なつこさんの気まぐれ短歌

ものぐさなんです。いいんです。ヘタヨコ短歌で航海中~♪

手打ちうどん 寺屋@北32条東18丁目

2008-03-30 | 札幌市東区グルメ
ちょっと、「うどん」の常識を覆されました。

うどん好きが高じて香川まで讃岐うどんを食べに行った友達が、札幌で唯一本場の讃岐うどんを食べられる店として紹介してくれたのがここ。他にもいろんな本や雑誌で紹介されてるんですね。先週行ってみたら店主体調不良のため休業、とのこと。待ちに待った一杯です。

お昼時、並んでました。食べ始めてからも途絶えることなくお客さんが来るわ来るわ。人気店なんですね。男性客中心に夫婦、若いカップルといった客層。

まずは店内。カウンターとテーブル2席の小さな店構えです。普通のシンプルうどん屋ですが、照明にこだわりが見えました。ちゃんとテーブルとカウンターの上に白熱灯のスポットがあたっています。BGMもノラ・ジョーンズと洒落ていて、狭いながら居心地はよかったな。本場讃岐出身の店主含め4人のスタッフがきびきびと動いて注文を捌いています。

テーブル席で、カウンターに並ぶ背中を眺めながらいただきました。おしぼりはなし。隣の席に運ばれてきたちくわ天が12~3cmもあろうかという大きさ!
今回はぶっかけ天ぷら(冷)、同居人はかしわ天(温)。それにおでんの牛スジ、こんにゃく、がんもを注文。
牛スジは口の中でほろっとほどけてやわらかい甘さ。つけダレの辛子酢味噌もうまい。
そしてそして期待のうどん。長~いめん。口に含むとツルツルっと流れ込む。けれど、蕎麦のように一気にのど越し、とは行きません。コシがある。そしてコシの中にもっちりとした粘りがある。噛みしめると口の中でうねる。心地よい食感。
天ぷらはえび、サツマイモ、かぼちゃ、インゲンにかしわ。このかしわ天があら引きコショウがたっぷり効いててまた絶品。こんなの、うちでまねしてみたいなぁ。料理嫌いだけど。温うどんのだしもさっぱりと上品。

大満足で店を後にしました。開店直後に、遅い朝食に来るのもいいかも。家が近かったら一杯飲むのもいいのになぁ。何度も通いたい店です。S君ありがとう!

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DVD柳家小三治「蛙茶番」

2008-03-30 | 落語
落語研究会 柳家小三治全集DVDより。
いやぁ~笑った。こんなバカバカしい噺もあるんだ。落語って本当に面白いなぁ。

まずは小三治師匠、羽織の袖に指を引っ掛けて手をすぼめる姿がかわいらしい。私が小三治を好きな訳にこのかわいさがある。なんとも、胸キュン。

ゴルフにハマッているというまくらから、大店主催の素人芝居が開催される話へとするりと流れてゆく。舞台番(客が騒いだりしないように客席を見張る役)にあたってふてくされて部屋にこもっている半次。番頭に入れ知恵されて連れに来た小僧の定吉にあれよあれよと持ち上げられ、終いに舞台の脇へ。
ただその半次、一番大事なアレを、忘れているのである。
尻端折りして舞台に上がるのに、浮かれるあまりふんどしを湯屋に忘れてきたのだ。

威勢よく啖呵きってた半次が、米屋のみぃちゃんが来るの一言でのぼせ上がって浮かれる豹変振りがうまくて愉快。浮かれて湯屋から舞台への道すがらふんどし(してないナマのアレ)を見せびらかす様子に爆笑。軽く下ネタなのに、こんなに爽やかに大笑いできる。
後半同居人と二人でガハガハ笑いながらみた。サゲまでかわいい下ネタです。

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CD古今亭志ん朝「富久」

2008-03-30 | 落語
日曜の午前、晴れ。こんな日に志ん朝をチョイスする同居人はナイスセンス。

やっぱ華やかだねぇ。
お調子者の幇間の久蔵がトントーンと小気味よくストーリーを進めていく。
火事場のお決まりのやり取りで笑わせて、宝くじ当たったらどうしようと妄想する心理は今も昔も変わらず。たっぷり小1時間楽しんだ。

スカッと晴れた朝には志ん朝、これ覚えといて損ないね。

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茶廊 法邑@本町1条1丁目

2008-03-30 | 札幌市東区グルメ
風格のある外観に広々とした店内。カフェというにはもったいないほどの空間です。昨日、2件目に行きました。

コンクリート打ちっぱなしの塀に囲まれたアプローチを抜けて、住宅街の中のオアシスに足を踏み入れる。赤い外壁の倉庫が2つ並んだような外観で、中は片方がカフェスペース、もう一棟がギャラリースペースに分かれています。
天井が高く、床は石畳。一つ一つのテーブルが大きく、ちょっと重たいけれどゆったりとした幅のモダンな椅子が並ぶ。低く抑えられたJAZZがBGM。腰の高さまでの窓が雪見障子のように外の木々を切り取る。飾り気はなく無駄を排した空間で、日常を少し超えた格調高い時間を過ごせる。

