Megreyszig

培風館のツルっとした表紙のクライツィグは技術者のための高等テクニック。

めぐみDVD 09

2006-06-25 20:26:44 | めぐみライブラリ
めぐみDVD 09

1.柳家権太楼 質屋庫
2.柳家権太楼 火焔太鼓
3.柳家権太楼 試し酒




権太楼祭です。
BS-i落語研究会が出演者を統一するのは、記憶の限りでは昨年桂吉朝師が亡くなられた時以外には無いと思うのですが、なんだか縁起が悪いような気もしないでもありません。

まだ何も観てないのでレビューは適当です。

1.柳家権太楼 質屋庫
質屋庫といえばこないだ当ブログでも紹介した桂歌丸師のやつがありますが、こちらは権太楼バージョンです。

2.柳家権太楼 火焔太鼓
火焔太鼓といえば寄席で誰かがやったような気もするのですが、誰だったでしょうか。

3.柳家権太楼 試し酒
試し酒といえばたぶん誰もやってません。なんとなくこの中ではこの噺が一番面白そうな感じでした。


というわけでこないだのピィースの収録は次のめぐみDVDへと繰越しになりましたが、当方腐敗氏の名誉を考えれば遅いほうがいいかもしれません。

めぐみDVD 08

2006-06-19 02:15:00 | めぐみライブラリ
めぐみDVD 08

春風亭小柳枝 中村仲蔵
林家たい平 紙屑屋
柳家甚語楼 堀の内
みのもんたの”さしのみ” 春風亭小朝
情熱大陸 立川談志



VideoStudioのバグのせいで、ご覧の通りメニュー画面でトップページ以外にフォントの変更が適用されないのがいつも気になる。
なぜかチャプター画面だと適用されるという中途半端っぷりも気に入らない。

言うことが談志みたいになってきたな。



さて、コメントを。


春風亭小柳枝 中村仲蔵

たしか歌舞伎の話。実話が基になっているのかどうかは知らないが、落語的には非常にでかい噺。まだ観てないのでコメントはできない。小柳枝師は日本の話芸のお得意さま。


林家たい平 紙屑屋

めぐみライブラリには既に1度や2度収録されていたはず。しかし今回が一番楽しそうにやっている。きっと得意なのだろう。この噺が得意な噺家というのも珍しい。


柳家甚語楼 堀の内

新真打。早稲田の法を出てるんだそうな。よっぽど落語が好きなんだろうな。


みのもんたの”さしのみ” 春風亭小朝

以前にも小朝は似たような番組で似たようなことを喋っていた。上手にみのもんたを見ないようにしながら小朝の話を聞いてみよう。


情熱大陸 立川談志

ほんの2,3時間前にあった番組。わざわざぺこが電話して教えてくれたが、案ずるなかれこちらに手抜かりは無い。録画予約は1週間前に済んでいる。
談志の天才ゆえの苦悩を描くことを目的に取材されたもののようだが、それが見えてくるのは最後だけ。ほぼ談志の日常を紹介するにとどまっていた。それだけでも貴重であることは確かだが。談志が白ブリーフ派であることとか。



この間の土曜にあった日本の話芸を実家に帰っていたために録画し損ねたのだが、出演が桂南光だったのだが誰か録画をしていないだろうか。

いないだろうな。

合法的に大学を休むに至る

2006-06-18 19:47:29 | Weblog
家族に不幸があったので水曜から実家に帰省していたのだが、70才や80才の親戚らと話をしてみて、彼ら高齢者は予想以上に話がおもしろいことがわかった。

たぶん話している内容はもう20年も30年も変わってはいないのだろうが、それだけに、磨かれた技術により話は巧みに展開され、まるで落語のように狙った場所でウケをとる。なんとも年の功とはあなどれないものである。


親戚の一人に顔が桂小文治(故人)に激似の人がいて、誰かに言いたくて堪らなかったが、言ったところで「また落語バカが始まった…」(俺は家族内でこうキャラづけられている)と俺の顔を気の毒そうに見るのことは目に見えていたので言わずにおいた。



ちなみに、今回の最大の不幸というか山場は、俺の学科に所属する親戚の教官が葬儀に列席することであったが、親戚一同の前で成績のことをバラされるというようなことはなく、個人的に呼び出されて「君の成績はすべてこちらに筒抜けである。もっと勉強をがんばりなさい」とお叱りを受けただけであったのでほっと胸を撫で下ろした。

