取扱説明書

新しい洗濯機を買いました。
最近の洗濯機は非常に優秀で、洗濯中はフタが開かない様になっているそうです。
最初、知らないので以前の物と同じ様に考え、
少し洗濯物を追加したかったので、フタを開けようとしたら、
引っかかっていて開きませんでした。
壊れたんだと思って心配しましたが、
説明書を読んだらそう書いてありました。
壊れていないことにホッとしました。

取扱説明書。
使用する前によく説明書を読めば、ちゃんと書いてあるんです。
ついつい買った時の箱に入れっぱなしで、
めんどくさいから、読まないでポンポン使ってました。

取扱説明書とは作った人が、その使い方、方法、注意点を細かく書いておいてくれたものです。
しかし、実際に使う人が自分の思いで、作った人の思いとは別の使い方をしてしまうのです。

天理教は私達が人生を歩む上で、身体や心の使い方を、
この世界と人間を創った神様がやさしく教えて下さっている教えです。
取扱説明書をしっかりと読んで、大切に使えば物は長持ちします。
天理の教えをしっかりと学んで、心の使い方、身体の使い方を、
創った神様に合わせれば、人間は幸福になれるんです。

どうぞ、悩まれておられます方、
この世界を創った神様からみますと、その悩みは簡単に解決できるものかも知れません。
多少修理が必要になるかも知れません。
でも、きっと創った神様に不可能はありません。
お気軽に相談してみて下さい。

目に見えるもの

目に見えるものは信じられます。姿形がある訳ですから、
一目瞭然なんです。

医学、科学の発達はあらゆる目に見えないものを証明してくれました。
そしたら、目に見えないものを信じられなくなってしまったんじゃないかと思うんです。

食事の時、合掌して「いただきます！」「ごちそうさま！」を言わない人がいる、
あるいは、言わないようにしている人がいると聞きました。
理由は、宗教みたいだからだそうです。

ショックでした。

人様に感謝する心で合掌し、食物や作ってくれた人、
携わった人々に対する感謝で良いんじゃないでしょうか？

自分の目の前に出された料理の裏には大勢の人が関わってくれています。
一人一人にお礼が言えなくても、
食事前にそんな気持ちを込めて「いただきます」
食後に感謝の気持ちを込めて「ごちそうさま」

何かおかしいのでしょうか？

目に見える、目の前の食事だけでの浅はかな判断。
あまりにも、心ある人間として、何か忘れてはいないだろうかと
疑ってしまいます。

目に見える世界の裏には、色々な人達の真実が隠れています。
目に見えない働きを戴いて私達の生活は成り立っています。

信仰というものも目には見えないものです。
目に見えない神様を信じること。信じられること。

ボクは素敵だと思ってます。
これからも、目に見えない働きを見つけ、
目に見えないことに感謝を忘れないように心がけたいです。

受け方

雨はどんな大きさの物で受けても、その面積に対して降る量は一定なんです。
茶椀で受けても、タライで受けても、庭先の子供のプールで受けても。
その中に溜まる高さは一定です。
降雨量何ミリなんて言うのは、水がその時間に何ミリの高さまで
溜まったかということを表してます。
さて、同じ量の雨でも上記の器によって溜まる量は異なります。
ちょっと分かりづらいかな？
同じ量の雨が天から降ってきますが、
同じ時間だけ雨を受けた場合、茶碗なら茶碗の量だけ、
タライならタライの量だけ、プールならプールの量の水が溜まるんです。

雨と同じように神様は私達に満遍なく御守護下されています。
受ける私達の心が、その御守護をどれだけ受けることが出来るか？
それが肝心です。日々の生活の中で喜べることが沢山あるのですが、
それをどれだけ喜べるか。喜びを見つけ出せるか。
これが、受ける器の違いです。

あなたの心の器はどんな大きさですか？
プールですか？タライですか？茶碗ですか？

二つ一つ

世の中は二つのものが一つになってバランスが保たれている。

出る　と　入る
　天　と　地
　男　と　女
押す　と　引く
　右　と　左
行く　と　来る
　陰　と　陽

挙げればきりないがそのバランスが
保たれているからちょうど良いのです。

車が直進する時は、左右のタイヤが
バランス良く同じように回転するので
まっすぐに走れるんですね。
これが左右バラバラでは大変です。
また、片方だけでも困ります。
両方がちょうど良いのが最高なんです。

自分自身を見つめてみて下さい。
何かうまく行かないことがある時、
よくよく考えてみると
このバランスがうまくいってない場合があります。

ただ、それはなかなか自分では気づきません。

天理教の教会はそんなあなたの心のバランスを
ちょうど良く修正してくれるところです。
うまくいかないことがある時、
困ってしまったことが出てきた時は、
お近くの天理教をお尋ね下さい。

