奈良訪問リハネットワーク設立親睦会から1週間後の2月2日(土)。大阪医専で開催されたPT協会主催の業務推進セミナーに参加しました。以下のような2部構成で、今後の在宅リハについて先生方が熱く講演されました。
【第1部】
『わが国における在宅リハビリテーションの将来像~次期介護保険改定から見える「医療」と「介護」の連携~』
初台リハビリテーション病院理事長 石川 誠先生
→ 昨年10月に開催された「リハ・ケア大会2007さいたま」で提案された高齢者リハビリテーション医療のグランドデザインを挙げ、在宅リハビリテーションセンター案や在宅リハビリテーションの現状と課題をリハ医の視点から解説されていました。
【第2部】
『訪問リハビリテーションの現状と今後の課題~訪問リハビリテーションの充実に向け、今、理学療法士の資質に求められるもの~』
初台リハビリテーション病院理学療法士 伊藤 隆夫先生
→ 全国訪問リハビリテーション研究会会長の伊藤先生からは、事例も交えながら訪問リハビリテーションの現状と課題、管理運営面についても言及されていました。
(印象記) 石川・伊藤両先生もおっしゃっていましたが、訪問リハビリの教育研修体制がまだまだ未整備であり、他職種への啓発も不十分な事から、今現在従事している我々訪問リハスタッフがネットワークを介して資質向上に取り組んでいく必要を改めて感じたセミナーでした。