました♪







猫は水仙が好きなの?嫌いなの?

2021-03-06 21:10:58 | 短歌・俳句
実家の水仙が今年も満開です(*´▽`*)









ほんの1,2輪花瓶に入れるだけでも
部屋中良い香りに包まれ気持ちが和らぎますよね!
ただし、我が家では切り花にして飾ることはタブー(@_@。
そのわけは…

悲しきは 瓶に挿したる 水仙を
猫みなくわえ 畳に散らす
 (quilt)


水仙は毒性が強く、人も動物も誤って食べると危険です。
猫たちの行動は「危ないからお家に置かないで」
という意思表示なのかもしれませんニャ(*˃ᆺ˂)



青空と秋桜

2018-10-13 20:22:19 | 短歌・俳句
すぐ近くで大きい道路工事があったので
今年はもう見れないのではと半分諦めていたけれど
忘れず咲いてくれました|´∀`●) 

コスモス…秋の風物詩ですね!




美しい青空を待って撮影しました♪





青空と 堤(つつみ)の間 かの人に
秋よ届けと 揺れるこすもす (quilt)

万葉集の思い出

2018-10-04 21:38:00 | 短歌・俳句
一昨日入江泰吉の「萬葉讃歌」についてお話しましたが

万葉集といえば忘れられない思い出があります。

大学に入って間もない頃「古都愛好会」のメンバーたちと
奈良の明日香村を散策したことがあります。
コースはすっかり記憶から遠ざかってしまいましたが
甘樫丘に登って草むらに腰かけ、遠くに大和三山を眺めていた時


左が耳成山、右が天の香具山

4年生の先輩が突然歌い始めました。
「大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登りたち 国見をすれば
国原は 煙立ち立つ 海原は 鷗立ち立つ うまし国ぞ あきづしま 大和の国は」
舒明天皇の国見歌を諳んじているなんて…
それとも、後輩達に披露しようと準備していたのかもしれません。
不思議にもこの1コマだけが頭に焼き付いています。
この情景、どなたか覚えてないですか? 

よほど印象的だったのか、数年後、私自身が読んだ歌

甘樫の 丘に登りて 国見歌 
     歌ひし友は いずこにいかに (quilt)


聞くところによると、この先輩は随分前に他界されたとか(_ _。)

麓に蘇我蝦夷、入鹿親子の大邸宅があったという丘
飛鳥歴史公園として整備され
私達が見た素朴な丘の風景はすっかり変わってしまったようです。

大好きな明日香、斑鳩、室生…
300年ぶりに再建された興福寺の中金堂
悲劇の大津皇子が眠るという二上山あたりも訪ねてみたい
大和はまだまだ魅力がいっぱいですね|´∀`●)