7/19-20の2日間、近畿圏を中心に30名程の参加者を集めて「生活を支える訪問リハ基礎研修会」が地元奈良で開催された。リハビリテーションに携わる専門職としてだけでなく、医療従事者として、さらには社会人としての心構え・姿勢を再認識した内容であった。更には治療者としてのセラピスト資質に加え、コーディネーターの資質の必要性を痛感した内容でもあった。
班ごとでのグループワークや話合う機会もあり、懇親会以外でも参加者同士が繋がりを持てる研修会で非常によかったです。参加者の皆様本当にお疲れ様でした。
『これからの在宅リハ・ケア~訪問リハビリテーションの実践と課題~』
開催日時:平成20年2月24日(日)
会場:京都リサーチパーク
基調講演「訪問リハへの期待と連携」
石川 誠 氏(初台リハビリテーション病院 理事長)
シンポジウム「訪問リハの実践と課題~専門性を活かすために~」
PT 松井 一人 氏(ほっとリハビリシステムズ)
OT 宇田 薫 氏(おもと会 大浜第一病院)
ST 山口 勝也 氏(在宅総合ケアセンターたいとう診療所)
CM 川添 チエミ 氏(嵯峨野病院 居宅介護支援事業所)
(印象記)
奈良訪問リハネットワーク設立親睦会から1週間後の2月2日(土)。大阪医専で開催されたPT協会主催の業務推進セミナーに参加しました。以下のような2部構成で、今後の在宅リハについて先生方が熱く講演されました。
【第1部】
『わが国における在宅リハビリテーションの将来像~次期介護保険改定から見える「医療」と「介護」の連携~』
初台リハビリテーション病院理事長 石川 誠先生
→ 昨年10月に開催された「リハ・ケア大会2007さいたま」で提案された高齢者リハビリテーション医療のグランドデザインを挙げ、在宅リハビリテーションセンター案や在宅リハビリテーションの現状と課題をリハ医の視点から解説されていました。
【第2部】
『訪問リハビリテーションの現状と今後の課題~訪問リハビリテーションの充実に向け、今、理学療法士の資質に求められるもの~』
初台リハビリテーション病院理学療法士 伊藤 隆夫先生
→ 全国訪問リハビリテーション研究会会長の伊藤先生からは、事例も交えながら訪問リハビリテーションの現状と課題、管理運営面についても言及されていました。
(印象記) 石川・伊藤両先生もおっしゃっていましたが、訪問リハビリの教育研修体制がまだまだ未整備であり、他職種への啓発も不十分な事から、今現在従事している我々訪問リハスタッフがネットワークを介して資質向上に取り組んでいく必要を改めて感じたセミナーでした。