カフェメニューはコーヒー500円ととてもリーズナブル。
明治時代のレジスターがときおり“チーン”とかわいらしい音を立てる。

ギャラリースペースでは春をテーマにした作品展が開かれていて、こんな絵が家にあったらいいなと思える作品も何点か。ゆったりとくつろぎの時間をすごした。
誰かを連れてまた行きたいお店です。

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★★★★★★★★★★★★★★
茶廊 法邑
東区本町1条1丁目8-27
10:00~18:00/火曜休
011-785-3607

cafe siesta@伏古3条5丁目

2008-03-30 | 札幌市東区グルメ
元玉ねぎ倉庫の石蔵を改装したカフェ。昨日うつ仲間の先輩に連れて行ってもらいました。ランチデイケアです。
東区は元々玉ねぎ栽培が盛んで、未だにポツリポツリと石蔵が残っています。

一階は少しのカウンター席と陶器の小さなギャラリー。
2階に上がると屋根裏風の斜め天井が楽しい。珪藻土の壁にナチュラルな家具がゆったりと配され落ち着ける。一つ一つのテーブルに違った椅子が添えれられて、お花やグリーンもところどころに飾られてやさしい印象の空間になっている。
天窓に面したカウンターに座る。あいにくの曇り空だけれど窓辺は明るい。

おしぼりは紙押しぼり。カプチーノフレンチトーストセット850円。山に盛られたフレンチトーストはコーヒーの苦味がほのかに効いて食べやすい。ホイップクリームを添えて。コーヒーとのセットです。
ほかに定食とデザートのセットなどもあり。シフォンケーキはしっとり感がいまいちでした。
杏仁豆腐が自慢なようで、ポップの写真も美味しそう。今度食べに来たいな。

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フジポッド三遊亭小遊三「置どろ」

2008-03-28 | 落語
フジポッドお台場寄席にて。
小遊三さんの軽妙な語り口に、憎めない泥棒がぴったり。

大工なのに博打ですってんてんになり半纏から道具箱まで質屋に入れてしまった泥棒。それを払ってやるからちゃんと働けという人情味あふれる亭主。
最後、「三十日にまた来てくれ」でサゲ。
このサゲがちょっと意味わからなかった。ので、いまひとつ物足りない。

小遊三さんは笑点での腹黒イメージあるけど、高座はさわやかですね。
前に聞いた「時そば」も軽快でよかった。
日曜の午前中に聞きたい噺家さんかも。

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立川志の輔「買い物ぶぎ」

2008-03-27 | 落語
聞くほどに落ち着くしわがれ声。

生活道具の変遷と回顧、便利なものが増えているのに時間がない、物が多いというマクラ。
風邪ひいた嫁さんに頼まれてドラッグストアに来たお父さん。物が多すぎて選ぶのに難儀する。まずは店先に「疲れ たらこのドリンク」(笑)
消臭剤が芳香剤の芳香も吸い取って意味ないんじゃないかとか、細かく目的を細分化された洗剤の理不尽さとか、50種類もある風邪薬からどれを選ぶかとか、「おいしいネコ缶」は誰が美味しいと言ったのか、とか、次々とテンポよく繰り出される。

この人の鋭いものの見方、おかしいなぁ。
サゲもすっきりしていて最初から最後まで笑えた。

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フジポッド三遊亭円丈「グリコ少年」

2008-03-25 | 落語
フジポッドお台場寄席にて。

時事ネタのまくらから始まり、しわがれ声でじっとりとのたくる口調にジワリとした笑い。

実体験からの昔語り、小噺が続く。
みんなが貧しかった時代、甘いものに飢えていた時代への追憶、亡くなった江崎グリコの会長への追悼。
続くはスナック菓子世代、ペットボトル世代と時代を見る目は小気味良い。ジェネレーションギャップがおかしい。
若いころの郷愁を語りつくす。描写が微に入り細に入るほどにおかしい。
ただなんでも「わけがわからない」という言葉に収束するのが気になる。
最後はキャラメルを撒きはじけて終わり。

ただ、私はしっかりとしたストーリーがある噺が好きだな、と改めて確認。
たまにはこんな漫談調も気楽に聞けていいけれど。

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フジポッド柳家喬太郎「ハワイの雪」

2008-03-22 | 落語
フジポッドお台場寄席より。9年前、真打1年前の高座とのこと。

皮肉の効いたまくらから、おじいちゃんと孫の会話へ。
パンチのある、軽くとんがった入れごと。ストーリーから飛びぬけた笑いも、自身の自問自答まで噺の流れに組み込んでしまう喬太郎ワールド。

ハワイに住むおじいちゃんの昔の恋人の孫から、祖母の最期が近いから会いに来てくれとの手紙が舞い込む。ハワイ旅行をかけた町内腕相撲大会でのじじい対決から一転して人情話に。
なぜか江戸っ子の孫、ジェームス安田。
ハワイに雪が降り、一緒に雪かきしようという若いころの約束が果たされ、キレイな情景で終わる。

9年前の録音ということもあってか、まだいびつな部分がある印象。今の喬太郎さんを知っているのでいまひとつ物足りない。

最近の録音で「夜の慣用句」「擬宝珠」聞いた時には純粋に新鮮な面白みがあった。今年は古典を主に手がけるとのこと。4月のライブが楽しみ♪

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