成績は下から数えたほうが早いと言われたが、俺より下にまだ人がいたのだということがわかって却って安心などしてしまった。

紅の豚

2006-06-14 04:30:20 | Weblog
エロビデオの影武者としてついでに借りた紅の豚を観た。

物語の途中、ジーナが船から波止場へ飛ぶ際の跳躍力に仰天。



船の速度ベクトルをものともしない勇気はさすがアドリア海の飛行艇乗りたちが恋をするだけのことはある。

それにしてもジーナはなにやら空軍の暗号無線を傍受したり、そもそもお城みたいな島に住んでいたりと謎が多すぎる。戦前のイタリアはこういう謎婦人が多かったのだろうか。




あと、エンドロールのクレジットを見てまたびっくり。

工房のあのメガネオヤジの声優が桂三枝。

さすが三枝。昔から稼いでいたのだな。

めぐみDVD 07

2006-06-05 21:10:36 | めぐみライブラリ
めぐみDVD 07

柳家花緑 宮戸川
柳亭左龍 家見舞
桂歌丸 井戸の茶碗
桂米丸 りんご





歌丸が自分の年齢を忘れて長講がんばってます。
ぜひ観てあげましょう。

この番組の前身である「BSふれあいホールお楽しみ寄席」でも柳家権太楼が井戸の茶碗をやっていましたが、この番組のプロデューサーはこの噺が好きなのでしょうか?そういえば善人ばかり出てくるのでNHKの趣味にも合いそうです。

柳亭左龍の家見舞は風吹と一緒に観ていましたが、なかなかおもしろかったです。
「笑いがいちばん」ということで時間は短めですがそのぶんテンポがよくて飽きがきません。
一緒に真打になった柳家獅堂師匠がハンパないスタートダッシュをしているので、ぜひ彼に追いつくように精進を重ねてもらいたいものです。




さて保存局の仕事である箱部ライブラリのデジタル化ですが、まだ手をつけていなかったMP3もそろそろDVDになりそうです。

名前は 「本 - 148 笑福亭松鶴 一人酒盛り.mp3」 といった感じになりそうなので、お目当ての噺を探すのに一苦労といった心配はないと思います。

今年の夏は落語MP3を目一杯詰めたiPodを聴きながら落語の聖地を巡ってハァハァしてみてはいかがでしょうか。

世にも奇妙なテープ

2006-06-05 00:55:41 | Weblog
本学ライブラリ154のMP3編集を行っていて奇妙な現象に出くわした。

このテープはA面しか録音内容が書いていないので、B面はブランクなんだろうなと勝手に思っていたら、そうではなかった。







なぜかたくさんの落語のサゲの部分が録音されていた。






以下にその収録内容を順番どおり記す。





古今亭志ん生  幇間腹
(?)  (?)  (一膳飯屋がどうのというサゲだったが…)
古今亭志ん生?  厩火事
(?)  王子の狐
(?)  持参金
古今亭志ん生  火焔太鼓
古今亭志ん朝  御慶
(?)  蒟蒻問答
三遊亭遊三?  (?)  サゲ「花火屋だよ」「どおりでポンポンいいどおし」
古今亭志ん朝  (?)  サゲ「先生があっしんとこ引っ越してくんすよ」
(?)  死神
古今亭志ん生  芝浜
古今亭志ん朝  付き馬?
(?)  刻そば
(?)  富久?
古今亭志ん生  (?)  サゲ「どうして幽霊に似てるんだ」「始終おあしがありません」
古今亭志ん朝?  二番煎じ
柳家小三治  野晒し
三遊亭圓楽  (?)  サゲ「勝負は五分だ」「なあに、六分に見える」
三遊亭圓生  へっつい幽霊
(?)  (?)
先代の三遊亭金馬  (?)
三遊亭圓生?  (?)
(?)  片棒
立川談志  七福神?
柳家小さん?  (?)
(?)  阿弥陀ヶ池
(?)  無精床?
柳家小さん?  親子酒
柳家小三治  天災
柳家小三治  (?)
先代の三遊亭金馬  薮入り
(?)  青菜
柳家小さん  強情灸
桂小米朝?  稽古屋
柳家小三治  宿替え
三遊亭圓楽  たがや
三遊亭圓楽  町内の若い衆
三遊亭圓楽  崇徳院
(?)  お見立て
古今亭志ん朝  子は鎹
(?)  寝床



以上、計41題。





こ、これは一体…





過去に落研内で「これが誰の何という噺か当てよう」ゲームでも流行ったのだろうか?



もしそうだとしたら、なんというどマニアなゲームか。


このテープを嬉々として作成している落研人の姿など、もはやモザイクものであろう。


落研というのは非常に危険な世界かもしれないと今に至って感じるばかりである。


このテープを作った人の多幸を祈る。






ところで、このテープはこれで終わりではなかった。



恐らくは当時現役の落研人の短い音声が録音されていた。



その音声とは…




「パ~ラッパッパ~♪みなさんこんばんは。連想ゲームの時間です」




この一言だけである。



これがそれをMP3にしたもの)



深夜に編集していて、ものすごく怖くなった。

FUCK THA POLICE (NWA)

2006-06-03 07:14:41 | Weblog
バイトに行く途中で一方通行に気づかず、警察に切符を切られる。

罰金5千円。

これから行くバイトで稼ぐお金も5千円。





この気持ちは……




そうだ。




なにひとつわからない試験問題を前に残り1時間半を教室内で過ごさねばならないとわかったときの気持ち…。



あれに似ている。