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あいうえおのうたをつくろう

2007-07-29 18:14:11 | 1年こくご
C)インターネットランド 小学校>1年生>国語>あいうえおのうたをつくろう

制作者:山口菜津子
                               メール:natsu72chege@yahoo.co.jp
                      ※迷惑防止のため「@」を全角にしています



4月下旬の教材、
1年生で本格的に文字にふれる初めての単元となる。
ひらがなの学習が始まったところである。
『うたに あわせて あいうえお』の音読を楽しみながら、このうたの持つリズムやきまりに目を向けさせていきたい。
さらに、自分のオリジナルの「あいうえおのうた」をつくっていくのが狙いである。なお,このような教材は光村図書,東京書籍,大阪書籍で入っている。本校は光村図書を採用しているので,その際の実践を紹介する。

「うたに あわせて あいうえお」は以下のものである。

(現在、掲載許可をお願いしているところです。)

(工藤直子 作
 出典 光村図書 一年 上「かざぐるま」p12~15)

指示1:先生の後に続けて読みます。
あかるい あさひだ あいうえお


1年生なので、まだどれがどの文字かわからない子どももいる。
ポスター印刷で、教科書を拡大コピーしたものを提示して、
文字を指で押さえ、確認しながら、読んでいった。

男の子だけ、女の子だけ、列ごとに、と
バリエーションをつけて読ませる。

説明1:これを「あのうた」といいます。


教科書には、「あのうた」の下に挿絵がついている。

発問1:なんの絵がありますか。
指示2:なにか1つでも見つけた人は立ちましょう。


発問2:見つけたものを1つだけ教えてね。
指示3:自分の考えていたものと同じだったら座ります。まだ言われていないものがあったら立っています。


「~~があります。」
という答え方で答えさせる。
(おひさま,うさぎ,犬,くさむら など)

発問3:お日さまはどんなおひさまですか。


「~~~おひさまです。」
という答え方で答えさせる。
(きいろい,わらっている,あかるい など)

多くの子どもの手が挙がった。
何人かをまとめてあてて,あてた順にこたえさせる。
前の子どもと同じ意見でももちろんかまわない。笑顔で聞いていく。
1年生は発表したい子どもがたくさんいる。
できるだけ多くの子どもに発言させたい。

同じようにして,以下の発問をした。
絵を理解するなかで,詩の内容を理解させるためである。

・時間はいつか(朝)
・朝に出てくるお日さまのことをなんと言うか(あさひ)
挿絵と言葉をつなげながら、言葉の意味をおさえていく。

同様にして、
「いのうた」「うのうた」「えのうた」「おのうた」も
音読 → 挿絵と文から言葉の意味の理解
と活動する。

発問4:とっても楽しい歌だから、先生もつくりたくなっちゃいました。
あかるい あいさつ あいうえお
あかるい あかまつさん あいうえお
あかるい アイスクリーム あいうえお
他にも、できるかな?


あから始まる子どもの名前を入れると盛り上がる。
子どもからは、
・ありんこ
・あんこ
・あめだま
などいろいろ出てきた。
1年生は言葉集めの活動が大好きだ。

発問5:すごいね~!じゃあ、こっちの「あかるい」を変えられる人はいるかな?


ここで、子どもたちの活動が少し停滞した。
発問の意図が伝わらなかったようだ。
(次のように発問すると良かったかもしれない。
 みんなすごいね~!でも、こんどは む つ か し い よ。
 あかるい あいさつ のところ(指さしながら)二つとも作れる人?)
今回は、例を示した。

説明2:たとえば、「あまい あめだま」ってできるよね。


すると、「あまい アイスクリームも できるよ!」と言った子どもがあったので大いにほめた。さらに、「あまい あんこも!」と今まで出てきた言葉にくっつけて言い始めたので、「それもいいね!」と励ました。
すると、「ありんこ あるくよ」と言った子があり、オリジナルも出てきた。

指示4:じゃあ、自分の「あのうた」を書いてみましょう。


思いつかない子どもは、今まで出てきたもので好きなものを書いてもいいことにする。
ノートの使い方の指導はまだしていないので、プリントを用意した。
また、わからないひらがなのある子どももいるので、先生に聞くといいんだよ、とあらかじめ話しておいた。

子どもたちは、書けたら「先生、これでいい?」と見せに来る。
「すごい! 上手!」と大げさにほめながら、どんどん作らせた。

指示5:できたうたを発表してもらいます。


子どもが作った作品を板書して全員で復唱した。
さらに「おのうた」「うのうた」「いのうた」「えのうた」と作っていく中でやり方にも慣れ、どんどん面白い作品ができてきた。
ちなみに「お」「う」「「い」「え」の順は、易から難へと進めたいと考え、子どもたちの言葉集めの様子から判断した。
最後には、「あいうえおのうた 1ねんAくみバージョン」として作品集になった。

子どもたちの作品:

・おくれる おむかえ あいうえお
・おんぷが おどった あいうえお
・おんぷが おおきい あいうえお
・いるかと いのしし あいうえお
・いちごが いっぱい あいうえお
・ありんこ あそぶよ あいうえお
・うさぎが うくよ あいうえお
・おとすよ おとした あいうえお
・いちごが いっこ あいうえお
・うれしい うきうき あいうえお
・うがいを うじゃうじゃ あいうえお
・おじさんころんだ おっとっと あいうえお
・おそいありの おかいもの あいうえお
・おむすび おいしい あいうえお
・うさぎが うきうき あいうえお
・あかるい あんぱんまん あいうえお
・いるかが いるよ あいうえお
・いのしし いっぱい あいうえお
・あいすの あんぱん あいうえお
・おんぶするよ おんぶばった あいうえお
・おにぎり おとすよ あいうえお
・おじさんが おならした あいうえお
・あかちゃん あぶあぶ あいうえお
・いかが いないよ あいうえお
・おとうさん おこらないで あいうえお
・おばさん おこった あいうえお
・あくびを あああ あいうえお
・うにが うにうに あいうえお