心のバランスを整えてくれますよ。

勿論いきなり行く事に躊躇する方は
先ずメールでご相談下さい。

ありがたい

目が覚めた、ありがたい
ご飯うまい、ありがたい
健康だ、ありがたい
腹が減る、ありがたい
良い匂い、ありがたい
良い音も、ありがたい
便も出る、ありがたい
息してる、ありがたい
みんないる、ありがたい
生きている、ありがたい

楽しいも、ありがたい
悲しいも、ありがたい
しんどいも、ありがたい
辛いことも、ありがたい
嬉しいも、ありがたい
生きている、ありがたい

はぁぁぁ～、ほんとぉに、ありがたいよね！

生きているからこそだよね！

添う心

自分で何でもできると錯覚している人多いです。
傲慢になってしまってはいけません。
人間は命一つ創ることができません。
大いなる大自然の前には何とちっぽけな存在です。
大いなる流れの中で生かされているんです。
自分勝手な傲慢な心は、その流れに逆らうようなもの。
添うという心が大事なんです。
暑ければ脱ぐ。
寒ければ着る。
雨が降れば傘を差し、
雪が降ったら長靴を履く。
そうして人間は生きてきました。
大いなる大自然に逆らって、
寒いのに着なかったり、
暑いのに着込んだりしたら、
大概の人は身体を壊します。
親の思いは陽気ぐらしをさせてやりたいという思いです。
陽気ぐらしをするために、困らぬよう全てのものを
貸し与えて下さっております。
どうぞ、親の思いを知り、
親の思いに逆らわないように、
親の思いに添わせてもらいましょう。

中身と器

入れ物の器は色々なものがありますが、
肝心なのは、中身が何であるかだと思うんです。
おもちゃが入っていれば、おもちゃ箱。
道具が入っていれば道具箱。
ダイヤやルビーが入っていれば宝石箱。
宝が入っていれば宝箱。
ゴミが入っていればゴミ箱。
箱は箱でも、中身で全然違うものになる。
人間の場合、身体が箱で、心が中身。
大事なのは心です。
心が錦かボロかで人間は決まります。
しっかりと心を充実させたいものです。

ゆとり

ついつい忙しさに追われて心にゆとりがなくなることって間々あると思います。
そんな時こそ、自分自身の心にゆとりを持つことを心がけて下さい。
身体は動き、頭はフル回転でも、どこかで自分自身を確りと見つめて、
がんばってる自分を褒めてあげてくださいませ。
ゆとりはゆっくりすることでなく心に余裕を持たせる事だと思います。
私の言うゆとりは〝ゆとり教育〟とは全く違いますので、お間違いの無いように！
ベテランや匠は技術もさることながら、心にどれだけゆとりがあるか？
なのではないかと思うんです。人生ゆとりを持って歩みたいものです。

親心

子供を叱る時、親は怒りたくて怒っている訳ではないのです。
心を鬼にして、この子の為に、この子が良くなるようにと
叱るわけです。
子供からするとそんなこと分かりませんから、
怒った親を逆恨みしたり、憎んだり、反抗したりするんです。
そんな時、親は非常に悲しいですよね。
人間の親である親神様は、私達のように話し合ったり、
意思を伝えて下さいません。
その代わり、身上（病気）や事情で私達を導いてくれます。
決して、子供である人間を苦しめよう、
困らせようと言う思いからではなく、
可愛いからこそ、真っ当になってほしいからこそ、
それこそ、心を鬼にして私達を仕込んで下さる訳です。
その親心を受け取って、親心に溶け込んで、
身上、事情を克服し、親神様、教祖にお詫びし、
更に、御礼できるようになりたいものですね！

偏り

偏ると非常に良くないです。
何が良くないかと言うと、
バランスが良くないのです。
バランスが良くないとどうなるかと言うと、
転ぶのです。
この世の中はすべて２つが１つです。
相反する２つのものがお互いバランスを取って、
成り立ってます。
男と女、天と地、陰と陽、プラスとマイナス、ＳとＮ‥‥。
このバランスが分かると、
非常に良い具合に生きていくことが出来ます。
バランスの分からない人は、
知らず知らずのうちに偏って行ってしまうのです。
具体的に言うと、
自分勝手な人はバランスの分からない人です。
そして、知らないうちに自分を追い込んでしまいます。
気づかないうちに転んでしまうんです。
人があって自分がある。
親がいて子がある。
日常の些細なことを大切にしてみて下さい。
自分と言うものを、ちょっと脇において、
周囲に目を向けてみて下さい。
きっと、何か新しい気付きがあるのではないでしょうか？